トリックルーム。 トリックルーム (場の状態)

トリパ考察

トリックルーム

「おっ、そのサンダル、カッコイイじゃん。 あぁ、走らないでね。 ホコリが舞うから」 黄緑色のクロックスを褒められた。 お気に入りのサンダルだった。 先月ここに来たときも、ちょうど雨が降っていたし履いてきた気がするのだが。 それに、言われなくたって走るつもりは無い。 入口の鉄扉を開けたら下へ続く長い螺旋階段だ。 靴下を履いているから滑って脱げたりはしないだろうが、こんなところで落ちて死んだりしたら、誰にも知られることなく埋葬されるだろう。 それはそれで構わないが、絶対に店主に笑われる。 それだけは死んでも嫌だった。 「久しぶりだね。 嫌になっちゃうよね、最近」 顔の上半分を包帯のような白い布で覆った怪しい男が、螺旋階段を降りきったフロアの奥で待つ。 あらわになった顔の下半分、怪しいにやけた口から八重歯が見えた。 マスクをしろ。 マスクを。 目隠しをしてどうする。 この男がこの店の主人。 諸悪の根源だ。 「僕にとっては普通、だよ」 店内は相変わらず、閑古鳥が鳴いていた。 彼が座るテーブルには漫画がどっさり置いてある。 営業中に読む暇つぶしの本だろう。 店内に並ぶのは漫画雑誌、食料品、生活用品、衣類、文房具。 何も知らない人たちから見れば、ここはいたって普通の雑貨店だ。 「ここに来ている時点で大分異常だよ、 怠 ( The ) 惰 ( Sabotage )」 「お前がいうなよ、 最 ( The ) 強 ( Strongest )。 入荷してる?」 「あぁ、ちょうど今月入ったばかりのやつ、行っとく?」 テーブルの漫画雑誌の中から一冊抜き出して、フリスビーのように投げて寄越したそれは、薄い本だった。 パラパラと中を見てみると、それは小説のようだ。 表紙には『サンダルでダッシュ!』と書いてあった。 「君がサンダルを履いてきた時、運命かと思ったね」 「あぁ、だからか」店内で売られていたサンダルをいくつか見やる。 僕が履いているクロックスの形にそっくりのものもあった。 どこにでもある普通のサンダルにしか見えない。 入店した時に「サンダルで走るな」と言われても第一、階段で走るわけがない。 不自然な言葉だなと思っていたのはこれが元ネタだったのか。 サンダルでダッシュ!、ねぇ。 「それにしても、 題名 ( タイトル )、どうにかならなかったのか」 「読めばわかるさ。 極上の謎だ」 「ふうん」 「君にはわからないかな。 いくつもの謎を解いては去っていく、難攻不落の君が膝をつくところを見たいと、ここ最近、作家たちは良作を生み出し続けているんだぜ。 おかげで俺も、儲けさせてもらってる。 ありがとな」 店主は歯並びのいい白い歯を見せて笑う。 「いつも通り、謎が解けたら金を貰う」 雑談を切り上げる。 僕は彼の友人ではなく、客だ。 「あぁ。 お手上げなら1,000万円、払ってくれよ」 「解けなきゃ、な」 僕は腰のホルスターから銃を取り出し、店主の頭に銃口を押し当て、銃弾を打ち込んだ。 サイレンサー付きだ。 いくら地下であろうとも、郊外で銃をぶっ放したらさすがにバレる。 パシュっと気の抜けるような音と共に、にやけ笑いの男は後ろの壁に打ち付けられた。 壁に倒れたときの音の方が銃の発砲音よりも大きい。 椅子から崩れ落ちた店主は、呻き声を上げて、立ち上がり、腰をさする。 「この受注方法、どうにかなんないの?」 銃口から白く昇る煙。 本物の銃を持ったことはないが、この銃もなかなかに重い。 この銃から発射された銃弾には固有のマークがつく。 店主に弾を打ち込むことで、謎への挑戦が受理されるシステムだ。 「そうだね。 椅子の後ろにクッションマットでも置いておこうかな」 「いや、そういうことじゃなく」 店主の頭には、穴ひとつ空いていないし、傷ひとつついていない。 店主が作り出した「 最強の意図 ( ストロンゲストストリング )」を使用した特殊縫合包帯『 完全包囲 ( ビッグバンデージ )』を巻いているためらしい。 ゼロ距離で撃った弾が貫通しないなんて、相当頭おかしい代物だ。 当然この包帯も、この店で売っている。 「じゃ、毎度あり。 またのお越しを」 「いや、短編みたいだし、ここで読ませてもらうよ」 僕は店主とはなるべく距離をとって、離れた椅子に腰をかけた。 表紙にはさっき見た時と同じ『サンダルでダッシュ!』と書いてあった。 さぁて、極上の謎とやら。 いただきますか。 早速、ページをめくった。

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【ポケモン剣盾】トリックルームを使いこなすために

トリックルーム

ダイジェットで加速する抜きエース ポケモンソード・シールド発売当初から、対戦環境で猛威を奮い続けている。 「トゲキッス」や「ギャラドス」などのダイジェット抜きエース。 今作の最も代表的な戦法の中の一つと言ってよいでしょう。 一度加速を始めたら、上から殴られ続けてしまうので、止めるのは至難の技です。 トリックルーム「ミミッキュ」で切り返せ そこで「ばけのかわ」による行動保証があってトリックルームを持つミミッキュはかなり有用な切り返し手段です。 今回はこのトリルミミッキュについて紹介します。 トリルミミッキュミラーになったときにトリルがあったら「ゆうかん」の方が「かげうち」で先に「ばけのかわ」剥がせるし、トリルが張られていなければ、「いじっぱり」のほうが先に「ばけのかわ」を剥がせます。 努力値 ABミミッキュがオススメ 攻撃252 防御252 HP4 ABミミッキュと呼ばれる物理防御に特化させたミミッキュです。 HP252振りより、防御振りの方が様々な敵に対面から勝つことができます。 持ち物:「たつじんのおび」 抜群技のダメージが1. 2倍になる。 リスクなしで抜群技のダメージを増やす。 「いのちのたま」と同じように打ち分けが可能です。 「ドラパルト」や「ミミッキュ」「ギルガルド ブレードフォルム 」に「かげうち」で確定2発をとれるようになる。 技構成 「トリックルーム」 コンセプトになる技。 後続のエースが暴れられるように放ち、そして速やかに退場するのがセオリーだが、相手の戦術次第ではそのままミミッキュで暴れることもある。 「のろい」 自主退場技。 トリックルーム後に先制で打ち、うまく相手に落として貰えば、トリルターンを充分に残したまま、後続のエースに繋げられる。 「じゃれつく」 フェアリー打点 威力90 命中90 攻撃特化して「たつじんのおび」を持たせることで、ドラゴンタイプや悪タイプを軒並み役割にする。 環境のドラゴンタイプは、ほぼ一撃で落とせるくらい火力が出る。 「かげうち」 ゴースト技打点 威力40 命中100 先制技。 技の威力は低いが、攻撃特化と「たつじんのおび」でかなりの火力が出る。 トリルミミッキュの対戦動画.

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第1話 トリックルーム

トリックルーム

こんにちは。 さかまたナギです。 ダブルバトルで重要な要素の1つが「行動順の操作」です。 シングルバトルと違って1チームで2体が動くので、行動順がシングルバトル以上に勝敗に大きく左右します。 詳しいことは稿を改めることとしてここでは深入りしないけれど、 ダブルバトルをやっていると「行動順の操作」としてよく見かけるのが「トリックルーム」を軸に用いたパーティです。 「トリックルーム」パーティは、努力値をすばやさに割く必要がないため、その分を耐久に回すことが可能となります。 そのうえ「トリックルーム」で行動順もはやくなるので、高い制圧力をもってゲームを進めることができるのが特徴です。 無策ではまちがいなく負けるので、対策は必須レベル。 序: 「トリックルーム」パーティであることを見抜く 慣れてる人には当たり前のことですが、「トリックルーム」を軸にしたパーティであるかどうかを見抜くことが最初のカギとなります。 これは比較的簡単です。 「トリックルーム」を使えるポケモンは限られているうえに、攻撃役としてドサイドン、バンバドロ、カビゴン、コータス、ブリムオンなどの鈍足ポケモンがたくさん組み込まれているからです。 >参考: 相手がトリル軸であると見抜くことができたとして、どんな対策がありうるか。 以下で順番に見ていくことにします。 対策1: そもそも「トリックルーム」を張らせない 最初の対策として紹介したいのは、そもそも「トリックルーム」を張らせないことです。 「トリックルーム」できるポケモンは限られているので、起動役を見抜くことはそれほど難しくありません。 そして「トリックルーム」できるポケモンの多くは「ゴースト」「悪」タイプの技が抜群で通るので、そういった技で圧力をかけていくのが1つの対策となりえます。 ドラパルト、バンギラス、ジュラルドンなどで集中攻撃をすることで、倒し切ることも不可能ではないでしょう。 「ねむりごな」「キノコのほうし」で眠らせたり、「ねこだまし」でひるませたりすることが、これに該当します。 ややテクい動きとして「このゆびとまれ」「いかりのこな」の上から「ねこだまし」をしておいて、続けて起動役に「ちょうはつ」をするのは1つの回答となっているといえるでしょう。 また、最初からこれを狙うべきではないけれど、苦し紛れに「エアスラッシュ」「いわなだれ」などを重ねることで「トリックルーム」起動役をひるませるのも手段の1つです。 成功すればラッキーぐらい、重ねがけすればワンチャンぐらいはあります。 「ちょうはつ」の場合は、3ターン以内に起動役を倒し切ることが必要になるのと、道具「メンタルハーブ」や特性「アロマベール」に対して無力なことに留意すべきでしょう。 「ふういん」の場合は、「ふういん」役のポケモンが退場するまえに「トリックルーム」起動役を倒さなくてはならない点に留意すべきでしょう。 相手は血眼になって「ふういん」役のポケモンを倒しにきます。 「トリックルーム」前提のパーティが相手には、「トリックルーム」さえ封じればあとは上からひたすら殴り続ければ勝ち…みたいなイージーゲームを狙いやすくなります。 トリックルームの優先度は「-7」なので、「ほえる」「ふきとばし」「ドラゴンテール」「ともえなげ」といった優先度「-6」の技は「トリックルーム」よりも先に発動させることができます。 1つ目の弱点は、こういった対策は相手側が織り込み済みのことも多いということ。 特に鈍足ポケモンでかためられた「トリックルーム」前提で動いてくる相手の場合、相手も当然ながら「トリックルーム」起動役を守ろうと策を尽くしてきます。 ガチガチのトリパであれば、「このゆびとまれ」「いかりのこな」「サイドチェンジ」「ナモのみ」など、あの手この手で「トリックルーム」対策の対策をしてきます。 対策1 のもう1つの弱点は、相手が必ず初手から「トリックルーム」展開をしてくるとは限らないことです。 ここで紹介した対策1 は「トリックルーム」を展開させないことを主眼としており、「トリックルーム」が展開されてしまった場合の対処ではないことに注意してほしいです。 たとえば中速ポケモンでかためておいて、相手によって「トリックルーム」するかどうかをかえていく、いわゆる「スイッチトリパ」のようなパーティに出くわした場合などを考えてみましょう。 「トリックルーム」展開の可能性があると見抜けたとしても、必ず先発から「トリックルーム」展開でくるかわからないのです。 例: フシギバナ、コータス、ミミッキュ、カビゴン、トゲキッス、ドラパルト 上の例で言えば、先発キッスカビゴンで「このゆびとまれ」「はらだいこ」を決められて、こちらのトリル対策のポケモンが倒されてしまい、後発でトリックルームを軸にコータスが暴れる…といった展開も考えられます。 また、フシギバナ、コータス、ドラパルト、トゲキッスという非トリル選出をしてくる可能性も十分ありえます。 総じてスイッチトリパの場合は、相手の選出に依存する部分が大きく、必ず「トリックルーム」されるとは限らない(=先発のトリル対策が空振りに終わるかもしれない)ことは念頭に置いておきましょう。 対策2: 「トリックルーム」を返す 「トリックルーム」状態のときに「トリックルーム」を使うと、場がもとに戻る(行動順がすばやさ順の通りとなる)ので、これも対策の1つとなりえます。 「トリックルーム読みトリックルーム」が外れた場合は、こちらからわざわざ「トリックルーム」をプレゼントしたことになってしまいます。 ハイリスク・ハイリターン。 かといって、相手に「トリックルーム」をゆるした後にこちらが「トリックルーム」をすることになると、少なくとも1ターンは「トリックルーム」状態で相手の攻撃を凌がなければなりません。 サマヨール、ドータクン、ゴチルゼル、皮の残ったミミッキュなど、行動する前に倒されにくいポケモンでこの対策を取ることが求められます。 「トリックルーム」をピン挿しするだけ(技スペ1つだけで実現可能)なので、こちらも比較的スタンパにも採用しやすいトリル対策と言えるでしょう。 とはいえ、この対策はほぼ「いたずらごころ」持ちに限定されてしまうため、「アンコール」するのがバレやすいのが難点です。 たとえば「トリックルーム」起動役を交換されたり、「てだすけ」「まもる」「サイドチェンジ」のような優先度の高い技を「アンコール」より先に使われてしまうと、「トリックルーム」を「アンコール」することに失敗してしまいます。 また、こちらも対策1と同様の弱点(「このゆびとまれ」などでこちらの「アンコール」を妨害される可能性がある)ことには注意したいです。 対策3: 有効打を打たせない 「トリックルーム」対策として最もよく採用されるのがこちらでしょう。 相手に「トリックルーム」されることを受け入れつつ、その中でうまく立ち回っていくことも立派なトリル対策の1つといえます。 しかも「トリックルーム」を起動したターンも5ターンの中に含まれるので、「トリックルーム」の影響を受けるのは実質的に4ターンだけです。 そこで、「トリックルーム」の「ターンを枯らす」というのが1つの方法として考えられます。 たくさんあるので、以下に例示しておきましょう。 しかし、行動順が逆転するのは同一優先度内における技に限られるので、優先度の高い技は、かわらず先制して出すことができます。 他にも、トリルアタッカーに対して「こうこうのしっぽ」を「すりかえ」「トリック」で押しつけるなど、「トリックルーム」中であっても相手の行動順をいじる方法は残されています。 スタンパにも1-2体ほど鈍足のポケモンを仕込んでおくことで最低限の対処が可能となります。 たとえば、2017年世界大会優勝のバルドルさんが、2020年に開催された World Champion Invitational という大会で「くろいてっきゅう」持ちのダダリンを入れて「トリックルーム」対策をしていたのは、かなり驚かされた試合でした。 ダブル勢はぜひ一読を。 対トリル選出に使えるポケモンとしては、ドサイドン、ローブシン、コータス、カビゴン…といった、スタンパにも比較的組み込みやすい鈍足ポケモンを探すことになります。 「トリックルーム」パーティは少なくないので、トリル軸のパーティとあたったときの選出は事前に考えておけるといいですね。 構築段階での対策と、立ち回りでの対策と、2つに分けて考えておこう! 以上、トリックルーム対策を列挙してきました(抜け漏れあったらコメント欄で教えてください)。 ということで、おさらいです。 「対トリル選出をする」「トリックルームという技を封じる」などは構築段階である程度準備しておかなければなりませんが、「起動役を倒す」「ターンを枯らす」などはどちらかと言うと立ち回りでの対策と言えそうです。 どちらか一方では十分ではなく、両方の対処が求められます。 それから、 対策1(そもそも「トリックルーム」を起動させない対策)だけでは不十分なことが多いので、対策2や対策3(「トリックルーム」を起動されたときの対策)も併用できるといいです。 例示するとこんな感じでしょうか。 ふういんトリルの例: 「ふういん」役のブルンゲルを、トゲキッスの「このゆびとまれ」で守り続ける 晴れパの例: ヤミラミの「ねこだまし」で「このゆびとまれ」を封じつつ、フシギバナの「ねむりごな」でトリル起動役を眠らせる スタンパ例1: 「すじがねいり」ジュラルドンの手助け珠「ダイアーク」で、トリル起動役のサマヨールを倒す スタンパの例2: ガオガエンの「いかく」「バークアウト」「すてゼリフ」や、ドラパルトの「ダイドラグーン」や、エルフーンの「あまえる」で相手の火力を削ぎながらターンを枯らす スタンパの例3: トゲキッスの「このゆびとまれ」で相手の「ダイアース」を吸って透かす 「トリックルーム」パーティは、起動役をサポートするポケモンが置かれていることが多いです。 したがって起動役単体で仮想敵を考えるだけでは不十分であり、隣りにいるポケモンも込みで対策を考えておきましょう。 トリル対策をパーティに仕込んでいても、選出や立ち回りで失敗することもあると思いますが、失敗を繰り返すことでトリル対策がだんだん上手になってきますよ! 今回紹介した ダブルバトルでの重要な技と特性の逆引きリストについては、すでにまとめておきました〜。

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