月 に 溺れる かぐや 姫。 かぐや姫の物語の罪と罰とは?姫の正体と地球へ来た理由を考察

竹取物語

月 に 溺れる かぐや 姫

[注意]このエントリーは「かぐや姫の物語」の重大なネタバレに触れています。 今回は高畑勲監督の遺作となった「かぐや姫の物語」の「姫の犯した罪と罰。 コピーと本編の関係 「ジブリの仲間たち」という本によるとこのキャッチコピーはスタジオジブリのプロデューサーである鈴木敏夫が本作の企画書を読みながら「罪と罰」という言葉が浮かび「姫の犯した」というフレーズと合わせればインパクトのある言葉になると考えついたキャッチコピーです。 しかし高畑勲監督はこのコピーに反対します。 理由は当初の企画では「罪と罰」をテーマにする予定だったが、製作を続けるうちにこのテーマは上手くいかなかったからという理由でした。 しかし鈴木さんはこのコピーでポスターや予告編を作り出します。 すると高畑勲監督は宣伝と内容が一致しない事に不安を覚え本編の内容を変え始めたと書かれています。 つまり最初に企画してたテーマを諦めたが、その最初のテーマをベースにしたコピーに合わせるために最初のテーマに戻したのです。 鈴木さんのやり方はいつもメチャクチャだけど結果論作品にプラスになっているので心底感心します。 憧れ かぐや姫は月の住人ですが、地球に憧れます。 月で地球に憧れる行為は汚らわしいことなのでかぐや姫は罰として地球に月の記憶を無くした状態で墜とされます。 そこで自然に触れて楽しく生きます。 時には他人の作物を盗んだり、動物の命を奪いながら…• 絶望 翁は竹の中からお金が出てきたことでかぐや姫は都の姫になるべきと山から出ます。 かぐや姫は大きなお屋敷で大はしゃぎすると、とても怒られたのでヘコみます。 さらに祝いの席で悪口を言われ、逃げ出します。 月がとても美しく象徴的に描かれているのも地球の汚れとの対比に捉えられて残酷だ。 このシーンは特報段階では叩かれまくってたけど、かぐや姫の気持ちの暴走を描いた名シーンの1つだ。 かぐや姫は桜を見て大喜びで、桜と共に踊ります。 しかし桜に夢中で踊っているかぐや姫とぶつかった子供の親に土下座されます。 彼女の心は壊れ始めます。 彼女は自分の庭に昔住んでいた山を再現します。 この庭を見ると彼女の心は落ち着きます。 しかしこの庭は完全に彼女の闇を表しています。 彼女に言い寄る求婚相手は綺麗事を言うだけの口先野郎で相手の見た目で判断する女泣かせの男でした。 かぐや姫は人間の汚れに触れ続けます。 その上自分の為に一番真剣に頑張ってくれた人は自分の無理難題のせいで命を落としてしまいます。 かぐや姫はショックを受けて自分の山を再現した庭を「偽物!偽物!全部偽物!」と泣き叫びながら壊していきます。 彼女の心は完全に壊れます。 その後かぐや姫は好きでもない帝に強引に抱きつかれ、自分と結婚することが一番な幸せと説かれます。 彼女の心は限界を迎え、月に助けを求めてしまいます。 つまり彼女は憧れていた世界の汚れの部分に触れ過ぎたことで絶望をしてしまい地球で生きることを辞めたくなったのです。 これは人間にとして生きることを辞めることを望んでしまったことを意味します。 そして憧れの地で過ごさせ、その汚れに触れさせることでその地へ絶望させることが月からの罰だったのです。 受け入れ 人間に絶望したかぐや姫は月に助けを求めてしまいますが、記憶が戻ることで何故地球に憧れたのかを思い出します。 彼女が地球に憧れた理由は月には無い鳥や獣、草・木・花と触れ合い切磋琢磨することこそ「生きる喜び」だと感じ憧れたのです。 そして彼女は人間の汚れである辛い部分も含めて「生きる喜び」として受け入れて地球で生きることを再び望みます。 死 そんなかぐや姫の気持ちは関係なく月からのお迎えはやってきます。 このお迎えは「阿弥陀二十五菩薩来迎図」をモチーフしています。 「阿弥陀二十五菩薩来迎図」とは仏教で臨終の際にあの世から迎えに来る25人の菩薩です。 つまり月の世界は死後の世界であり、月に帰ることは人間としての「死」を意味します。 人間たちはかぐや姫を守るために戦おうとしますが弓矢は花に変えられてしまい、兵士たちは皆眠らされてしまいます。 この描写はとても愉快な音楽が流れながら行われるため「ふざけたシーンだ!」と怒ってる人もいるようですが、月の住人からするとそれだけ人間は取るに足らない存在であることと、絶対的に避けられない死を描いているとても悲しいシーンです。 元が月の住人であるかぐや姫はその力に逆らえないことを知っているため、お迎えに抵抗することなく全てを諦めてしまった哀しい目をしながら月の住人に連れ去られてしまいます。 「月の羽衣」を纏うと地球での記憶を全て消えてしまいます。 つまり彼女は地球に憧れたことも地球での楽しい思い出も辛い思い出も、汚れも受け入れ再び地球で生きたいと思った気持ちも全て忘れてしまいます。 そしてかぐや姫は月に帰る 人間としての人生を終えて 物語は幕を閉じます。 これはかぐや姫という特殊な人生でなく誰の人生にも当てはまることです。 過去の選択を後悔し、憧れてた世界の汚れを知り、時には死を望んでしまう程絶望する… そんな人間は多いと思いますが、それでもその汚れを受け入れ、やり直せるチャンスがあるならそれは「生きる喜び」なのかなと考えさせられました。 ラストで記憶を失ったかぐや姫が宇宙から地球を見て理由も分からず何故か涙を流す姿はとても悲しい… これからかぐや姫が月から地球をみる度に意味も分からず涙を流し続けるのかと思うと不憫でしか無く、これ以上の罰ば無いだろう。 これは月側が想定している以上のダメージを与えることになっている。 果たして本当に悩みも苦しみも無い世界が幸せなのか?かぐや姫が見つけた「生きる喜び」はそこには無くかぐや姫本人も既に忘れている… ちなみ本作は「金曜ロードshow!」でテレビ初放送された際のエンドクレジットは劇場版のものと異なり今までのかぐや姫の人生を振り返るダイジェストが付いている。 これは彼女に幸せになって欲しかったと強く思わせてくれるし、「人間として生まれ死んでいくまでの物語」だったということが暗示されるので本編の黒バックのエンドクレジットより好き。 個人的にはかぐや姫が最後に見た走馬灯だと解釈してる。 まぁ、走馬灯なんて見る暇なく月の羽衣被せられてたけどね… 再度繰り返しますが、既に地球で過ごしたエンドクレジットの様な思い出はかぐや姫には既にありません。 これがまた悲しい… [注意]ここから下は「風立ちぬ」のネタバレに触れてまいます。 「かぐや姫の物語」は宮崎駿監督の「風立ちぬ」と同じ2013年公開作品だ。 「風立ちぬ」のラストは人生を賭けて美しい飛行機を作ろうとした主人公の作った飛行機 零戦 は戦争の道具として使われて1機も帰ってこなかったことが語られる。 さらにその美しい飛行機を一番見せたかった妻は既にこの世を去っていた。 そのため主人公はカプローニからの「君の10年はどうだった?」と問いに「散々だった」と答える。 彼には最早これから先を生きる理由はなかった。 そんな絶望の中でも彼は生きなくてはならなかった。 どんな辛い中でも… これは「かぐや姫の物語」は真逆のラストだ。 しかしどちらも観た人には強く「生きたい」と思わせる共通のラストに解釈できる。 個人的には「風立ちぬ」のラストのが好きだ。 「風立ちぬ」については下リンクで書いてるので興味があったら読んで欲しい。

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かぐや姫の物語のその後は死亡した?月に帰る理由や最後伝えたかったことは?

月 に 溺れる かぐや 姫

かぐや姫のその後は? かぐや姫のラストシーンは最後月の使者に連れてかれてしまい幕を閉じましたが、 その後については触れていませんでした。 一体かぐや姫は月に帰った後どうなのでしょう。 記憶は? 記憶自体はなくなりました。 しかし、わらべ唄と地球のことは脳裏に焼き付いています。 なので振り返るときに涙を流していますね。 言ってしまえばこれがかぐや姫の罰とういことですね。 なのでその後は新しい記憶で感情もないまま生きてくことがわかります。 死亡した? 月に帰ってから死亡するといったことはありません。 ですが正直言って月に帰るのは死後の世界に行くのと同じようにも感じます。 「かぐや姫の物語」は死と仏教の色が大変強いものとなっています。 最後のシーンなんかは記憶がなくなりますし帰ることを免れなかったので死を象徴しているようにも思えました。 仏教の考え方は、現世は汚いものを自分から煩悩を断ち切ることができれば極楽浄土に転生できるというものです。 かぐや姫の物語もストーリーとしてはこれに沿っている部分があります。 なのでかぐや姫の物語のテーマとしては「死」と「仏教」なのだと思われます。 結局どうなる? 結局どうなるのかといった答えですが、 正直なところ原作にもその後は語られていないので情報はありませんでした…。 しかし、自分の想像で考えて良いものだと思われます。 竹取物語とかぐや姫の物語は結構考えさせながらのストーリー展開だと思うのでどのようになるかは想像するのが一番いいかもしれません。 月に帰る理由は? 作品を視聴しただけだと月に帰る理由は何だったのかイマイチわからないですよね。 かぐや姫はもともと月にいたわけですが地球に憧れを持ってしまったことがバレてしまい月の死者から「地球の穢れを思いしってこい」とのことで地球に行くことになります。 そして地球で暮らしていく中で人間の醜さや穢れさをまんまと堪能しました。 翁には娘ではなくものとして扱われたり、顔もしらない男から求婚を求められたりと散々な目にあいました。 そんなこんなでかぐや姫は「月へ帰りたい」と願ってしまい、月の使者はほら見ろと言わんばかりにかぐや姫を迎えに来ました。 なので月に帰った理由としては、 かぐや姫が一瞬でも月に帰りたいと思ったことがきっかけなんですね。 さらになぜかぐや姫が月に帰ることをしっていたかというと、 罪の期限を知っていたからですね。 月に帰るきっかけとしてはかぐや姫が帰りたいと思ったとことから始まりましたが、どのみち罰の期限は満月の夜と知っていたのです。 最後伝えたかったこととは? かぐや姫の物語は難しいので正直何を伝えたいのかがわかりません。 さらに子供にわかりやすいように作られていないのです。 では何を伝えたかったのでしょう。 ・いろんな感情があるからこそ思いやることも出来るし生きる実感を得ることができる ・精一杯生きることはとても尊く素晴らしいこと ・今生きていること時代に感謝をし、この世にいられる時間を大切にしよう といったことを伝えたいのかと思いました。 生きることの大切や感情など様々な部分でとても考えさせられる作品なのではないでしょうか。 個人的にはかなり奥深い作品で生命の美しさ、醜さ、悲しさや喜怒哀楽を巧みな表現法でまとめていてとても素晴らしいと感じました。 まとめ ・月に帰った後は死亡しない ・伝えたかったことは「生きる」ことの大切さ 最後まで読んでいただき、ありがとうございました!.

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かぐや姫の物語の罪と罰とは?姫の正体と地球へ来た理由を考察

月 に 溺れる かぐや 姫

H-IIAロケット13号機による「かぐや」の打ち上げ 所属 JAXA 主製造業者 公式ページ 32054 状態 運用終了 目的 月の周回観測 観測対象 計画の期間 約1年間 設計寿命 1年1ヶ月 13号機 打上げ日時 10時31分01秒 軌道投入日 2007年 最接近日 (衝突) 運用終了日 2009年6月11日 物理的特長 本体寸法 2. 1 m x 2. 1 m x 4. 8 m 主衛星 : 2,914 kg(打上げ時) リレー衛星 : 53 kg VRAD衛星 : 53 kg 発生電力 3. 5 kW(最大) 3. この衛星を利用したは SELENE Project( セレーネ計画)と呼ばれ、 NASA の以降、最大の月探査計画とされる(日本初の月探査は1990年打ち上げの)。 主衛星と2機の子衛星で構成され、14種類の観測機器を搭載していた。 「かぐや」の愛称は、JAXAの行った一般公募によって決定された。 後に子衛星2機にも愛称がつけられ、リレー衛星は「おきな」 OKINA 、VRAD衛星は「おうな」 OUNA と命名された。 それぞれ、の中で月へと帰るかぐや姫と、育ての親の翁(おきな)、嫗(おうな)にちなむ。 当初は8月16日に打上げが予定されていたが、の取り付けミスや天候悪化などのため9月14日に延期された。 打ち上げ後は順調に飛行を続け、予定通りにに入り、2機の子衛星を分離後に月面から高度100kmの月周回観測軌道に投入された。 かぐやはその後の()・()・()と続く一連の月探査機群の先陣を切るプロジェクトとなった。 はもともとアジアでは日本が大きく先行していた分野だったが、すでに中国が米ロに次ぐ宇宙大国と認識されていた当時、かぐやは日本が中国に追い付くものとして日本国外メディアからも注目された。 2009年6月に月面に制御落下させられるまで、約1年半にわたり月を周回しながら様々な観測を行った。 のカメラを搭載し、 かぐやの周回に伴って月に隠れていた地球が見えてくる「(アース・ライズ)」なども撮影されている。 目的 [ ] 月の起源と進化を解明するためと将来の月の利用のため、さまざまな観測をすることを目的としている。 同時に周回衛星に搭載された観測機器で、、、などの月周辺空間の環境・計測を行った。 将来的には、による月面着陸の構想もある。 主衛星による主な観測項目 [ ]• 表面付近の地下構造• 磁気異常• 重力場の観測 VRAD衛星による主な観測項目 [ ]• 機器概要 [ ] リレー衛星(おきな)をRstar、VRAD衛星(おうな)をVstarと呼称する。 両者は軽量化のために装置やを搭載しないため、主衛星からの分離時の姿勢とスピンが重要な開発研究の要点として進められた。 主衛星 [ ]• 縦・横: 2. 1 m• 高さ: 4. 2 m(上部モジュール: 2. 8 m、下部モジュール: 1. 2 m)• 重さ: 1. 6トン• 月表面の画像撮影のために、高信頼性ハイビジョン Hi-Vison カメラを搭載。 その他、月の物理学・測地学探査に重要な観測機器を搭載。 観測機器の安定のため、スラスターモータ及び3軸加速度計による3軸安定による制御を実施。 リレー衛星(おきな) [ ] を持つ八角柱の形をした直径1m、高さ0. 65mの小型衛星。 主目的は、主衛星の電波をから中継することと、月の重力を測定することである。 軽量化と重力測定精度の向上のため、装置やを搭載せず、主衛星からの切り離し時にばね仕掛けで回転を与え安定させる方式を採り、主衛星からの分離時の姿勢とスピンを要点として開発が進められた。 2009年2月12日までに運用を終了し、同日19時46分頃に月の裏側にあるミヌールDクレーター付近に落下したと推定されている。 VRAD衛星(おうな) [ ] VRADとは differential Vlbi RADio sources の略。 リレー衛星と同じ寸法・形状の小型衛星で、姿勢制御についても同様のスピン制御を採用している。 主衛星、リレー衛星、VRAD衛星間でのVLBI測定を行うことを主な目的とし、そのための電波送信源としての役割を担っている。 主衛星落下後もデータ校正のための運用が続けられ、2009年6月29日に停波され運用が終了した。 搭載機器 [ ] 元素分析 [ ] 蛍光エックス線 太陽から放射されるによって月面の元素が放つを捉えることで、におけるの分布を調べる装置。 ガンマ線分光計 が降り注ぐことにより月面から放射されるや、天然から放出されるガンマ線を捉えることで、月面における、、、、、、、、、、及び極域のといった元素の分布を調べる装置。 地質学鉱物学分析 [ ] マルチバンドイメージャー 可視光から近赤外領域にかけての広い波長で光を観測することによって、地質鉱物の放つ光を観測し、その分布や組成を調査する装置。 特に、装置との違いは、捉える波長の違いにより、鉱物のスペクトルの識別を行う点である。 スペクトロプロファイラ 鉱物スペクトルを分光解析し、その分布や組成を調査する装置。 マルチバンドイメージャとは異なり、プロファイル(直線状)にデータを取得していく(地球観測衛星などで使われる手法である)。 波長分解能は高いが月地表をすべてカバーすることは困難であるため、マルチバンドイメージャのデータと組み合わせて、面と精度を両方高めることを目指している。 地形表層構造 [ ] 地形カメラ TC の原理を活用して、月表面の標高や地形データを調査する装置。 最大で解像度10メートル以下という高い精度を持つ。 表面の地形などの詳細な様子を調べることが可能である。 月レーダーサウンダ LRS 月表層に向けて電波を発射することにより、表層からさらに地下へ潜り込む電波の反射を捉え、月の浅い部分の地下構造を明らかにする装置。 月は揮発性物質(水)などが少ないため、電波が比較的地下に浸透しやすいという性質を利用したもの。 地下数キロレベルの構造を明らかにできると期待されている。 LALT 地表に対してレーザ光を発射し、その到達時間を計測することによって地表の高度を精密に測定する装置。 地形カメラとの組み合わせで地形を詳細に調べることが可能。 月環境 [ ] 月磁場観測装置 主として月の異常を詳細に測定することを目的とした観測装置。 計測器 やなどを測定することによって、活動と月環境との関連性について調査する計測器。 プラズマ観測器 主に中の水素イオンと電子、月面から放出される比較的重いイオン、異常磁場によって月から反射される電子などを観測することによって、月周辺の現象を理解することを目的とした装置。 電波科学 精密な観測によって、月周辺の電波環境を測定することなどが行われる観測装置。 プラズマイメージャ プラズマ現象を点で捉えるのがプラズマ観測器ならば、面で捉えることが出来る観測装置。 月の重力分布 [ ] リレー衛星中継器と衛星電波源による観測 リレー衛星に搭載された中継器は、主観測機がにあるときに地球へ電波を中継するためのものである。 この中継局として使用される子衛星の電波源と主衛星自体の電波源を元に、主衛星と子衛星が地球に向いた軌道を周回中に同じ地点を通った場合、個々の衛星の軌道のブレを測定する事が可能である。 この楕円軌道を回る主衛星と子衛星の電波源の軌道遷移を測定し、月の重力分布による重力変動を捕らえる事が可能である。 この軌道変動遷移の差を利用し、月の地下構造や内部に残る隕石起源の鉱物資源などを探ることができると考えられている。 ハイビジョンカメラ [ ] 月周回衛星「かぐや SELENE 」に搭載されたハイビジョン撮影システム レプリカ 概要 NHK が開発した宇宙探査機用カメラ。 打ち上げ時の衝撃に耐えるために、大型ハンマーで叩くなどの実験を経て開発。 心臓部は、高感度。 理論衝撃耐久能力は、120G。 広角カメラと望遠カメラを隣り合わせに、それぞれ反対方向を向いて機体に固定されている。 動画の送受信と圧縮されたデータの展開には実時間の約20倍かかるため、生中継はできない。 主な撮影対象• 2007年9月29日:約10万kmの地点から見た地球• 2007年10月31日: - - 、月の北極• 2007年11月7日:地球の出、地球の入り()• 月の南極・夜明け• 画像の公開 動画と静止画がJAXAのWebサイトで公開されている ほか、YouTube上のJAXAチャンネル(以前は「かぐや」独自のチャンネルを持っていたが、2009年4月に統合された)でも公開されている。 「地球の出」に関しては、アポロ計画時代の映像と「かぐや」からの映像を比較することによって、技術の進歩を実感できる映像も公開する予定である。 本ハイビジョンカメラの開発にあたっては設計をNHK、光学を、搭載カメラを、装置を、機器アセンブルを、を、をが担当した。 ミッションスケジュールと進捗 [ ] 打ち上げ後から観測開始までのスケジュールおよび進捗を以下に示す。 日時はすべて JST による表記。 月周回軌道変更 2007年10月6日 8時01分 第1回月周回軌道変更マヌーバ LOI2 2007年10月7日 7時40分 第2回月周回軌道変更マヌーバ LOI3 リレー衛星分離、軌道投入 2007年10月9日 9時36分 リレー衛星分離。 遠月点高度2,400 kmの月周回楕円軌道へ投入。 モニタ用カメラで月を撮影。 月周回軌道変更 2007年10月10日 9時24分 月周回軌道変更マヌーバ LOI4 VRAD衛星分離、軌道投入 2007年10月12日 13時28分 VRAD衛星分離。 遠月点高度800 kmの月周回楕円軌道へ投入。 同日、リレー衛星とVRAD衛星の愛称が発表され、かぐや姫にちなんでそれぞれ「おきな OKINA 」と「おうな OUNA 」と命名。 月周回軌道変更 2007年10月14日 - 18日 月周回軌道変更マヌーバ LOI5, LOI6 予定軌道投入確認 2007年10月19日 かぐや本体が月の両極をまわる高度約100 kmの月周回観測軌道へ投入されたことを確認 投入された軌道は、遠月点高度123km、近月点高度80km、周期1時間58分。 やや楕円だが、JAXAによると月の重力のひずみの影響で次第に円軌道へ近づくという。 クリティカルフェーズ終了宣言 2007年10月21日 JAXAの記者会見で、 クリティカルフェーズ終了 と 初期機能確認フェーズへの移行 が発表された。 主衛星と子衛星2基の状態は正常。 主衛星の姿勢制御は、観測機器を常に月側へ向ける定常制御モードへ移行した。 同日、搭載機器確認用のモニタカメラで撮影された月や地球の画像が大量に公開された。 初期機能確認 2007年10月21日 - 12月20日 観測機器が正常に動作することを確認 この間のハイビジョンカメラによる画像や観測機器の初期画像が公開された。 定常運用 2007年12月21日 - 2008年10月31日 定常観測運用を実施 11月に定常運用終了と後期運用開始が宣言された。 おきな落下 2009年2月12日午後7時46分ごろ 月の裏側に落下し、おきなのミッションを完了。 低空運用 2009年2月12日 - 6月10日 月の裏側で下降し、低高度での観測を実施。 主衛星落下 2009年6月11日午前3時25分 本体を月の表半球南側、付近へ制御落下させ、かぐや主衛星の運用を終了。 運用終了 2009年6月29日午後9時08分ごろ おうなが停波され運用終了。 その後もさらに数年間月周回を続ける見込み。 かぐやによる成果 [ ] かぐやの観測データに基づく。 赤い部分は高所、紫の部分は低所を表している• 本格的な解析として、地形カメラが撮影した月南極の・クレーター内の解析を行った結果、露出した氷(水の氷)がほとんど存在しなかったことを明らかにした。 2008年10月23日付の科学誌「」(オンライン版)に掲載された。 クレーター年代学により、のなどの形成年代の調査を行い、従来の推定結果よりも5億年以上、形成時期が若いことを明らかにした。 2008年11月7日付の「サイエンス」(オンライン版)に掲載された。 約677万地点を観測したデータを使い、従来よりも詳細な月の地形図を国立天文台、と共同で製作を行い、月の最高峰は10. 75キロメートル(従来の値を約3キロ上回る)、最深部がマイナス9. 06キロメートルであるといった成果が2009年2月13日付の米科学誌に発表された。 日本放送協会が搭載したハイビジョンカメラで、「満地球の出」、「月面」などの撮影に成功。 半影が起きた2009年2月19日には、月から見た地球の「」の撮影に世界で初めて成功した。 子衛星(リレー衛星(おきな))を用いた、月の裏側の重力異常の観測に成功。 これによりの信憑性が高まった。 月の極点での日照量を正確に測定し、月に永久日照領域が存在しないことを明らかにした。 また、月に永久影が存在することを明らかにした。 かぐやが観測した永久影の地形データを基に、NASAのが2009年にを世界で初めて発見した。 2008年5月20日にJAXAから「ハロー」と呼ばれる の噴射跡を観測・確認した旨が発表された。 ガンマ線分光計(GRS)を用いて、原子力発電所の燃料となりうるを、月面から初めて検出した。 2009年6月11日、最後のミッションとしてギル・クレーター付近の目標地点への制御落下に成功、将来の月面着陸型無人探査機の投入に向けた技術的検証が行われた。 月の表側にあるの西部にある「マリウス丘」に、直径65メートル、深さ80~90メートルの縦穴(マリウスヒルズホール)を発見した。 穴に差し込む太陽光と影を分析した結果、この縦穴の下には、横幅370メートル、内高20~30メートルのトンネルが存在することが明らかになった。 トンネルは、長さ数十キロメートルに及ぶ地下のである可能性があり、将来の月基地の候補になるという。 2017年10月18日、JAXAは観測データの解析結果から、先に発見された「マリウス丘」近辺の縦穴(マリウスヒルズホール)について、電波を使って得た周辺の地下構造のデータを調べたところ、この縦穴から西に向かって幅100メートルほどの空洞が約50kmにわたって続いていることがわかったと発表した。 科学探査ミッションで得られたデータを、2013年2月時点も解析中。 また撮影された映像はに提供されて月の全球3D地図に利用されている。 またでもHD動画が公開されており、誰でも閲覧することが出来る。 これからの計画 [ ] 後継機・無人探査車・月面着陸機 [ ] 「」および「」も参照 かぐやは月を周回して観測するが、JAXAは「かぐや」後継機で、月面に着陸機を降下し、無人探査車を走行させる直接探査計画も進めている。 当初、着陸機はかぐやに搭載することも検討されたが、技術的課題とスケジュールの関係で後継機に回されることになった。 早ければ頃に後継機で探査車を送り込み、頃に月のの予定。 JAXAは2006年に月着陸探査検討チームを作り研究を重ねてきたが、技術は完成に近付きつつある。 しかしながら、自動制御で月着陸を実施するとなると、通信のディレイタイム(遅延時間)が片道1. 3秒、往復で2. 6秒に達するなど未解決の問題があり、かぐやから得られたデータを下にして、慎重に準備を進める予定である。 なお、当初はSELENE-2で月面着陸探査、SELENE-3でサンプルリターンを行う計画だったが、予算等の都合により一つの探査機で月面着陸・サンプルリターンを行う計画に変更することが予定されている。 キャンペーン [ ] 本探査計画を世界に広く知らせるために、また日本の宇宙航空技術への理解を深めるために、2006年12月1日から2007年2月28日まで月に届けたいメッセージを一般公募した()。 メッセージは名前とともに専用の応募用紙、またはインターネットから応募でき、名前とメッセージは衛星に載せられ月を周回する。 その中から抽選で種子島宇宙センターでのかぐや打ち上げに招待された。 かぐや応援キャンペーン [ ] JAXAはかぐやを応援する団体を募集しており、さまざまな企業、団体、個人商店などがキャンペーンに参加している。 音楽ユニットのも参加しており、サポートソングとして「」を発表している。 脚注 [ ] []• JAXA 2007年6月6日. 2009年3月7日閲覧。 JAXA 2007年10月12日. 2009年3月7日閲覧。 JAXA 2007年9月11日. 2009年3月7日閲覧。 三菱重工 2007年9月11日. 2009年1月24日時点の [ ]よりアーカイブ。 2009年3月7日閲覧。 JAXA 2007年10月24日. 2009年3月7日閲覧。 シアトルタイムズ 2007年4月19日. 2009年7月17日閲覧。 JAXA 2007年11月13日. 2008年5月19日閲覧。 岩田隆浩. 2009年3月7日閲覧。 JAXA 2007年10月9日. 2009年3月7日閲覧。 JAXA 2009年2月18日. 2009年2月20日閲覧。 JAXA 2009年6月30日. 2009年7月17日閲覧。 クリティカルフェーズとは、衛星の打ち上げから予定軌道へ投入されるまでの期間のこと。 姿勢制御の確立・地球との通信の確立・太陽電池パネル展開、軌道変更などの重要な作業が集中する。 初期機能確認フェーズとは、衛星に搭載された機器の電源投入や機能確認を行う期間のこと。 JAXA. 2009年6月11日. Haruyama et al. Science 322 5903 : pp. 938 - 939. Haruyama et al. Science 323 5916 : pp. 905 - 908. Araki et al.. Science 323 5916 : pp. 897 - 900. [ ]• 2009年8月2日, at the. 関連項目 [ ] ウィキニュースに関連記事があります。 (中止された日本の月探査計画)• 同時期の月探査• (インド)• (中国)• (アメリカ)• (ロシア)• (初めてを撮影した、人類初の有人月周回)• 外部リンク [ ]• JAXA、(プロジェクトサイト)• JAXA、(画像ギャラリー)• JAXA、• JAXA、• ISAS、• ISAS、• 月探査情報ステーション、• NASA、 (英語)• JAXA、• NHK、• YouTube、• NEC技報.

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