お聞き及びのことと存じますが。 間違いの多い敬語「存じます」の意味と使い方・例文

拝啓 、謹啓 、前略の違い ・ 使い分けと例文

お聞き及びのことと存じますが

【スポンサードリンク】 「すでにお聞き及びのことと」は、 どちらかというと、 あまり良くない話を切り出すとき のクッション言葉として重宝します。 使い方を押さえておくと 何かと役立ちます。 日常生活の中で、 あるいはビジネスシーンにおいて あなたは「すでにお聞きおよびのことと」 との言葉を見聞きしたり、 使ったりしていますか。 「お聞きおよび」 「すでにお聞きおよびのことと」は どのような場面で使うのか。 どのような意味合いなのか。 気になる方もいらっしゃると思います。 先日、以前、 お世話になった会社の先輩から、 退職を連絡するお葉書をいただきました。 「既にお聞きおよびのことと存じますが、私儀、〇月一杯を持ちまして〇〇を円満退社することとなりました。 」「在籍中は何かとお世話になり・・・」 このような挨拶から始まるお葉書でした。 今日は「すでにお聞きおよびのことと」 の意味と使い方、敬語や類語、例文などを 考えてみたいと思います。 「すでにお聞きおよびのことと」の意味 辞書を引いてみると、「聞きおよぶ」は、 「相手がすでに聞き及んでいることを、その人を敬って言う語。 」 と記載されています。 「聞き及ぶ」は 「人づてに聞いて知っている」 「前々から聞いている」 「すでに聞いている」 このような意味を表す語です。 それも、タンに耳にしたというのでなく、 「かなり以前から知っている」 との状態を指しています。 相手に対して、 「既にご存知のことでしょうが」と、 話の前振りとして用います。 「すでにお聞きおよびのことと」 はこのような意味と言って良いでしょう。 「すでにお聞きおよびのことと」の使い方 「お聞きおよび」自体が敬語表現で、 「お聞き及びのことと」でと ビジネスシーンでそのまま使えます。 相手がもう既に知っていることに対して、 「既にお聞きおよびのことと存じますが」 このように前振りで用いるケースが大半です。 例文をあげておきましょう。 ・「 すでにお聞きおよびのことと思いますが、8月に弊社の人事が変わりました。 新担当の白川です。 」 ・「 すでにお聞きおよびのことと存じますが、この度〇〇へ移動転勤することとなりました。 」 相手が既に知っているを前提にする場合、 「すでにお聞きおよびのことと」は 文頭に置くのが原則です。 メールでの文例 メールでの例文をあげておきましょう。 これは「閉店の連絡です。 」 「 すでにお聞きおよびのことと思いますが、弊社9月を持ちまして、〇〇支店を閉店することとなりました。 」 「平素ご愛顧いただいていた皆様には、何分ご不便をおかけします事を深くお詫び申し上げます。 」 「なお、業務の方は近隣の〇〇支店等で継続いたしております。 」 「今後とも、より一層のお引き立ていただけますよう何卒よろしくお願い申し上げます。 」 こちらは移動転勤の報告。 「 すでにお聞き及びのことと存じますが、私、この度、移動転勤することになりました。 」 「〇〇在籍中は大変お世話になり、この御恩忘れず新しい環境で邁進していく所存です。 」 「また日をあらためご挨拶に伺いたいと存じております。 まずは取り急ぎ報告まで。 」 製品に不具合がありお詫びの連絡です。 「 すでにお聞きおよびのことと思いますが、弊社システムに一部欠陥が発見され、リコールさせていただいております。 」 「ご愛顧いただいている御社には、多大なご心配・ご不安・ご不便をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます。 」 「リコールの日時は日を追って連絡させていただきますが、以後このようなことがないよう充分に注意し業務を進めてまいる所存ですので、何卒、今後ともよろしくお願い申し上げます。 」 「すでにお聞きおよびのことと」のNG例 すでにそのことは聞き及んでおり申し遅れました。 その件はすでにお聞き及びのことと存じ上げ恐縮です。 すでにお聞き及びのことと存じ一言もありません。 すでにお聞き及びのことと謹んでお慶び申し上げます。 すでにお聞き及びのこととつかぬことを伺いますが… すでにお聞き及びのこととおかげさまでございます。 すでにお聞き及びのことと存じますがご無沙汰しております。 このような使い方は誤りです。 「すでにお聞きおよびのことと」は 相手に対する敬語表現ですから、 原則として自分や自分側には使いません。 また、どちらかというと 良くない話を切り出す際の 前置きのイメージがついています。 ビジネスの場で何かの事案が話題となり 既に知っていることを伝える際は 例えば、 「その件は聞き及んでおります」 「社長のご高名は聞き及んでおります」 このような表現よりも 「その件は拝聴しております」 「社長のご高名はかねがね伺っております」 こう言い換えた方が適切でしょう。 「すでにお聞き及びのことと」のお勧め文例30選 「すでにお聞き及びのことと」 のお勧め文例をあげておきます。 参考にしてください。 1、「すでにお聞きおよびのことと思いますが、10月31日を持ちまして閉店させていただくことになりました。 」 2、「すでに高倉さんからお聞きおよびかもしれませんが、念のため私からもご連絡申し上げます。 」 3、「すでにお聞きおよびのことと思います。 弊社新製品の開発に成功しました。 つきましては…」 4、「すでにお聞きおよびのことと存じますが、〇〇社が不渡り手形を出しました。 」 5、「すでにお聞きおよびかと思いますが、A社の経営状況は芳しくないようです。 」 6、「すでにお聞きおよびとは存じますが、社員の小川の取引先での評判が良くありません。 」 7、「すでにお聞き及びの通り、弊社の経営体制が7月より刷新されることとなりました。 」 8、「すでにお聞き及びかもしれませんが、赤坂先輩が、9月に異動することになりました。 」 9、「申し上げるまでもなく、麻生氏の評判はお聞き及びのことと存じます。 」 10、「お聞き及びとは存じますが、明日の会議は10:00からに変更になりました。 」 11、「すでに皆様もお聞き及びと思いますが、私、この度本社に転勤となります。 」 12、「すでのお聞き及びと思いますが、4月リリース予定の新製品はかなりの売上げを本社は見込んでいます。 」 14、「すでにお聞き及びかもしれませんが、私、3月を持って退社させていただくことになりました。 」 15、「皆様お聞き及びの通り、来月から新システムが導入となります。 」 17、「お聞き及びのことと思いますが、残念ながらB社との交渉は決裂に終わりました。 」 18、「弊社社員の不祥事の件についてはお聞き及びかと存じますが…」 19、「現場の事故については、すでにお聞き及びかと存じますが、また新しい情報が入りました。 」 20、「すでにお聞き及びと思いますが、会長の病状は芳しくないようです。 」 21、「競合しているA社の動向につきまして、お聞き及びでなければ、定期的に最新の情報を連絡させていただきます。 」 22、「藤村部長は部署内のパワハラやモラハラについて、お聞き及びではありませんでしたか。 」 23、「先般の報道によりすでにお聞き及びのことと存じますが、現在当社では不正の解明に全力を挙げて取り組んでいます。 」 24、「すでにお聞き及びのことと思いますが、工事の進捗状況について、念のため早見部長にはお伝えしておきます。 」 25、「すでにお聞き及びかと思いますが、W社とS社の合併についての最新情報をお伝えさせていただきます。 」 26、「すでにお聞き及びかと存じますが、弊社の個人情報が漏洩した件で、現在原因を調査している最中です。 」 27、「すでにお聞き及びかと存じますが、弊社のAサービスは今年の12月15日を持ちまして終了となります。 」 28、「すでにお聞き及びかと存じ上げますが、地震の影響のため製品の出荷が遅れております。 ご迷惑をおかけし大変に申し訳ございません。 」 30、「〇〇の来日コンサートは、すでに報道などでお聞き及びの通り、大型台風接近に伴う悪天候が予測されることから、交通機関の混乱やお客様の安全を考慮し、やむなく中止とさせていただきます。 」 「すでにお聞きおよびのことと」の類語・同義語 「聞きおよぶ」 「すでにお聞きおよびのことと」 類義語や同義語はあるのでしょうか。 言葉には似たような意味を 持つ言葉が多数あります。 時と場合によってはそれらを使い分けて 文章を作るのが望ましいことがあります。 「聞きおよぶ」と 同じ意味を持つ言葉を知って、 適切に物事を表現したり、 正しい敬語を使って会話をしてください。 「聞こえる」 第三者から伝わってきたことを表す 「聞きおよぶ」という言葉を 言い換えるためには重要な言葉です。 「先日お聞きしましたが…」 「すでにお聞きしておりますが…」 などとの表現になります。 「小耳にはさむ」 「小耳にはさむ」も「聞きおよぶ」と 全く同じ意味を持つ表現です。 但し、少し軽い表現になります。 人から聞いたよ、 を軽く誰かに伝えることができます。 フランクな間柄で、 「小耳にはさんだんだけど…」 などと使うのに適しています。 他に、 「すでにお伺いしておりますが…」 「すでに拝聴させていただいておりますが」 などもかしこまった場では 同様の使い方をされることがあります。 「すでにお聞きおよびのことと」営業マンはどう使うべきか いかがだったでしょうか? 「お聞きおよび」 「すでにお聞きおよびのことと」 の意味・使い方・例文と類語を 紹介してきました。 もうひとつ、 「すでにお聞きおよびのことと」は あまり良くない話を持ち出す ときにも用いられる表現です。 相手も薄々気づいているであろう 良くない話をするときの 前置きフレーズとしても使われます。 こう言われると、 相手は「多分、あの話だろう」と察し、 覚悟をもって話しに臨めます。 リーマンショックで 保険会社の危機が叫ばれたとき、 関連する契約者様に 「すでにお聞き及びのこととは思いますが、保険会社と契約には全く心配はありません。 」 一件、一件、 「すでにお聞きおよびのことと」を 使いながら契約の安全性の確認の お電話を入れたのを思い出していました。 また、逆に、 相手にとって寝耳に水と 思えるようなことであれば、 「まことに申し上げにくいのですが」 と切り出すのがいいでしょう。 ビジネスシーンにおいて 良くない話を 切り出さなければならない。 このようなシーンは必ずやってきます。 そんなときに、 「すでにお聞きおよびのことと」 前置きすることによって 相手もこちらも冷静に 会話を進めることが出来ます。 円滑な人間関係、 ビジネス活動をするために 「すでにお聞きおよびのことと」を ぜひとも、マスター、 活用されることをお勧めします。 【スポンサードリンク】 覚えるだけで出世するビジネス用語大辞典119選.

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「お聞き及び」の意味と使い方は?敬語や類語・例文を教えて?

お聞き及びのことと存じますが

「ご存知」の意味 「ご存知」は尊敬語で「知っている」という意味 「ご存知」という言葉は「存じる」の尊敬語で、「知っている」という意味になります。 「知る」を尊敬語にするには「お」を付けて「お知りになる」と表現することもできますが、この言葉は「お尻」という語を連想してしまう可能性があり、使用を避けるべきいう意見もあります。 特にビジネスの場面などでは、同じ意味でより格調高い表現である「ご存知」を用いる方がよいと言えます。 「ご存知」の主語は「目上の人」 「ご存知」は「知る」の尊敬語ですので、主語には尊敬語の対象となる「目上の人」がきます。 例えば、上司や取引先の相手に対して「先日の問い合わせの件について、〇〇さんはご存知でしょうか?」などのように使うのは問題ありません。 一方で、自分を主語にして「その件について、私はご存知ありません」とするのは誤りです。 ビジネス上での会話やメール文でうっかり使わないように注意しましょう。 「ごぞんじ」の表記の仕方 「ご存知」以外にも、「御存じ」「御存知」「御ぞんじ」「ご存じ」がある ビジネスメールなどでは、表記の仕方が気になるところですね。 パソコンで「ごぞんじ」を変換すると、「ご存知」「御存じ」「御存知」「御ぞんじ」「ご存じ」など様々な候補が挙がってくるため、どれを選べばよいのか迷ってしまう方も多いことでしょう。 ここでは表記について解説します。 「ごぞんじ」の「ご」は、漢字表記が正式 接頭語の「ご(御)」については、1981年10月の事務次官等会議申合せ「」によると、接頭語が付く語が漢字の場合は、「御」と漢字表記に、接頭語が付く語が平仮名の場合は、「ご」と平仮名表記にすると定められています。 このルールによると「ご存知」の「ご」は、「御」と漢字表記するのが正式であると言えます。 「ごぞんじ」の「じ」は、平仮名表記が正式 「ごぞんじ」という言葉は、「存ずる」に尊敬を表す接頭語の「ご(御)」を付けたものです。 このため「ご存知」よりも、「ご存じ」と「じ」を平仮名で表記するのが正式であるという意見が一般的です。 「ご存知」のように「知」を漢字で表記するのは当て字であり、辞書によっては誤った表記であると断定しているものもあります。 実際のビジネスシーンでは「御存じ」よりも「ご存知」が一般的 以上より「ごぞんじ」の正式な表記は、「御存じ」であると言えます。 ただし、実際のビジネスの場面ではこうしたルールに厳密に捕らわれずに「ご存知」という表記が一般的に用いられています。 よほど言葉の使い方に厳しい相手に用いる場合を除けば、「御存じ」という正式な表現にそれほどこだわる必要はないでしょう。 「ご存知」の使い方・例文 【相手が知っていることを前提にする場合】「ご存知とは思いますが」と文頭に置く 相手がすでに知っていると思われる事実について述べる場合は、以下のように「ご存知」を文頭に置いて使います。 ご存知のように本件については、私はすでに担当から外れております。 ご存知のことと思いますが、この度わが社は本社を大阪に移転することとなりました。 【相手が知っているかどうかを確認する場合】「ご存知ですか?」と疑問文にする 目上の人に対してある事実を知っているかどうかを確認するときは、以下のように疑問文にすることが多いです。 わが社が開発した新製品についてご存知でしょうか。 この機器の設定方法はご存知ですか。 「ご存知」の類語 「ご存知」の類語は「お聞き及び」 「ご存知」を他の表現に言い換えたい場合は、「お聞き及び」を用いると良いでしょう(「お知りになる」は先ほど説明したように好ましい表現ではありません)。 使い方としては、「〇〇についてはお聞き及びでしょうか」「すでにお聞き及びかとは思いますが~」などがあります。 「ご存知」の英語表現 「ご存知でしょうが~」の英語表現は「As you may know ~」 「ご存知でしょうが~」の英語表現は、「As you may know ~」、「As you might know ~」と婉曲の助動詞を用いることで柔らかい表現にすることをお勧めします。 他の表現で「As you know ~」を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、これは「当然知っていることとは思いますが」というニュアンスがあります。 相手がその事実を知らなかった場合に皮肉っぽく聞こえてしまう恐れがあるため、避ける方が賢明です。 まとめ 普段は余り深く考えずに使っている「ご存知」という言葉も、実は使い方や表記には様々なルールが定められていることがお分かりいただけたのではないでしょうか。 この言葉は目上の人に対して用いる敬語表現ですから、失礼のないように正しく理解して使いたいものですね。

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実は間違えて使ってるかも?ありがちな敬語の失敗6例。正しい使い方をおさらいしてみよう!

お聞き及びのことと存じますが

この点に関係して,次のような違いもあります。 立てるのにふさわしい相手かどうか? 「先生のところに参ります。 なお、「先生」に対してこれらの文を述べる場合には、「先生」=<相手>という関係が成立しているので,結果として、どちらの文も同じように働くことになります。 例えば、「明日先生のところに伺う よ。 」などと「先生」以外の人に述べることがあります。 例えば,「明日先生のところに参る よ。 」などと述べるのは不自然です。 <ケース1> 部長の不在中に取引先からかかってきた電話に対して、応答した部下が相手に、その件を部長が知っているかどうかたずねる場合 <誤>「その件について、部長の〇〇はすでにご存じでしょうか」 <正>「その件について、部長の〇〇はすでに存じておりますか」 「知っている」の尊敬語「ご存じ」は、自分の身内である上司の行為に対して使うことはできません。 ここでは、謙譲語「存じ上げる」を使います。 <ケース2> 取引先に電話をした際に、担当が不在で代理のものではどうかとたずねられ、自分たち(及び案件)を知っている人ならば代わってほしいと伝える場合 <誤>「私どものことを、よく存じ上げる方をお願いできるでしょうか」 <正>「私どものことを、よくご存じの方をお願いできるでしょうか」 ここでの「知っている」は相手側の行為ですから、相手の行為に対して謙譲語「存じ上げる」は使いません。 ここでは、尊敬語「ご存じ」を使います。 ・相手が知っているか確認をとるとき 「〇〇の件について、ご存じでしょうか。 」 「〇〇の件について、お聞き及びでしょうか。 」 ・相手が知っていることを前提に、話をすすめるとき 「〇〇については、すでにご存じとは思いますが」 「〇〇については、すでにお聞き及びとは存じますが」(「存じる」は「思う」の謙譲語でもあります) ・こちらが知っていることを伝えるとき 「〇〇の件については、存じておりました。 」 「〇〇様のことは、かねてより存じ上げておりました。 」 ・こちらが知らないことを伝えるとき 「〇〇については、存じ上げませんでした。 」 「〇〇の件については、伺っておりませんでした」(相手から聞いていなくて知らないときに「聞く」の謙譲語「伺う」を用いて) いかがですか?こんな感じで、さらさらと敬語がでてくるとよいですね。 さて、これまで「知っている」についてなるべく原則がわかるようなかたちでまとめてきたのですが、いかがだったでしょうか。 実をいうと、そもそも敬語には基本的な文法はありません。 ですから、中学で習った口語文法や高校で習った古語文法のようには割り切れないというのが実情なのですね。 相手を上位・下位・同等にわけてそれに応じた敬語の決まりをつくる、中国語にもないこんな複雑な語法を私たちの祖先は生み出してきたのだと思うと、不思議な気がします。 また、ことば、特に敬語は時代とともに変わってきています。 ですから文化庁が出しているのも、あくまでも「敬語の指針」であり「敬語文法」ではないのです。 その証拠に近代日本文学をみてみると、えっと思う例は数々あります。 例えば、.

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