疥癬 オイラックス 市販。 市販薬「オイラックス」と処方薬「オイラックス」の違い

オイラックスは疥癬の薬?

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疥癬(かいせん)かも?発症時の特徴 疥癬は、ヒゼンダニ(皮癬ダニ)というダニが皮膚に寄生することによって発症する感染症です。 ヒゼンダニが寄生し疥癬になると、丘疹や結節とよばれる皮膚の赤いブツブツといった症状が発症します。 この赤いブツブツは、以下のような部位に多く発症します。 手のひら• 指の間や側面• 足や腕 つまりは、全身のいたるとこにダニは寄生し症状が現れるということですね。 この 赤いブツブツは、かゆみをともなうものです。 その部位に寄生しているダニが数匹であっても、強いかゆみを引き起こす場合があるので、注意が必要となります。 このかゆみは、身体に寄生したダニに対するアレルギー反応によるものとされています。 赤いブツブツは、多くの場合において、かきむしってしまうことで傷や跡となって残ってしまいます。 疥癬(かいせん)の症状 疥癬には、以下の2つのタイプがあります。 通常疥癬• 角化型疥癬 この2つの疥癬の違いは、寄生するヒゼンダニの数です。 それぞれの疥癬におけるヒゼンダニの数は次のとおりです。 通常疥癬:数十匹以下• 角化型疥癬の場合は、上記の赤いブツブツに加えて、灰色や黄土色のカサブタや角質などが生じるようになります。 このカサブタや角質は、かゆみをともなわないものです。 基本的には、 通常疥癬が重症化したものが角化型疥癬であると言えるでしょう。 角化型疥癬は、免疫力が低下している場合に発症しやすくなります。 疥癬(かいせん)の感染経路 通常疥癬と角化型疥癬とでは、感染の仕方が異なります。 通常疥癬の感染は、長時間にわたって患者と直接に肌と肌とを触れ合わせることによって起こります。 短時間の接触では、通常疥癬の感染はほとんど起こりません。 通常疥癬に感染してから上記の症状が発症するまでは、だいたい1ヶ月から2ヶ月ほどの潜伏期間があるとされています。 角化型疥癬の場合は、ダニの数が多いことからも分かるように、通常疥癬よりもより感染力が強くなっています。 角化型疥癬の患者とは、短時間であっても肌と肌が接触することによって感染してしまいます。 また、角化型疥癬特有のカサブタや角質に触れることでも感染することがあります。 角化型患者の衣類や寝具が感染源となることもあるので、取り扱いには注意するようにしましょう。 疥癬(かいせん)の症状が進行すると 疥癬の症状がひどくなると、かゆみはどんどん増幅していくことになります。 疥癬のかゆみは、夜になるとひどくなる傾向があります。 そのため、激しいかゆみによって睡眠を妨害されてしまう方もいます。 このような重度の疥癬は、免疫機能が低下している人や重度の身体障害や知的障害がある人に多く生じることが報告されています。 また、かゆみが強い部分を強く掻いてしまうことで、皮膚に傷が出来てしまうことがあります。 その傷口から他の細菌が侵入してしまい、 何らかの細菌感染症が疥癬と併発して発症してしまうことがあります。 いわゆる二次感染ですね。 高齢者の場合は、重度の疥癬であってもかゆみの症状がない場合が多いようです。 そのため、疥癬への感染に発覚することが遅れてしまうことが多くあります。 疥癬(かいせん)の治療方法 疥癬の治療は、ヒゼンダニの殺虫効果のある飲み薬や塗り薬を用います。 飲み薬は、 ストロメクトール錠(イベルメクチン)という抗寄生虫薬になります。 そのため、ストロメクトール錠で疥癬の治療をする場合には、塗り薬も併用する必要があります。 疥癬の治療に使用する塗り薬としては、次のようなものがあります。 スミスリンローション(フェノトリンローション)• イオウ剤• オイラックスクリーム(クロタミトンクリーム)• 安息香酸ベンジル これらを、1日に2回ほど全身に塗っていきます。 なお、かゆみがひどくなってしまった場合には、抗ヒスタミン薬の飲み薬が処方されることもあるようです。 夜も眠れないほどのかゆみに悩まされている場合には、医師にその旨を伝え、かゆみ止めを処方してもらえないか頼んでみましょう。 疥癬(かいせん)で気をつけるべき事 疥癬は、1970年代には男女パートナーのセックスを介して感染する性感染症として流行していました。 その頃は、20代の男女の患者が多かったとのことです。 しかし、現在では、 疥癬の患者は高齢者が多くなっています。 介護施設や病院など高齢者が集団生活をしている場での疥癬の集団発生が報告されています。 免疫力の低い高齢者の場合は、角化型疥癬が多くなるので注意が必要です。 この状況は現在にいたっても変わっておらず、年間10万人前後もの人が新たに疥癬と診断されています。 本記事でまとめてきたような疥癬の症状に心当たりがある場合には、 すぐに皮膚科医を受診するようにしましょう。 まとめ:疥癬はヒゼンダニによる感染症 疥癬は、体調0. 4mmほどのヒゼンダニが人の皮膚に寄生して発症する感染症です。 疥癬の症状としては、患部のつよいかゆみとなります。 このかゆみは夜間に悪化し、ひどい場合はまともに眠れないほどになるようです。 現在では、疥癬は免疫力の弱まっている高齢者の間で多い感染症となっています。 疥癬の治療には、塗り薬と飲み薬が用いられます。 ともに皮膚科にて処方してもらえるものです。 もし疥癬の疑いがある場合には、すぐに皮膚科専門医の診察を受けるようにしましょう。

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【製薬】 疥癬(かいせん)治療外用薬「スミスリンローション5%」新発売のお知らせ|ニュースリリース|クラシエ

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アスクドクターズ監修医師 この記事の目安時間は6分です 疥癬の検査と診断 疥癬の症状は、湿疹(皮膚の炎症)の症状によく似ています。 かゆみがあって、小さいブツブツが多くできている場合に、見た目だけでこの2つの病気を区別することは難しいのです。 湿疹体質ではなくて、今まで湿疹が出たことはないのに、少しずつブツブツの数が増え、範囲も広がり、特に夜間にかゆいという時には、疥癬の可能性があります。 是非、皮膚科を受診してください。 皮膚科では、最近「デルモスコープ」という特殊な拡大鏡を使って診察します。 これを使うと、表面が拡大して見えるだけではなく、もう少し皮膚の深い部分の情報も得られます。 ヒゼンダニは皮膚の柔らかいところに、「疥癬トンネル」という穴をほって、そこに潜んで卵を産みます。 デルモスコープで、疥癬トンネルと、そのトンネルの先端部に潜んでいるヒゼンダニを見つけると診断は確定します。 この検査は観察するだけの負担の少ない検査で、痛みや出血はありません。 この他に、 角質の一部をピンセットなどで摘みとり、顕微鏡で調べて、ヒゼンダニやその卵を確認するという検査を行うこともあります。 ヒゼンダニやその卵を確認できれば、診断は確定しますが、ヒゼンダニはかゆいブツブツの全てに潜んでいるというわけではないので、疥癬であっても、1回の検査でヒゼンダニやその卵が必ずみつかるというわけではありません。 この検査は、角質をつまみ取って行う検査ですから、少し出血することもあり、痛みもあるため、多くの個所の検査を行うことできません。 そのため 顕微鏡の検査で「陰性」という結果で出ても、疥癬ではないと断定することはできないのです。 疥癬の治療薬の種類と副作用 オイラックス? 2014年に「スミスリンローション(一般名:フェノトリン)」という塗り薬が発売されました。 疥癬に有効性が高く、副作用が少ないため、疥癬の塗り薬の主流となっています。 通常は1週間間隔で、2回塗ることになります。 液体の薬であるため、かき傷などに塗るとピリピリするなどの刺激作用がありますが、塗る回数が少ないため、刺激作用が問題となることはほとんどありません。 2014年以前は、長い間皮膚科では「オイラックスクリーム(一般名:クロタミトン)」という塗り薬を使って疥癬を治療することが一般的に行われてきました。 オイラックスクリームは、湿疹(皮膚の炎症)や蕁麻疹(じんましん)の痒みを抑える薬剤ですが、有効成分である「クロタミトン」という成分がヒゼンダニに効果があります。 オイラックスクリームによる治療では、薬を首から下の全身に2週間から3週間にわたって、毎日塗ることになります。 オイラックスクリームの効果は、あまり強くないため、塗り忘れた部分があったり、十分な期間ぬりを続けなかったりすると、治療に失敗することがあります。 この薬は湿疹の治療薬として健康保険で認められた薬ですが、 ジクジクしているなど皮膚の状態が悪いところへ塗ると、刺激作用のために湿疹が悪化するデメリットがあります。 湿疹体質の人が、疥癬になって皮膚をかいているうちに、湿疹が悪化してしまうと、オイラックスクリームでの治療は難しくなります。 なお、 ステロイド剤を配合した「オイラックスHクリーム」という塗り薬も発売されていますが、間違って疥癬の治療に用いると、ステロイドの作用で疥癬は悪化します。 安息香酸ベンジルローションとは? オイラックスより強力な塗り薬として、「安息香酸ベンジルローション」という薬があります。 即効性が必要な場合は、皮膚科では、スミスリンローションの発売以前に、疥癬の治療に利用されてきました。 なお、安息香酸ベンジルローションは正式に薬剤として発売されたものではなく、試薬を原料として、各医療機関で調剤して作成したものであるため、今後は活用の機会は減るものと考えられます。 この他、イオウがヒゼンダニに有効であるため、一部の医療機関ではイオウ軟膏を作成して疥癬の治療に用いています。 イベルメクチン(ストロメクトール)とは? 「ストロメクトール(一般名:イベルメクチン)」という薬は、疥癬に有効な唯一の飲み薬です。 1回のんで、必要であれば1週間後にもう1回追加で内服します。 体重によって飲むべき錠数が変わりますから、1回に指示通りの錠数を内服してください。 うまく行けば、疥癬は1カ月後には治癒します。 内服すると、寄生しているヒゼンダニが一気に死滅し、その反応で一時的にかゆみが増すことがあります。 皮膚炎がひどくなるようなことがあれば、薬剤に対するアレルギー反応という可能性もありますが、皮膚炎の悪化がなく、その他の問題もないようならば、落ち着くのを待ちましょう。 ただ、皮膚の炎症が明らかに悪化するようなら、薬疹(薬の利用自体が原因となる発疹)である可能性もありますから、早めに担当の医師に相談してください。 また、イベルメクチンは、他の薬と一緒に飲むと、効果が大きく変動する可能性があります。 また薬剤の吸収が食事の影響を受けて大きく変動しやすいので、空腹時に水で飲むのが良いとされています。 疥癬の薬は市販されている?ステロイドはだめ? 疥癬に、ステロイドが配合された薬を塗ると疥癬は徐々に悪化します。 疥癬の治療につかう「オイラックス」にはステロイドが配合されたタイプがありますから、注意が必要です。 具体的には、「オイラックスA」「オイラックスPZ」「オイラックスデキサS」という塗り薬が市販されていますが、これらはステロイドが配合されているため、疥癬の治療として塗るのは不適切です。 なお病院で処方される「オイラックスH」にもステロイドが配合されていますので、疥癬の時には塗らないでください。 市販されている「オイラックスソフト」には有効成分であるクロタミトンが配合されており、ステロイドは配合されていませんから、疥癬の時に塗っても良いでしょう。 ただし、オイラックスソフトはジクジクした部分、ひどいかき傷などに塗ると刺激反応で皮膚炎が悪化する可能性がありますので、塗ったあとに皮膚の状態がかえって悪くなった時には中止してください。 「イオウ(硫黄)」が配合された塗り薬が「イオウ・サリチル酸・チアントール軟膏」という名前で市販されており、疥癬に有効です。 ただ、この薬もオイラックスと同様に皮膚の状態が悪いところへ塗ると刺激になることがあります。 市販の飲み薬はない 疥癬に有効な飲み薬は市販されていません。 かゆみを和らげる飲み薬として「抗ヒスタミン剤」というタイプの薬が市販されていますが、ヒゼンダニを抑える効果はなく、かゆみの症状に対する対症療法となります。 しかし、慢性蕁麻疹があって皮膚をかくと、どんどん赤くなってかゆくなるという方は、抗ヒスタミン剤を飲むとかゆみが改善します。 疥癬の治療は薬以外もある? 疥癬治療にはイオウが有効ですから、イオウを含んだ入浴剤が有効であると思われます。 ただ、以前よく使われていた「ムトーハップ」は、硫化水素を発生させることによる自殺者が相次ぎ、現在、発売が中止となっています。 疥癬の治療期間はどれくらい? 疥癬の治療期間は、どのような治療方法を取るかで変わってきます。 古くから使われている塗り薬であるオイラックス(一般名:クロタミトン)を使う場合は、少なくとも2週間から3週間程度、毎日ぬることが必要です。 スミスリンローション(一般名:フェノトリン)では、通常1週間隔で、2回のぬることとなりますが、3回から4回塗る必要がある場合もあります。 担当医の指示に従ってください。 ストロメクトール(一般名:イベルメクチン)という飲み薬による治療では、1週間間隔で2回の内服となることが多いのです。 ただ、爪が厚くなってそこにヒゼンダニが寄生している場合などでは、他の治療を併用も含めて、もう少し治療が必要となることがあります。 疥癬は治療に失敗すると再発して感染が拡大します。 いずれの治療でも治療終了の時期は担当医に判断してもらうことが大切です。 【疥癬関連の他の記事】 疥癬の治療や治療期間などについてご紹介しました。 体のかゆみに不安を感じている方や、疑問が解決されない場合は、医師に気軽に相談してみませんか?「病院に行くまでもない」と考えるような、ささいなことでも結構ですので、活用してください。

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疥癬

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疥癬とは、ヒゼンダニが皮膚の角層に寄生しておこる痒みの強い皮膚病である。 長時間直接接触することで、ヒトからヒトに感染するが、患者が使った寝具に時間をおかず接触するなどの間接接触でも感染する。 感染は家族内、病院、集団生活を行う施設、当直室、マッサージ院などで起こる。 戦後大流行したが、衛生状態の改善により一旦減少し、海外旅行の増えた1975年頃から性感染症として流行が始まった 1。 当初は20代の男女に多く見られたが、ほどなく高齢者の多い施設、病院での発症が多くなり、疥癬は高齢者の病気と認識されるようになった。 しかし、最近保育園や会社の便座を介した集団発生が報告されており 2 3 、高齢者や医療従事者だけの疾患とはいえない状況になっている。 病型には通常疥癬と感染力の強い角化型疥癬(ノルウェー疥癬)がある。 通常疥癬では寄生したヒゼンダニの数が数十匹程度であるが、角化型疥癬では100万~200万匹に及ぶといわれる。 病型によって対策が異なるので、区別して治療、対応することが必要である。 ほとんどの場合、顔面、頭部に皮疹は見られないが、乳幼児、高齢者では生じることがある。 角化型疥癬は悪性腫瘍やステロイド内服などによる免疫低下を伴う患者に発症する。 通常疥癬患者が誤診されて、ステロイドを内服、外用した場合にも角化型となることがある。 典型例では顔面、頭部を含む全身、とくに四肢伸側に牡蠣殻状の鱗屑を付着する(図4)。 一方、手、足などに限局して角化が見られる症例もある。 角化型疥癬では爪疥癬を伴うことがあり、爪白癬に似た爪甲の肥厚を認める(図5)。 また、角化型疥癬患者では瘙痒を訴えない場合があるので注意が必要である。 治療対象は「ヒゼンダニが検出され確定診断された患者」あるいは「確定診断された患者と接触機会があり、かつ典型的な臨床症状を呈する患者」である。 疥癬では治療後、ヒゼンダニが全滅しても瘙痒、皮疹が遷延する場合があるため(疥癬後遺症)、診断がはっきりしないまま疥癬治療薬を投与すると、疥癬が治っていないのか、別の皮膚病なのか混乱のもとになる。 しかし、施設などでの集団発生では、やむをえず一斉投与を行う場合もある 4。 その際は、皮膚科専門医による経過観察が必要である。 以下に現在国内で用いられている治療薬を示す(投与量は通常疥癬の目安)。 硫黄軟膏は効果が低いため、通常疥癬ではフェノトリン外用薬またはイベルメクチン内服薬を用いることが推奨される。 角化型疥癬では両者の併用を検討する。 併用の場合はフェノトリンを塗布し12時間経過後に洗い流してから、イベルメクチンを内服することが勧められるが、併用方法は今後の検討が必要である。 いずれの治療薬も、投与数日後、ダニが死滅する際にアレルギー反応により痒みが一時的に強くなったり、小丘疹や小水疱が出現する場合があるので、事前に患者に説明しておいたほうがよい。 1 外用療法 外用薬は入浴後に頚から下の全身に膜を作るように塗り残しがないよう塗布する(高齢者や乳幼児では顔面、頭部まで塗布するのが望ましい)。 とくに手、足や陰部などのヒゼンダニが卵を産む部位には入念に塗る。 角化型疥癬では顔面、頭部にも塗布する。 ピレスロイド系殺虫剤(除虫菊の有効成分とその誘導体)で、効果が高く、毒性が低いが、乳幼児、妊婦での安全性は確立していない。 同系統のペルメトリン(後述)は海外の多くの国で第一選択薬であり、フェノトリンにも同様の効果が期待される 5。 4%フェノトリンであるが、この濃度ではヒゼンダニには無効である。 接触皮膚炎を起こしやすいので注意する。 接触皮膚炎を起こしやすいので注意する。 名称がオイラックスの外用薬でも、オイラックスHクリーム、市販のオイラックスA、オイラックスPZ軟膏・クリーム、オイラックスデキサS軟膏はステロイドが含有されているので使用してはいけない。 国内では院内製剤で使用されているが、保険適用はない。 刺激性があり、中枢神経系の副作用が報告されているので、顔面、頚部への外用は慎重に行う。 しかし、国内では認可されていないため、医師の責任で輸入し、投与に際してインフォームドコンセント、同意書が必要となる。 頻回に使用すると接触皮膚炎を起こす。 肝機能障害、血小板減少の副作用が報告されており、投与前後の血液検査が必要である。 高齢者や胃瘻患者では吸収がよくないためか効果が不十分な例が見られる 3。 外用、内服のいずれの治療薬も卵には効果が少ないため、フェノトリンやイベルメクチンは1週間おきに最低2回の投与が必要である。 なぜなら、卵が孵るのが3~4日、産卵から成虫までが10~14日であり、2週間間隔で投与すると次の卵が産まれてしまうからである。 ステロイド外用薬を長期に使用していた症例や角化型疥癬患者、原疾患のためステロイドや免疫抑制剤を全身投与されている患者では3回以上の投与が必要になることがある。 感染した可能性のある人(家族、介護している人など)は受診させ、症状に応じて治療する。 症状がない場合、通常疥癬の患者から感染する場合の潜伏期間は1ヵ月程度、角化型疥癬からだと1週間程度であることを念頭に経過観察する。 高齢者施設で疥癬が集団発生する場合は、ほぼ必ず角化型疥癬患者が感染源となっているので、感染源をつきとめることが重要である。 角化部が足底などに限局していて見逃されていたり、角化型疥癬患者の治療後に爪疥癬が残存していて感染源となっている場合がある。 生活指導としては、通常疥癬では掃除、洗濯は普通でよく、部屋に殺虫剤を撒布する必要はない。 但し、共用の洋式便座はそのつど清拭した方がよい。 また、通常疥癬でも長時間密着して介助する場合などは手袋・ガウンを着用する。 1 大滝倫子:節足動物と皮膚疾患.疥癬の症状と治療.東海大学出版会,東京.P155-171,1999. 2 牧上久仁子、大滝倫子、石井則久:園児間で伝播した保育園感染集団感染例.皮膚科の臨床51 13 :1843-1846,2009. 3 相馬かおり、川瀬正昭、江藤隆史:会社内トイレの暖房便座を介しての感染が疑われた疥癬の症例.日本臨床皮膚科医会雑誌30 4 :441-443,2013. 4 大滝倫子,谷口裕子,牧上久仁子:高齢者施設での疥癬の集団発生に対するイベルメクチンの治療効果.臨床皮膚科59 7 :692-698,2005. 5 石井則久、四津里英:今後期待の皮膚科治療薬 Part. 1 疥癬 総説2 ピレスロイド系薬剤.Visual Dermatology11 7 ,2012. 6 森下綾子、谷口裕子、滝野長平、大滝倫子:疥癬に対するペルメトリンクリームの有効性について.日本皮膚科学会雑誌120 5 :1027-1032,2010..

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