ルキノ 第 五 人格。 【ルキノ】ねぇ、ルキノさん。【第五人格】

#54 Regressione

ルキノ 第 五 人格

「今戻ったぞ、」 狩りを終え、捕らえた獲物を引っ提げながら男は洞穴の奥へと足を進める。 自身の帰りを待つ番いへと声をかけるも、返事はない。 疲れて眠っているのかと寝ぐらを覗けば、もぞりと身を震わせ蹲る姿にルキノはにんまりと笑みを浮かべ口を開いた。 「起きてるのなら返事ぐらいくれよ、寂しいだろう?」 「…どうして僕が君の帰宅を労わらなきゃいけないんだ」 昨夜の疲れが残っているのだろう、シーツに身を沈めながらノートンは気怠げに男を睨め付けた。 その首元には赤い情事痕がポツポツと散っている。 蜥蜴の男と土竜の青年、奇妙な番いが同居を始めてから、数ヶ月が経っていた。 強請るように差し出された手にとびきり上等の餌を渡し、残りは貯蔵庫に放る。 そうして青年が伏す寝ぐらと対面する定位置に腰を下ろし、青年が捕食する様を見やる。 一体その身体のどこにそんな量が入るのか。 細身に反して、とんだ大食漢だ。 「此方を警戒する割には、素直に餌は食うんだな」 「…君だって僕の体質は知ってるだろ。 この身体はお腹が減って仕方ないんだ」 余程腹が減っていたのだろう、男の視線を気に留める様子もなく餌に齧り付く姿を眺めながら、男はその情景にうっとりと見惚れた。 穏やかな青年の風貌に反し、鋭く研ぎ澄まされた鉤爪が獲物の急所を捉え、柔らかな肉に牙を埋める様は悍ましく美しい。 きっとその瞳が光を映したのなら、獲物を見据え、狩り尽くす惨たる様を見せてくれた事だろう! これと共に狩りが出来ぬ事が残念だ、と独り言ちながら、男は青年の捕食光景にただ魅入った。 男の視線を気に留める様子もなく、大量の餌を胃に収めた青年は満足気に目を細めた。 最後の一欠片を飲み下して、漸く青年が口を開く。 「…それで、いつ僕を巣穴に帰してくれるんだ」 「あ?お前の寝ぐらは此処だろう」 何を言ってるんだと返せば、先程の幸せそうな表情とは打って変わって信じられないと言いたげに青年が声を荒げた。 「僕を勝手に巣穴から引っ張り出して此処に連れてきたのは君だろう!いい加減家に帰してくれ!」 きゃんきゃんと喚く青年に、まだ番いの意味が分かっていないのかと言葉を返しても、僕は承諾した覚えはないと跳ね除けられる。 しかし青年は男と番いになる気も、同居を続ける気も全くないと言う。 ならば搦め手で落とすまでだ、と男は企みじみた口調を青年へと落とした。 「あんなちっぽけな巣に帰って満足に獲物が狩れるのか?俺と一緒に居た方がもっと飯が食えるぞ」 能動的に狩りを行うルキノと違い、巣穴を拠点とし、土穴に獲物が掛かるのをひたすら待つ狩りを主なスタイルとするノートンは、狩りの機会も捕獲量もあまり多くない。 加えてその大食漢だ。 落ちてくる獲物を狩るだけでは到底足りまい。 そこを指摘してやれば、思い当たりのある青年はバツの悪い表情で此方を睨め付けた。 俺と一緒に居たくはないが、餌は沢山欲しいとでも考えているのだろう。 何処までも食に貪欲な番いの愛しさに、思わず頬が緩む。 その空気を感じ取ったのだろう、より一層眉間の皺を濃くして、ノートンは男への拒絶を吐き出した。 「…君といると余計腹が減るから嫌だ」 「交尾の事か?その分餌は取ってきてやるから問題はないだろう」 「っ、そもそも交尾をする必要がないだろう!蜥蜴と土竜の番いなんて、聞いた事もない!」 顔を赤らめわあわあと餌を片手に喚く番いに、可愛いとしか思えなくなってしまった自分は重症だろうか。 交尾を生殖行為としか捉えず、俺がお前を"番い"と称する意味も分からないとは、全く可愛くて、愛おしくて、…愚かしい事だ。 これは丹念に解らせてやる必要がありそうだな、と青年の伏す寝台をギシリと軋ませて男はその無防備な肢体に囁いた。 「種族なんて関係あるものか。 俺は外で狩りをする、お前は此処で巣穴を守る。 それで充分だろう」 お前だって、ひもじい地中暮らしには戻りたくないだろう?そう告げてやれば食糧難には思う所があったのか、ぐううと唸る姿に男は咽喉を鳴らし笑った。 地中で一人生息し、群れを成さない性質柄か、この青年はどうも世間知らずな所がある。 男の誘い文句にふらふらと寄せられ、まんまと罠にかかる様子に加虐とも、庇護欲ともつかぬ欲が湧き上がる。 丁度狩りの後で昂ぶっていた頃だ。 熱を鎮めるにはもってこいだと、男は青年の小さな身体に覆い被さる。 顔を青ざめさせた青年が必死に逃れようと男の下でもがく。 その必死の抵抗を容易く制しながら、男は次ぐ情交への期待に大きく咽喉を鳴らした。 「これが終わったらたんまり餌をくれてやる」 だから黙って俺の相手をしろ、と囁けば僅かに緩んだ抵抗に思わず笑みが洩れる。 全く単純なものだ。 こんなに騙されやすくては、いつ他の獣に目を付けられるか分かったものではない。 そうなる前に、俺が大事に大事に囲い込んでしまわなければ。 「俺もいい加減、腹が減った」 早くお前を喰わせろ。 そう独り言ちる男の瞳は、深い、深い執心に囚われていた。 twitter. twitter. booth.

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【第五人格】板を使いこなす2つのコツ! 【アイデンティティV】

ルキノ 第 五 人格

その日は何の変哲もない普通の日であった。 いや、そう書くと物語のモノローグのようで酷く陳腐に感じる。 実際、その時までは普通の一日だった。 しかし、そのままではいられなかったのだ。 理由は簡単である。 「……何だこれは」 私がつぶやいた先、鏡に映る自分の姿は酷く幼かった。 見た目は変化した後のトカゲのままで、小さくなっても呪いは解けないものかと嘆息した。 それはそれとして、見事な幼体化である。 これにかかわったのは邪神共か、それとも何らかの薬品か。 全く心当たりのないルキノは自分の身体を見まわす。 ミズオオトカゲほどの大きさになってしまった自分は、どう見ても普通の爬虫類でしかない。 「興味深いな」 それならいっそ、自身の身体を記録として書き留めようではないか。 そう決意し、書斎の椅子に座る。 * その日はハンター全員で茶会をしよう、という話で合った。 しかし、一向に顔を見せないルキノに業を煮やし、彼の部屋へ呼びに行くこととなった。 茶会の主催者であるマリーは何処か心配そうにルキノの部屋のドアを叩く。 しかし、中に気配はするものの返事は一向になかった。 恐る恐るドアノブを回すと、扉がゆっくりと開いた。 ……中に居たのは、普段の大きく紳士的なトカゲではなく、本物のトカゲだった。 「きゃぁぁぁぁぁぁ! ルキノがトカゲになってしまったわ! 大変よ!」 彼はもともとトカゲであるが、気の動転したマリーはそう叫びながら食堂へ戻った。 「何を言うんだい、女王陛下。 ルキノはそもそもトカゲだろう?」 胡散臭いものを見る目でマリーを見つめながらジョゼフが言う。 なんとかしなさい、と慌てるマリーを宥めながらルキノの自室へ向かう。 ジョゼフが部屋の前に付くと、マリーが乱入したあとそのままにしたのであろう扉が開けっ放しにされていた。 恐る恐る中を見ると、そこには何一つ変わらぬ気迫でルキノが何かを書きつけていた。 その姿は、幼く、普段の威圧感を感じることはなかった。 「本当だ、トカゲになってしまっている」 ジョゼフはそう言いながら、慌てて戻っていった。 * ルキノが一心不乱に書き物をしていると、にわかに周囲が騒然とした。 煩わしげに顔を上げると、そこには心配したようにこちらをのぞき込むハンターたちがいた。 「ふむ、何の用だね。 私の書斎へ」 ルキノがそう言うと、皆が口をそろえて言う。 「「「「「「その状態でも喋れるのか」」」」」」 ふむ、とひと息をついて自分の姿を見返す。 そういえば、幼体のままだったか。 「あぁ、問題はないようだ。 原因は思い当たらないがこれはこれで興味深い現象だと思ってね」 ルキノはそう言うと、ハンターたちを横目に論文作成に取り掛かった。 「……」 まだ、周囲で皆が何事か言っているが興味はない。 それよりも、この興味深い現象を詳細に書き留めねば。 その決意のもとに筆を走らせた。

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第五人格 トカゲ(ルキノ)初動は弱い感じ?

ルキノ 第 五 人格

魔トカゲとは 第五人格の中国版に新ハンター「 魔トカゲ」が実装されました。 名前は「ルキノ」で、 日本版では6月20日に追加される予定です。 秘宝S6・真髄2ガチャから排出されるUR衣装「結晶体」を獲得すると、先行使用できます。 高いジャンプ力を持っていて、サバイバーを頭上から襲ったり、一気に距離をつめたりして追い詰めるハンターです。 1回のジャンプで最大3段目までジャンプができ、2段目以降は方向転換することも可能なので、アクロバティックな動きが可能です。 (存在感が溜まるまでは2回) しかも壁などの障害物も超えられ、 湖景村の海岸にある船や聖心病院の2階にのぼることもできるので、索敵と移動に関しては序盤からかなり強力なハンターと言えます。 また、任意のタイミングで地上に降りることができ、存在感が溜まると着地攻撃もできます。 この攻撃は道化師のロケットダッシュのように硬直時間が短く、 攻撃範囲内であれば板も破壊できるので、他のハンターに比べかなり大胆なチェイスや救助狩りが可能です。 もちろん、解読や治療を行っている サバイバーに奇襲を仕掛けて一気にダウンを狙うのもかなり強いでしょう。 ジャンプの使いどころが鍵 魔トカゲの最大の特徴であるジャンプはかなり強力で、2段目以降のジャンプでは方向転換もできる汎用性の高いスキルです。 しかし、転換のタイミングや方向の微調整が慣れるまで難しいかもしれません。 特に サバイバーが近くにいる場合において、ジャンプした方向とは逆方向に移動されるとそれだけでも時間を稼がれたり、見失ってしまうかもしれません。 また、スタミナによる制限もあるため、乱発できるスキルとはいいがたいです。 そのため、 索敵中や距離が離れている場合、板の読み合いの時などに使用し、基本的にはあまり使わない方がいいと思います。 それに、魔トカゲの板の破壊や窓の乗り越えは少し早いですが、通常状攻撃の範囲は若干狭いため、反射神経やサバイバーを追い込むスキルが必要になるハンターです。 魔トカゲの外在特質 外在特質 能力 呪われた体 ルキノは、空高くジャンプすることができる。 ジャンプするたびにスタミナを消費するが、 多段(空中)ジャンプ時は地面からのジャンプより消耗が少ない。 スタミナは時間とともに回復する。 魔トカゲの立ち回り 奇襲を狙おう! ルキノは、その爆発的なジャンプ力で一気に距離を詰めることができます。 さらに、存在感が溜まれば着地攻撃を仕掛けることもできるのです。 これを利用して、 暗号解読中や治療中のサバイバーに奇襲を仕掛けましょう。 ただし、ホワイトサンド精神病院など屋内や天井があるところだと、そもそもジャンプができないところがある点は注意してください。 サバイバーの意表を突こう! ルキノはスタミナが続く限りジャンプすることができ、壁だけでなく 板や高低差のある窓枠も飛び越えることが可能です。 地上から湖景村の海岸にある船の上や聖心病院の2階にも飛ぶことができ、チェイスでの駆け引きにはそれなりに強いと思います。 特に 着地攻撃ができるようになった後は、外しても板の破壊ができるので、かなり強気にチェイスができるのです。 ただ、ジャンプ中に障害物に当たるとそのまま落下してしまうので、あらかじめカスタムなどで練習しておきましょう。 救助狩りを狙え! もちろん、ジャンプスキルは 救助狩りにも使用できます。 魔トカゲに限りませんが、 近くに窓枠や板の少ないチェアにサバイバーを拘束すれば、その能力をいかんなく発揮できるでしょう。 解読を妨害しよう! 暗号機を比較的早く巡回できるので、補助特質「異常」や「監視者」を積んで、3連機を作っても強そうです。 「崩壊」など回復を妨害するあるいは「狂犬」などの 探知系の内在人格を組み合わせれば、さらに凶悪になると思います。 下記動画では、魔トカゲの能力について解説しています。 魔トカゲのおすすめの内在人格 カラスの群れ カラスの群れは、最大32m以内でサバイバーがカラスを驚かせた時に、その位置を通知してくれる内在人格です。 魔トカゲは障害物をジャンプで無視できるため、索敵だけではなく奇襲やトンネルにかなり役立つと思います。 抑制 抑制は、警戒半径を15%減少させる内在人格です。 奇襲向きのハンターのため、 暗号解読や治療を行っているに気づかれにくくなるこの内在人格は相性がいいと思われます。 掃除屋 掃除屋は、最大32m以内の治療をしているあるいはされているサバイバーの位置を通知してくれる内在人格です。 魔トカゲの着地攻撃は、硬直時間が短く、すぐに通常攻撃を仕掛けることができます。 巨大ペンチ 巨大ペンチは、風船に縛られたサバイバーの抵抗力を最大75%、抵抗速度を15%低下させる内在人格です。 魔トカゲのジャンプ能力は、救助狩りにも有用で、特に周囲に障害物や板・窓枠が少ないチェア(弱いチェア)にサバイバーを拘束した場合は、かなり強いと思います。 よって、サバイバーをダウンさせた場合は、できるだけ弱いチェアに拘束しましょう。 一方通行の窓枠を反対から通ったり、地上から2階にのぼったりすることもできます。 しかし、通常攻撃の範囲は若干狭く、ジャンプを使いこなすには慣れが必要です。 そのため使う人を選ぶかもしれませんが、それなりに 強いハンターなので、ぜひ使ってみてください。

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