少女 革命 ウテナ 考察。 「少女革命ウテナ」の感想と考察(適当版):+150mlなブロマガ

ウテナ考察:「棺」について

少女 革命 ウテナ 考察

STAFF 封切日 1999年8月14日 上映時間 87分 - プロジェクト ・・ ポータル ・・ 『 少女革命ウテナ』(しょうじょかくめいウテナ)は、制作の作品。 テレビシリーズとして1997年4月2日から同年12月24日までで放送された。 全39話。 概要 『』シリーズのメインスタッフだったが少数精鋭のスタッフを集めて制作集団ビーパパスを結成、少女漫画家と組んで世に放った異色作。 第2回テレビ番組の部最優秀賞受賞。 男装の麗人、書き割りの様な背景、影絵の少女達による不可思議な劇中劇など、と前衛舞台劇を折衷したような徹底したな演出が特徴。 また、学園といった閉鎖世界や薔薇や王子様といった少女漫画的モチーフを中心に、おとぎ話や古の貴族のような決闘、同性愛や近親愛まで多くの要素を扱い、かつ哲学的な言辞と象徴や図式を大小に首尾一貫してちりばめている。 合唱曲「絶対運命黙示録」など、かつて率いる「」で音楽を担当していたの的楽曲を採用した事も、独特の世界観を作り上げる大きな要因となった。 監督の『』を彷彿とさせるフレーズが作中にあり、第27話「七実の卵」は影響が顕著に表れている。 企画 ビーパパス(Bepapas)は幾原邦彦がオリジナル作品制作のために作ったチームで、その名前は「大人になろう」の意。 従来は著作者として認められることがほとんどなかったアニメーションの制作スタッフが原作者の立場で表に立つことも目的としていた。 当初の企画として最初に形になったものはコアターゲットを狙ったOVAで、主人公の名前はウテナ、敵の名前は「世界の果て」であった。 この頃、幾原は「世界の果て」という言葉を絶望という意味でよく口にしたという。 しかし幾原がさいとうちほの作品と出会うことで、この企画はより一般向けのテレビシリーズを志向するようになる。 さいとうにキャラクター原案を依頼した時点での作品名は「少女革命ウテナKiss」で、主人公が誰かとキスすることで男装の美少女へ変身するというもの。 玩具メーカーをスポンサーに想定した子供向けアニメである。 幾原はウテナとアンシーを親密な仲にする構想を持っていたが、さいとうは少女漫画家としての自負から、視聴者である少女が望むものではないとその構想を強く否定、このショックで幾原はを起こしたという。 ただし、放送終了後の座談会でさいとうは、ビーパパスの影響で同性愛的なものを肯定するようになったと心境の変化を語っている。 または、主人公の天上ウテナのモデルはさいとうちほであり、ウテナに目指してほしかったものは、さいとうちほが目指すような、安っぽい道徳とは逆の人間性の高さ、の高さであると述べている。 その後、キングレコードのプロデューサーの目に留まることで企画はより本格的な制作体制に移り、また大幅な変更が行なわれて最終的な形になっていった。 演出・美術 作品には監督である幾原の作家性が色濃く出ているが、他のスタッフもまた自発的に様々なアイディアを投入している。 例えば、影絵少女は幾原ではなく、シリーズ構成のの発案である。 生徒会室内で様々な演出が行なわれるようになったのは、第5話でが林檎をウサギに変えたことが機であるという。 はこれを、たった2枚の絵で、世界を革命するという行為の本質を暗示して見せる演出だと高く評価している。 同じく第5話で桐生冬芽の胸をはだけさせたのも錦織である。 この後、スタッフ個々によるキャラクターの露出合戦がエスカレートしていった。 美術監督を務めたは当時64歳(放送開始時)の大ベテランである。 幾原監督は理詰めでなくイメージを重視した指示を出し、例えばアーチを描くにしてもその先にあるはずの建物などを描かせず、向こう側に真っ白な空を描かせたという。 その衝撃はかつて小林が共に仕事をしたと似た感覚で、そのような発想の飛躍は自分にはないものであり、いい刺激になったと語っている。 また建物の大半をデザインしたについても、その重力や力学を無視した自由な発想に小林はショックを受け、その良い部分を生かすようにしたとのことである。 メディアミックス テレビアニメ放送時にさまざまな展開が行われ、漫画、ゲームの他、ミュージカルや小説版(ノベライゼーション)なども発表された。 劇場版公開時には、「」による舞台が公開された。 また、劇場版公開に合わせてテレビアニメ版12話までが1999年8月9日・16日にテレビ東京の深夜帯で再放送された。 また、さいとうちほによる同名の漫画作品がテレビ放送に先んじて世に出ているが、テレビシリーズの制作が決定したことを受けての連載の為、原作ではなくの一種と位置づけられており、「原作ビーパパス」と明記されている。 テレビアニメ版、漫画版、小説版、劇場版ではそれぞれ、話の展開や設定が異なっている。 2017年には『』9月号に、さいとうちほ画業35周年企画として20年ぶりとなる新作漫画(60p)が掲載された。 あらすじ 幼い頃に自分を助けてくれた王子様に憧れ、自分も王子様になりたいと願うようになった少女・天上ウテナは、入学した鳳学園で「薔薇の花嫁」と呼ばれる少女・姫宮アンシーと出会う。 エンゲージした者に「永遠」に至る「世界を革命する力」を与えるという「薔薇の花嫁」をかけて戦い続ける生徒会役員(デュエリスト)たちは、ウテナがかつて王子様から貰った指輪と同じ「薔薇の刻印」と呼ばれる指輪を持っていた。 ウテナもまたこの決闘ゲームに巻き込まれ、その背後にある「世界の果て」へと迫っていく…。 1〜13話が生徒会編、14〜24話が黒薔薇編、25〜33話が鳳暁生編、34〜39話が黙示録編。 登場人物 詳細は「」を参照 作中用語 (50音順) (あけのみょうじょう) 夜明けの東の空に輝くのこと。 金星は、暁の明星、宵の明星とも呼ばれる。 暁生の名前の元となった星で、堕天使の象徴でもある。 漫画版では愛と美の女神の象徴でもある、と追記されている。 エンゲージ の意味。 アンシーを巡る決闘の勝者はアンシーと「エンゲージした」と表現され、アンシーは勝者へ服従する。 鳳学園(おおとりがくえん) 物語の舞台。 幼等部から高等部まであるで、を備える。 小高い丘の上に建ち、海に面している。 男子の制服は、女子の制服は。 第1話に登場する鳳学園の全景を見ると、学園の敷地がの形をしていることが分かる。 黒薔薇のデュエリスト(くろばらのデュエリスト) 御影草時により心の闇を解放させられ、決闘に参加させられることとなった者達。 彼らは根室記念館の面会室で御影によって心の闇を解放させられた後、生徒会執行部のメンバーの体から剣をとりだし(最初の黒薔薇のデュエリストである鳳香苗は例外)、ウテナのロッカーに「エンゲージする者へ 夕刻 決闘広場で待つ」という果たし状を送りつけるという行動をとる。 そしてウテナが決闘広場にやってくると、「この黒薔薇にかけて誓う。 この決闘に勝ち、薔薇の花嫁に死を」という口上を述べる。 決闘広場には机が並べられており、机の上には黒薔薇のデュエリストごとに異なるもの(その黒薔薇のデュエリストにとって関わりのあるもの)が置かれる。 加えて、広場の地面には根室記念館焼失の際に亡くなった少年達の影を模した赤い人影が映っている。 決闘に際して、彼らは黒い薔薇の刻印(亡くなった百人の少年が所持していたもの)を持ち、胸には黒い薔薇を挿す。 決闘に負け、薔薇を散らされると、黒薔薇のデュエリストは、自分たちが黒薔薇のデュエリストであったときの記憶を失う。 決闘広場(けっとうひろば) 決闘が行われる円形の広場。 学園の裏手にある森から薔薇の刻印を持つ者だけが入れる。 螺旋階段(黒薔薇会編まで)または中央のゴンドラ(鳳暁生編以後)で最上階の広場に到達する。 広場の上には逆さになった城が見え、決闘のクライマックスではこの城からディオスの幻影が一方の決闘者へと舞い降りて力を与える。 馬宮曰く、この広場の「城」を出現させ、「広場への道」を開いたのは、誰でもない根室教授である。 黒薔薇のデュエリストとの決闘の際には、机などが並べられている。 鳳暁生編での決闘では、暁生の乗っている車と同型のものが散らばっている。 決闘においては、胸に挿した薔薇を散らされると負けとなる。 世界の果て(せかいのはて) 薔薇の花嫁を巡る決闘を仕組んだ黒幕。 その正体はかつて「王子様」だった者の成れの果て。 世界を革命する力(せかいをかくめいするちから) 薔薇の花嫁とエンゲージした者が手に入れるとされている力。 作中でその具体的な内容が語られることはほとんどないが、デュエリスト達はそれぞれ異なる理由でこの力を欲し、ウテナに決闘を挑む。 ディオスの剣 かつてディオスが持っていたことから名づけられた。 見た目は薔薇をモチーフとした真っ直ぐなサーベルで、王子様が持つにはふさわしく気品あふれる形をしている。 決闘の時には薔薇の花嫁であるアンシーの「気高き城の薔薇よ、私に眠るディオスの力よ、今こそ答えて(主に答えて今こそ示せ)」詠唱とともに胸から出現する。 実はこの剣は、ディオスが失った「理想」が形になったものである。 デュエリスト の意味。 薔薇の刻印の指輪を持ち、薔薇の花嫁とエンゲージしている者に挑戦する権利がある。 根室記念館(ねむろきねんかん) 学園の片隅にある古い建物で、かつてこの場所で、根室教授が研究主任を務めた「永遠」についての研究を携わっていた生徒100人が火事で命を落とした。 「いつか革命される物語」の主人公曰く生徒手帳にも載っていないらしい。 御影ゼミ(通称黒薔薇会)はこの校舎を使っており、薫幹が御影ゼミから入会の勧誘をうけるが、根室記念館を敬遠して断った。 薔薇の花嫁 姫宮アンシーのこと。 決闘の勝者とエンゲージ(婚約)した。 実は真の薔薇の花嫁を引き出すための影武者(魔女)。 薔薇の刻印 世界の果てから選ばれたもののみが送られる指輪(過去において「永遠」を生み出す研究に携わった根室教授と100人の少年達は、世界の果てとの「契約」によって手に入れた)。 これを持つ者のみが決闘広場に入り、決闘に参加することができる。 御影は、かつて共に「永遠」を研究していた少年100人が所持していた指輪を使って黒薔薇のデュエリストを生み出していた。 黒薔薇のデュエリストが持つ指輪は黒い色をしているが、これは御影曰く「指輪の持ち主が死ぬと指輪は黒く染まってしまう」からだとのこと。 薔薇の刻印の手紙 世界の果てが天上ウテナと鳳学園生徒会のメンバーに向けて発送している、薔薇の刻印が付いた通知書である。 薔薇の香りがする。 薔薇の刻印の指輪 天上ウテナと鳳学園生徒会のメンバーが持っている、薔薇のしるしが刻まれた指輪。 決闘に参加する資格のあかし。 実は世界の果てが真の薔薇の花嫁を探るための道具という別の一面がある。 薔薇の刻印の十二星座表 漫画版のみ登場。 決闘者の順を表した十二星座の絵である。 薔薇物語 第34話で語られるおとぎ話。 「むかし、すべての女の子がお姫様だった頃、お姫様たちには危機が来ると助けてくれる白馬の王子様がいました。 ある日のこと、老婆から空に浮かぶ城に世界の光を奪おうとする魔女がいると聞いた王子は世界の光を守るために空に浮かぶ城へ行きます。 しかし、実はこの世界の光そのものである王子を捕らえるための罠だったのです。 実は老婆は妹が化けたもので、妹は自分がお姫様になれないことを悲しみ王子を閉じ込めてしまったのです。 こうして世界は闇に閉ざされてしまいました。 」 テレビアニメ スタッフ• 企画・原作 - ビーパパス• 原案・監督 - 幾原邦彦• 原案・漫画 -• シリーズ構成 - 榎戸洋司• 監督補佐 - 金子伸吾、• キャラクターデザイン - 長谷川眞也• コンセプトデザイン -• カラーデザイン -• 美術監督 -• 色彩設定 - 店橋真弓• 撮影監督 - 中條豊光• 編集 -• 音響監督 -• 音楽 -• 合唱オリジナル楽曲 -• CG - 岸野裕司• プロデューサー - 小林教子、池田慎一• アニメーションプロデューサー -• アニメーション制作担当 -• アニメーション制作 -• 製作 - 、 主題歌• オープニング• エンディング• 「」 (25話-38話)(作詞・作曲 - J. 挿入歌• 合唱曲「絶対運命黙示録」 各話リスト 話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 放送日 1 薔薇の花嫁 1997年 4月2日 2 誰がために薔薇は微笑む 金子伸吾 4月9日 3 舞踏会の夜に 竹之内和久 4月16日 4 光さす庭・プレリュード 高橋亨 4月23日 5 光さす庭・フィナーレ 金子伸吾 4月30日 6 七実様御用心! 岡崎幸男 5月7日 7 見果てぬ樹璃 榎戸洋司 5月14日 8 カレーなるハイトリップ 比賀昇 西村聡 西山明樹彦 5月21日 9 永遠があるという城 榎戸洋司 5月28日 10 七実の大切なもの 比賀昇 松本淳 6月4日 11 優雅に冷酷・その花を摘む者 上村一宏 錦織博 金子伸吾 金子伸吾 相澤昌弘 6月11日 12 たぶん友情のために 垂永志 高橋亨 長濱博史 長谷川眞也 6月18日 13 描かれる軌跡 榎戸洋司 高橋亨 阿保孝雄 6月25日 14 黒薔薇の少年たち 橋本カツヨ 岡崎幸男 林明美 7月2日 15 その梢が指す風景 星川孝文 7月9日 16 幸せのカウベル 比賀昇 錦織博 津幡佳明 7月16日 17 死の棘 松本淳 香川久 7月23日 18 みつるもどかしさ 比賀昇 西村聡 岡崎幸男 林明美 7月30日 19 今は亡き王国の歌 風山十五 高橋亨 相澤昌弘 8月6日 20 若葉繁れる 月村了衛 橋本カツヨ 桜美かつし たけうちのぶゆき 8月13日 21 悪い虫 阿部邦博 8月20日 22 根室記念館 榎戸洋司 松本淳 津幡佳明 8月27日 23 デュエリストの条件 橋本カツヨ 岡崎幸男 林明美 9月3日 24 七実様秘密日記 比賀昇 松本淳 高橋亨 阿保孝雄 9月10日 25 ふたりの永遠黙示録 榎戸洋司 風山十五 金子伸吾 相澤昌弘 長谷川眞也 長濱博史 9月17日 26 幹の巣箱(光さす庭・アレンジ) 松本淳 岡崎幸男 林明美 9月24日 27 七実の卵 比賀昇 錦織博 伊達勇登 田中孝弘 10月1日 28 闇に囁く 月村了衛 高橋亨 阿部邦博 10月8日 29 空より淡き瑠璃色の 橋本カツヨ たけうちのぶゆき 10月15日 30 裸足の少女 榎戸洋司 風山十五 桜美かつし 香川久 10月22日 31 彼女の悲劇 比賀昇 錦織博 岡崎幸男 林明美 10月29日 32 踊る彼女たちの恋 松本淳 金子伸吾 金子伸吾 相澤昌弘 11月5日 33 夜を走る王子 榎戸洋司 橋本カツヨ 高橋亨 長谷川眞也 長濱博史 11月12日 34 薔薇の刻印 桜美かつし 門上洋子 長谷川眞也 11月19日 35 冬のころ芽ばえた愛 月村了衛 松本淳 伊達勇登 相澤昌弘 11月26日 36 そして夜の扉が開く 錦織博 高橋亨 高橋亨 田中孝弘 12月3日 37 世界を革命する者 榎戸洋司 風山十五 桜美かつし たけうちのぶゆき 12月10日 38 世界の果て 金子伸吾 林明美 12月17日 39 いつか一緒に輝いて 橋本カツヨ 高橋亨 長谷川眞也 12月24日 放送局 放送地域 放送局 放送系列 備考 製作局 同時ネット 遅れネット TBS系列 日本テレビ系列 TBS系列 CS放送 水曜18:00枠 前番組 番組名 次番組• カラーコーディネイト -• 色彩設定 - 店橋真弓• 撮影監督 - 中條豊光• 編集 - 西山茂(タバック)• 音響監督 -• 音楽 - 、、天利英跡• 音楽制作 -• 合唱オリジナル楽曲 - J. シーザー• アニメーション制作 -• 制作協力 - 、• 配給 -• 製作 - 少女革命ウテナ製作委員会 主題歌(劇場版)• 挿入歌• エンディングテーマ• 作者は。 単行本は小学館()より全5巻、後により文庫版が全3巻出版された。 より劇場版のコミックも1巻出版されている。 番外編• 序章 バラの刻印(1996年ちゃお6月号・7月号に掲載)• カレーなる変身(1996年ちゃおデラックス冬の増刊号に掲載) アニメの「カレーなるハイトリップ」を元にしたストーリー。 3つの願い(ちゃお1997年9月号ふろくに掲載)• 深き琉璃色の影(ちゃおデラックス1998年冬の増刊号に掲載) アニメの「空より淡き瑠璃色の」を元にしたストーリー。 黒バラの刻印(ちゃおデラックス1998年春の増刊号に掲載) アニメの黒薔薇会編を元にしたストーリー。 アドゥレセンス黙示録 前編・後編(別冊少女コミックスペシャル1999年5月5日号・9月5日号に掲載) 既刊一覧 単行本• 第1巻 (1997年1月20日発売)• 第2巻 (1997年4月20日発売)• 第3巻 (1997年9月20日発売)• 第4巻 (1998年1月20日発売)• 第5巻 (1998年5月20日発売)• 劇場版 少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録 (1999年9月20日発売) 文庫版• 第1巻 (2003年9月10日発売)• 第2巻 (2003年10月10日発売)• 第3巻 (2003年10月10日発売) 新装版• 第1巻 (2017年11月10日発売)• 第2巻 (2017年11月10日発売)• 第3巻 (2017年12月8日発売)• 第4巻 (2017年12月8日発売)• 第5巻 (2018年1月10日発売)• 劇場版 アドゥレセンス黙示録 (2018年1月10日発売)• 少女革命ウテナ After The Revolution (2018年5月10日発売) 小説版 より出版。 作者は。 当初は全4〜5巻を予定していたらしい [ ] が、2巻で終了。 少女革命ウテナ1 蒼の双樹 (1998年1月1日発売、大河内一楼・パレット文庫)• 少女革命ウテナ2 翠の想い (1998年3月1日発売、大河内一楼・パレット文庫) ゲーム 1998年に『 少女革命ウテナ いつか革命される物語』のタイトルで、より発売された2枚組の用(GS-9182)。 ゲームオリジナルキャラクターである転校生の少女を主人公とした物語。 時系列では、原作の8話と9話の間に位置する。 主要キャラクターには「心の気高さ」というパラメーターが設定されていて、時折出現する選択肢で何を選んだかにより変動していく。 各キャラクターの心の気高さ、また誰が最も高いかによりエンディングが変化する。 的な要素もあるが、ほとんどのキャラクターには別に想い人がいる、原作の途中が舞台となっている、などの理由から、大抵は主人公の片思いという形で終わる。 ただ、生徒会メンバー同士が決闘するアニメーション(ゲームオリジナル)、主人公自身がデュエリストになるルートなど、別の要素も多い。 主人公の父親がシルエットで登場するが、その髪型はとあるメインキャラクターに酷似している。 また、本作には鳳学園周辺の街が出てくる・「東館はエンゲージしたものしか入居できない」と発言されているが、これはアニメで使われなかった設定が流用されたものである。 エンディングは、「パーフェクト編」「ウテナ編」「冬芽編」「西園寺編」「樹璃編」「幹編」「アンシー編」「暁生編」「黒薔薇編」「ノーマル編(内容はパーフェクト編とほとんど変わらない)」「バッド(ゲームオーバー)エンド」の11種類。 スタッフ・アニメパート• 監督 - 桜井弘明• 脚本 -• キャラクターデザイン・ジャケットイラスト - 長谷川眞也• 演出 - 金子伸吾、高橋亨• 作画監督 - 林明美• 音楽 - 光宗信吉• 合唱曲(挿入歌) - J. シーザー• 制作プロデューサー - 川崎とも子• アニメーション制作 - スタッフ・ゲームパート• 企画製作 - 中津泰彦、加藤雅史• アートコーディネーター - 飯田直彦• プロデューサー - 菅野豊• ディレクター - 山路和紀 舞台 ミュージカル・少女革命ウテナ• 1997年12月17日 - 12月29日 劇場(東京)• 主要スタッフ・キャスト• 脚本・演出:• 天上ウテナ:• 姫宮アンシー:• 桐生冬芽:• 有栖川樹璃: 公演・少女革命ウテナ魔界転生黙示録編〜麗人ニルヴァーナ来駕〜• 1999年5月26日 - 6月1日 ザムザ(東京)• 主要スタッフ・キャスト• プロデュース:幾原邦彦• 脚色・演出:• 天上ウテナ:一ノ瀬めぐみ• 姫宮アンシー:野口員代• 桐生冬芽:斉藤レイ• 桐生七実:成宮観音 劇団FANTASY ADVENTURE公演・少女革命ウテナ〜コロス幻想生命体〜• 2000年9月30日、10月1日 中ホール(兵庫)• 主要キャスト• 天上ウテナ:亘まゆ• 姫宮アンシー:可愛あき• 桐生冬芽:葵かずき• 有栖川樹璃:桐生忍 ミュージカル・少女革命ウテナ〜白き薔薇のつぼみ〜• 2018年3月8日 - 18日 (東京)• 主要キャスト• 天上ウテナ:(当時)• 姫宮アンシー:• 桐生冬芽:• 西園寺莢一:• 有栖川樹璃:立道梨緒奈• 薫幹:• 桐生七実:• 篠原若葉:• 影絵少女A子:• 影絵少女B子:NENE• 冬芽・幼少期:池田謙信• 西園寺・幼少期:山内涼平• 主要スタッフ• 原作:ビーパパス• スーパーバイザー:幾原邦彦• 脚本・演出:吉谷光太郎• 企画・製作:エグジットチューンズ/ポニーキャニオン• 制作:ポリゴンマジック• 主催:ミュージカル「少女革命ウテナ」製作委員会 ミュージカル・少女革命ウテナ~深く綻ぶ黒薔薇の~• 2019年6月29日 - 7月7日 (東京)• 主要キャスト• 天上ウテナ:• 姫宮アンシー:• 西園寺莢一:吉澤翼• 有栖川樹璃:立道梨緒奈• 薫幹:• 桐生七実:• 篠原若葉:• 高槻枝織:• 薫梢:• 千唾馬宮:• 影絵少女:• 鳳暁生:• 御影草時:• アンサンブル:仲田祥司、多田滉、後藤光葵、吉田瑞貴• 主要スタッフ• 原作:ビーパパス• スーパーバイザー:幾原邦彦• 脚本・演出:吉谷光太郎• 企画・製作:エグジットチューンズ/ポニーキャニオン• 制作:ポリゴンマジック• 主催:ミュージカル「少女革命ウテナ」製作委員会 トレーディングカード• マスターズ()• 「第一幕」「第二幕・薔薇の彼方」の二シリーズ。 の一場面をカード化したコレクションカード。 アニメ系では珍しくスタッフやキャストの撮り下しカード(幾原邦彦、さいとうちほ、長谷川眞也、榎戸洋司、J. シーザー、川上とも子、イロイロ)がある。 カード少女革命ウテナ(天田印刷加工) 関連商品 脚本集• 少女革命ウテナ脚本集 上 薔薇の花嫁 (1998年4月30日発売)• 少女革命ウテナ脚本集 下 薔薇の刻印 (1998年4月30日発売)• 著者:榎戸洋司• 出版社:() イラスト原画集・資料集• 少女革命ウテナ キャラクター設定決定稿• 少女革命ウテナ 美術設定稿• 少女革命ウテナ さいとうちほ原画集 CD-ROM (インナーブレイン、発行日日付なし)• 少女革命ウテナ 設定資料集 (、1997年発行)• This is Animation 少女革命ウテナ 薔薇の告白 (1998年1月10日発売)• 監修:ビーパパス• 企画・構成:キャラメル・ママ• 出版社:小学館(ちゃお特別編集)• 少女革命ウテナ 薔薇の黙示録 (、1998年3月26日発売)• 少女革命ウテナ写真集 薔薇の記憶 (1998年6月30日発売)• 編者:アニメージュ編集部• 出版社:徳間書店(アニメージュ文庫)• 少女革命ウテナ やさしいピアノソロ (東京音楽書院、1998年8月発売)• 少女革命ウテナ 薔薇の容貌 (1998年9月15日発売)• 著者:• 出版社:• 少女革命ウテナ ART COLLECTION 薔薇の全貌 (1998年9月15日発売)• 企画・編集:• 出版社:• 少女革命ウテナ さいとうちほ複製原画集 (小学館、1999年8月7日発売)• 少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録 シナリオブック (1999年8月14日発売)• 著者:榎戸洋司• 出版社:青林工藝舎• 劇場版 少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録 オリジナルサウンドトラック 〈アドゥレセンス・ラッシ〉 (、1999年9月20日発売)• 少女革命ウテナ ヴィジュアルメイキングブック アート・オブ・ウテナ (1999年10月31日発売)• 企画・編集:、• 出版社:• 少女革命ウテナ ROM-COLLE LA MAISON DE CHUCHU (キングレコード、1999年12月3日発売) KIRA-19• NEWTYPE ILLUSTRATED COLLECTION 少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録 (2000年3月18日発売)• 編集:、• 出版社:• 少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録 (発行日日付なし)• 構成・編集:小黒祐一郎 アニメ研究本• 少女革命ウテナ ヴィジュアル・ストーリー・ブック 1 (1998年2月20日発売)• 少女革命ウテナ ヴィジュアル・ストーリー・ブック 2 (1998年3月20日発売)• 少女革命ウテナ ヴィジュアル・ストーリー・ブック 3 (1998年5月20日発売)• 少女革命ウテナ ヴィジュアル・ストーリー・ブック 4 (1998年5月20日発売)• 少女革命ウテナ ヴィジュアル・ストーリー・ブック 5 (1998年7月20日発売)• 企画・編集:岸川編集事務所• 出版社:小学館(フラワーコミックスアニメ版) ゲーム攻略本• 鳳学園指定図書 少女革命ウテナ いつか革命される物語 オフィシャルガイドブック (1998年6月19日発売)• 編集:セガサターンマガジン編集部、アミューズメント書籍編集部• 出版社: 音楽CD シングル• (1997年5月21日発売) KIDA-149• (1997年5月21日発売) KIDA-150• (1999年7月2日発売) KIDA-181• フィアンセになりたい (1997年12月10日発売) TODT-5087 サウンドアルバム• (1997年7月24日発売) KICA-354• (1997年11月6日発売) KICA-374• (1998年1月1日発売) KICA-384• (1998年2月4日発売) KICA-389• (1998年4月3日発売) KICA-396〜397• (1999年5月28日発売) KICA-9461• (1999年6月25日発売) KICA-467• (1999年8月14日発売) KICA-471• (2005年11月23日発売) KICA-727• (初回生産限定盤 10枚組 2008年8月27日発売) KICA-920〜928 DVD• 少女革命ウテナ L'Apocalypse:1 (1999年1月1日発売) KIBA-15• 少女革命ウテナ L'Apocalypse:2 (1999年2月1日発売) KIBA-16• 少女革命ウテナ L'Apocalypse:3 (1999年3月1日発売) KIBA-17• 少女革命ウテナ L'Apocalypse:4 (1999年4月1日発売) KIBA-18• 少女革命ウテナ L'Apocalypse:5 (1999年5月1日発売) KIBA-19• 少女革命ウテナ L'Apocalypse:6 (1999年6月1日発売) KIBA-20• 少女革命ウテナ L'Apocalypse:7 (1999年7月1日発売) KIBA-21• 少女革命ウテナ L'Apocalypse:8 (1999年8月1日発売) KIBA-22• 少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録 (2000年3月3日発売) KIBA-474• 少女革命ウテナ DVD-BOX 上巻 (初回限定生産、2008年9月26日発売) KIBA-91500〜5• 少女革命ウテナ DVD-BOX 下巻 (初回限定生産、2009年3月11日発売) KIBA-91506〜11 Blu-ray• 少女革命ウテナ Blu-ray BOX 上巻 (初回限定生産、2013年1月23日発売) KIXA-90240〜3• 少女革命ウテナ Blu-ray BOX 下巻 (初回限定生産、2013年2月27日発売) KIXA-90244〜8 脚注 []• 八本正幸著「世界の果てのアニメ」P66-69• DVD 1巻ライナーノーツ(小黒祐一郎)• 「コミッカーズ」()1997年8月号 さいとうちほインタビュー• DVD北米版最終巻 オーディオコメンタリー• 榎戸洋司「セクシュアリティの構造」さいとうちほ『花冠のマドンナ 2』小学館文庫、小学館、2002年• LD 9巻解説(小黒祐一郎)• 「」()1998年1月号 ウテナ特集• LD 7巻解説• LD 10巻解説(小林七郎インタビュー)• 、、、、の5名。 2017年12月28日. 2017年12月28日閲覧。 及川光博のオリジナル歌唱で、もともと本作とは無関係。 劇中使用版とは歌詞は同じだがアレンジが異なる。 文献情報• 「少女漫画における男装:ジェンダーの視点から」谷口秀子(言語文化研究2002. 15九州大学学術情報リポジトリ)• 「少女革命ウテナ 薔薇の容貌」伊藤誠之助,1998,ベストセラーズ 関連項目• - 姫宮アンシーが名前の由来となっているフリーの日本語入力システム。 外部リンク•

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【アニメ考察】「少女革命ウテナ」を全力で謎解きする。

少女 革命 ウテナ 考察

なぜ『少女革命ウテナ』の特集をしたのか 山田玲司氏(以下、山田):まずは、『少女革命ウテナ』ですが。 乙君氏(以下、乙君):けっこう有料部分でやってたんで、総括する意味で『少女革命ウテナ』とはどういう作品なのかっていうのを玲司さんに解説していただいて。 山田:これね、言っとかなきゃいけないんだけど。 この企画、リクエスト企画なんだよ。 『エヴァ』をやってくれって言われてやったら、けっこういけんじゃんって言って、「次なにやったらいいの?」っていうのを番組で聞いたじゃん。 それで出てきたやつで『ウテナ』だったんだよね。 それでちょっと食べやすそうかなって一瞬思っちゃったんだけどね。 乙君:そうですね、『輪るピングドラム』が一応実質1位なんですよ。 あのとき。 だけどその前の作品が『少女革命ウテナ』だったから、同じ監督なら順番に見たほうがいいかなみたいな感じで確か選んだと思います。 じゃあまず『ウテナ』から、みたいな感じで。 山田:そうそう。 『まどマギ』案件だと、このあとやりますけど大変そうじゃない(笑)。 乙君:『まどマギ』が? 山田:そう。 『まどマギ』大変そうじゃん。 乙君:俺……まあいいや。 山田:ナメてたの、ちょっと。 ウテナ。 乙君:ナメてた!? ウテナをナメてました? 山田:大丈夫だろと思って。 まずは言いたいことがある。 乙君:はい。 山田:ありがとうございます。 一同:(笑)。 乙君:そのパターン多いな(笑)。 山田:もうね、『少女革命ウテナ』は山田案件すぎたわ! 久世:へー! 山田:山田案件すぎた。 本当に。 乙君:まるで俺じゃねぇかと。 ウテナ仕掛け人は庵野秀明とも懇意 山田:なぜかと言うと、この仕掛け人の幾原(邦彦)さんと榎戸(洋司)さんという人のタッグなんだけど。 これ両方とも関西人です。 大阪出身。 63年生まれで俺の3つ上なんだけど。 要するに庵野(秀明)さんとその周辺にカブってる人たち。 庵野さんとも仲がいい。 実は『エヴァ』をやるときに榎戸さんは『エヴァ』に参加してる。 そして大きなことに、渚カオル君っているじゃん。 あれ幾原さんがモデルだから。 乙君・久世:えー!? 山田:それくらいの美少年だったんだよ。 乙君:美少年なの!? 幾原さんって!? 山田:今もイケメンですよ。 本当に。 50超えて。 乙君:まじ!? 信じらんない! 山田:うるせーよ(笑)。 そこまで揃ってるだけじゃなくて世代が一緒なのでだいたい同じものを見てきて、同じ怒りを抱えている。 同じ葛藤を。 そしてね、オタクが嫌いだった。 この人。 乙君:幾原さんが。 山田:「アニメとか見る人ってさぁ」って感じで、むしろ演劇側にいってた。 乙君:あ~。 山田:それで寺山修司というのを見たくて、ビデオとかないからわざわざ単館上映とかフェスみたいなものに潜り込んで「俺ってインテリだ」って思ってたんだって(笑)。 かわいいでしょ? 乙君:あ~なるほどね。 山田:よくあるサブカル少年の「あいつらバカだからなにも知らねぇぜ。 オタクたちにはわかんねぇぜ。 俺のほうがぜんぜん……」みたいな感じになのに、映像にいこうとしたらあまりにハードルが高くて。 これは無理だと東映をなんとなく受けたら、なんとなく受かっちゃったと。 乙君:え、そんなんでいいの? 山田:最初から演出がやりたかった。 アニメーターになりたいというよりは演出になって、実は実写も混みでやりたいという望みもあって超アニメのラインから来てる人ではぜんぜんないという。 それはあの当時オタク差別の中で、アニメ漫画が好きなんだけど素直に言えなかった人たちがこじらせるラインなの(笑)。 俺もそこにいた(笑)。 久世:近しい話だねぇ。 山田:俺もそこにいた(笑)。 95年の阪神大震災が転機となった 山田:だけど同じものを好きになって、そこでオタクっていうのは1種類だと思い込んでたの。 だんだんわかってくるしオタクも変わってくるんだよ。 あまりの差別のひどさにオタクの人たちもこじらせてた時期がある。 当時は攻撃的だったから。 だから嫌なやつ多かったの。 そこで分断してるの。 分断してるんだけど好きなものは同じというラインで入って来てる。 東映で。 そして入社のときに論文書けみたいなことあるじゃん。 絵描いたらしい。 乙君:幾原さんは入社のときに? 山田:完全な変わり者ね。 それで「お前面白いじゃねぇか」って受かって。 そしたら演出家いっぱいいるじゃん。 その中で頭角現してくるんだけど、この人基本的に人たらしって言われてるらしいわけ。 こだわりはあるんだけど、ある程度のところは「あいつに任しとけばいいじゃん」みたいな感じのゆるさとか寛容さを持ってる。 劉備なんです。 この人。 乙君:あ~、劉備なんだ! 久世:なるほどね~。 山田:そう、実はそうなんです。 そして時代はまさに97年ってめちゃめちゃおもしろい。 前回言ったんだけど、97年って本当におもしろい。 95年にオウムがあって、俺たちの夢が終わるわけ。 その前の夢っていうのは戦後ドリームなんだよ。 戦後ドリーム、バブル崩壊で、95年にオウムがあって阪神大震災があって夢が終わるんだけど。 そのときに「どうなんだよ、これ!? この先どうすんだー!」って男の子絶叫を描いたのが『エヴァンゲリオン』。 女たちの絶叫を描いたのが『少女革命ウテナ』。 乙君:お~。 山田:女たちがなにを言ってたかと言うとね。 ここに書いてきたんだけど、あ、こっちだ。 乙君:でも男じゃないですか。 久世:イクニさんはね。 山田:そうそうそう。 女たちは白馬の王子がいつかやってきて、私はお姫様として白馬の王子に迎えられてお城に行って幸せに暮らしましたとさっていう物語を刷り込まれて育ってきた。 神田うのがなぜかもてはやされていた時代 山田:しかも時代がずっと良くなってたから、当時お嬢様ブームというのがあって。 神田うのみたいな人がもてはやされてた時代があるのよ。 久世:あ、なんかあったな。 山田:あったの、本当に。 今だとむかつくような女の言動とか、「家事とかやったことなーい」「洗い物とか無理だし~」みたいなのがオッケーになった時代があるんだよね。 乙君:『白鳥麗子でございます』か。 山田:まさにそう! だから七実が麗子として出てる。 あのキャラクターは。 ああいう時代の残像が97年のウテナにいっぱい出て来るんだけど。 そこで語られるのは何かと言うと、白馬の王子が迎えにくるはずだったのに「どうなってんの!? いつまでも来ないじゃん!」っていう。 「話が違うわよ!」って言ってたの、当時の女の子は。 乙君・久世:あ~。 山田:この延長上にずーっと『東京タラレバ娘』まで続くの。 『タラレバ』の最初のフックがこれです。 乙君:なるほど、なるほど! 確かに、確かに! 山田:そうなの。 それは『セックスアンドザシティ』の回で言ったんだけど、セックスアンドザシティの4人が「なんで私たちこんなに不幸なのかしら?」って言って話してるとき最後に、「あれさ、シンデレラのせいじゃない? 私迎えに来ると思ってたもん」とか言って。 「D(ディズニーランド)じゃない? Dのせいじゃない!? 」って話になるじゃん。 あのネズミの王国のDのせいじゃない!? って話になるでしょ? 乙君:なるっけ? 山田:なるの。 久世:ふ~ん。 ウテナは「ディズニー暗殺アニメ」 山田:ディズニーの持ってたコンセプトはなにかというと古き良きアメリカの理想をそのパークで体現している。 その理想の中にある物語というのは「女の子は誰でもお姫様。 誰でも王子様が来る。 そして城に入って末長く幸せに暮らしましたとさ」っていうのがディズニーランドの中のコンセプトの哲学。 それはどこかで辛い現実から逃れるために設定したディズニーなんだが、世の中全体がディズニーランド化していくと「これが本当なんじゃないか」と思ってしまうような女の子の世代が現れてくる。 そしてこの国でもまさにそうだ。 完全に国全体がディズニーランド化したんだよね。 80年代に。 だからみんなが自分のことを姫だと思い込んでた。 なのに時代がドーンと落ちてしまって、「王子来ないぞ」っていう話になって、『タラレバ』までずっと続くんだけど、そもそもその白馬の王子という幻想、女の子の持っているイメージってなにかということを突っ込んでいくとこの作品になっていくというのがなかなかおもしろくて。 実を言うとこの作品はディズニー暗殺アニメです。 これ(笑)。 乙君:ディズニー暗殺アニメ!? 久世:え~! 山田:白馬の王子を殺した少女アニメっていう。 白馬の王子様をぶっ殺してるんです、このアニメって。 乙君:なるほど。 山田:そう考えると非常に革新的。 乙君:確かにそれはわかりますよ。 わかるというか、いや、見たからわかるけど。 山田玲司の『Bバージン』にも連綿と 山田:めっちゃ社会派なの。 この問題がなぜ俺とリンクするかと言うと、僕『Bバージン』という漫画を書いたんですよ。 91年に。 ウテナのちょい前にね。 まさに「女の子たちは白馬の王子を待ってるのよ」とお姉さんに言われて、フラれたオタク少年が「わかった。 僕が王子になる」つってお姉さんに改造される。 「僕が王子になるんだよ」っていうのを……(笑)、オタクがやってたのが『Bバージン』。 久世:またモノマネきた(笑)。 えなり玲司が(笑)。 山田:それ先にやってました。 そこで描かれていたものは女の子の理想の男って何だ? ってことをずっとやってたわけで、その歴史がある。 そしてある種の回答があったときに、愛の問題に気がつくわけ。 愛せるやつが王子なんだってことに気がつくわけ。 愛してくれって待ってるやつじゃなくて、自ら愛せる。 それが『アガペイズ』っていう作品になるとどうなるか。 これちょうどウテナの時期に描いてたの。 乙君:そうですね。 確かに。 山田:俺、似たようなことというか、まさにそのまんまカブるようなことやってます。 こっちはレズっぽくやってて、こっちはゲイでやってます。 なにが描かれているかというと献身なんですよ。 乙君:あ~確かに。 すげぇつながってきた。 山田:愛の問題について。 つながるどころかまんまリンクしちゃってて。 重なってる部分が多すぎて。 これ最終的には自己犠牲っていう話になるわけだよ。 見返りがなくても相手のことを愛せるか、その気高さについて話しているの。 気高さの美しさを描いてるのが『アガペイズ』で、報われなくても自分の好きな男のためにやる。 これ完全に天上ウテナ。 まんま。 同じことやってて。 そうなの。 白馬の王子について、俺はなぜそこまで考えてたかと言うと、当時漫画で描くことの世界で収まらず、世の中では同時にいろんなことが起こってんじゃん。 それについて、これはどうしたらいいかということに解答も出さずになにかを表現していくというのは、どうも俺は違う気がしてた。 ウテナ制作チームの高い志 みんながみんなこういう状態なのにどうしたらいいかという答えがない。 なんのために漫画を書くのか、なんのためにアニメを作るのかという。 パーパス(目的)なんですよ。 ビーパーパス。 この人、幾原さんが東映を出る瞬間に作ったチームがビーパパスっていう。 要は目的でしょ? 目的を持ったわけ。 物語を作るときは、これは商品ではなくなんのために作るかっていうことをちゃんと考えてやろうぜって榎戸さんを引っ張って、榎戸幾原チームを作ってスタートするのが『ウテナ』なの。 志が高いのよ! 実は! 乙君:ほ~。 なんかすげぇ。 山田:すげぇ。 乙君:ビーパーパス、なるほどね。 山田:自分の言いたいこと、そしてこの社会の問題の核心に迫っていこうとするんだけど、それを直接言ってしまうとみんな引いてしまうし、相手は少女だし、なにが見たいかと言うと王子様との決闘が見たいんだよ。 美しいものが見たいわけ。 自分の思ってるイメージをみたいわけ。 倒してもらいたい人を倒してほしいわけ。 みたいなものを全部オッケーです、9割は叶えますっていう姿勢でいくわけ。 『ウテナ』は。 だから前半は非常にご都合主義に見えるのはそのせいで、お客さんが望むものをやろうとする。 だからそれが後半になって、それはただの王子様ごっこだったんだよってネタばらしする。 前半の10話くらい王子様ごっこをやってる。 乙君:そうそう! 山田:あれで離れていくんじゃなくて、あれは実はフリなんだよ。 あれによってお客さんをまずガーっと掴む。 乙君:長い! 久世:(笑)。 乙君:振り落とされましたよ、俺は。 久世:まぁまぁそういう人もいるでしょうよ。 山田:でも螺旋構造、繰り返しの中であの人はあの世界観の中へグワーっとそっちのほうが正しいんじゃないかと思わせる力を持ってる。 そういう演出をやってたんです。 なかなか憎いんだよ! 乙君:この説明を聞くとめちゃくちゃおもしろいんだよなぁ。 山田:アニメ史の中で非常に大事なアニメだった。 だからナメてたって。 ごめんなさい(笑)。 それは最後まで見なきゃわかんないの、本当に。 その主張と、あと少女たちが見たいもの。 それについて寄り添うという気持ち。

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ウテナ考察:「棺」について

少女 革命 ウテナ 考察

『』見ました。 面白かったです。 特に決闘場に行くときの音楽と構図が最高です。 あらすじ 視聴済みの方には不要ですが、あらすじです。 主人公は学園の中等部に通う男装の美少女・です。 そして、王子様に薔薇の刻印の入った指輪を貰います。 それ以降、は王子様に憧れるあまり自ら王子様になろうと決意し、学園では男の子のように振る舞っています。 一方、学園には生徒会という組織があり、そのメンバーは全員と同じ薔薇の刻印の入った指輪をつけています。 そして、生徒会のメンバーは、「世界の果て」と呼ばれる者からの手紙により、彼らは決闘をしているのです。 決闘の勝者は、主に2つのものが手に入るという設定になっています。 一つは「バラの花嫁」と呼ばれる姫宮アンシーとの エンゲージ(婚約)であり、もう一つは「 世界を革命する力」です。 は姫宮アンシーから「バラの花嫁」としての役割から開放するために生徒会のメンバーたちと決闘を繰り広げていくことになります。 そして物語は 「世界の果て」、 「バラの花嫁」、 「世界を革命する力」の謎が次第に明らかになっていきます。 『』と このアニメは多くの90年台のアニメがそうであったように、子供が大人になろうと格闘するアニメです。 例えば、90年台を代表するTVアニメ『』は基本的には、という少年がという身体的な拡張により(体が大人になる)、との戦い(大人の世界)に巻き込まれ、大人になろうとするという物語です。 そして、『』よりもあとに制作された本アニメは『』の影響なしにはいられなかったであろうと思います。 また、95年に起きたによるの影響を受けなずにもいられなかったと思います。 例えば、このアニメでしつこくリフレインされる 卵の殻を破らねば、雛鳥は生まれずに死んでいく。 我らが雛だ。 卵は世界だ。 世界の殻を破らねば、我らは生まれずに死んでいく。 世界の殻を破壊せよ。 世界を革命する為に このフレーズは明らかに子供が大人になろうとする格闘の隠喩であり、その革命を履き違えた集団が =「世界の果て」といえると思います。 (しかし当時はそれなりに時代性を捉え、説得力があったのかもしれません) 王子様とお姫様 このアニメは、言葉の選び方に非常に注意を払っていて「王子様」、「お姫様」、「王女」、「女の子」、「女」という言葉たちを慎重に使い分けています。 それは、このアニメが大人と子供を明確に区別しており、「お姫様」は子供であり、「王女」は大人なわけです。 つまり、この言葉は大人を指すのか、子供を指すのかを考えながら見る必要があります。 世界を革命する力とは何か さて、この物語のキーワードとなっている 「世界を革命する」とは一体どういうことなのでしょうか。 基本的に下部構造が上部構造を打倒することを指します。 歴史的にはがその1例です。 市民が王政を打倒しています。 『』での下部構造とは子供のセカイであり、上部構造とは大人のセカイです。 故に 「世界を革命する」とは、身体的に大きくなったとしても子供のまま生きるということです。 それらは、この物語の少年少女たちがどのような過去や理由をもって決闘に挑んでいるかを見ても明白です。 決闘に挑む少年少女たちは、ブラコン、シスコンだったり同性愛だったりと様々なコンプレックスを抱え、永遠の愛だとか友情とかを信じています。 それらは通常、大人のセカイでは存在していなかったり、認められていないコンプレックス(当時的に)であり、大人になる過程で克服したり、失ったり、他の欲求へと姿を変えていくものです。 しかし、『』の少年少女たちはそれらを純粋に成就させようとして、 「世界を革命する力」を求め、決闘に挑んでいきます。 も例外ではなく、憧れの王子様の登場を待ち続けるという、いかにも子供っぽい夢を抱いています。 学園と決闘場 このアニメには2つの舞台があります。 一つは学園の世界でもう一つは決闘場の世界です。 学園とは子供の世界の象徴であり、決闘場というのは大人になるための格闘の象徴です。 そして、決闘場の上に描かれている城はシンデレラ城をモチーフとしています。 シンデレラというのは、シンデレラコンプレックスという言葉にも現れているように、子供の世界、少年少女が夢見る世界です。 天空に描かれた逆さのシンデレラ城は、子供のまま大人になるという革命(下部構造と上部構造の逆転)を象徴しています。 しかし、物語が終盤に近づくに連れ、学園=子どもの世界、決闘場=大人の世界という認識が誤っていることが明らかになります。 「終わりなき日常」 学園は子どもの世界であり、美少女・美少年たちの日常がコミカルに描かれています。 これはすなわち、がの数カ月後に指摘するように「 終わりなき日常」です。 「終わりなき日常」は、イメージ的には永遠に成長することのない学園アニメを思い出すと良いかもしれません。 例えば、コナン君は決して年を取らないように。 そして通常であれば、その 「終わりなき日常」の対比として非日常である決闘場があってしかるべきです。 しかし、このアニメではそのような対比構造ではないことが明らかになります。 なぜならこのアニメでは、決闘で誰かが死ぬということもなければ、学園生活に影響が及ぶわけでもありません。 そして何より、決闘はしつこいほど反復されます。 同じ音楽、同じ構図、同じ展開が何度も繰り返されます。 正直、視聴者としては結構見ているのが辛くなります。 つまり、この決闘場でさえ 「終わりなき日常」の一部として取り込まれてしまっているということです。 このメタ的な構造が「」との違いです。 『』においてとの戦いは大人の世界です。 戦いの中で主人公は実際に傷つきますし、人が死ぬます。 しかし、『』では、戦いの中で人は死にません。 大人になるための格闘でさえ 「終わりなき日常」となってしまっているのです。 そして、物語の最終盤では革命の象徴であった逆さのシンデレラ城は、ただのであり、この決闘を支配していた「世界の果て」は暁生であり、すべてがまやかしだったことが明らかになります。 つまり、これはそのまま のメタファーといっても過言ではありません。 大人になった 物語の終盤、が暁生とセックスする描写が流れます。 私はその時、このアニメはハッピーエンドになり得ないと感じました。 なぜならセックスするということはが女になるということです。 王子様に憧れる少女から、大人の女になったということです。 (なりかけているというのが正しいかもしれません) このあたりから「お姫様」に変わって「王女様」という言葉が多用されます。 また、の服装が女装になったり、口紅をつけていたりすることで、大人の女性になったことが描かれます。 すなわちは、 子供のまま大人になる=「世界を革命する」ことはできないのです。 では一体この物語はどうやって終わるのだろうか。 そして実際、この物語はかなりアクロバティックな方法を用います。 最終回の決闘 最終回では、は暁生と決闘することになります。 そこで、はアンシーに裏切られ背後から刺されてしまいます。 なぜアンシーがを刺したのか。 それはアンシーの言う通りが 「女の子」だからです。 では、どうやってアンシーを救うのか、それはもちろん 「王子様」になるしかないのです。 そして王子様というのは、大人ではなく子供なのです。 は女として、もう子供ではなく大人になってしまいました。 それは暁生とセックスすることによって描かれ、それと同時に男の子の象徴である 「王子様」性を見失なっていました。 女として大人になってしまったが、まだ男の子としてなら子供のままで生きる事ができる。 それががもともと持っていた美少女と王子様という倒錯的な個性です。 しかし、やはりそれを取り戻さない限りアンシーを救うことはできません。 そしてそれを取り戻すという描写が、ディオスから薔薇の刻印にキスをされるのを拒む場面です。 女の子の服装から男装へと切り替わります。 この描写はが女の子から王子様に切り替わったことを表しています。 さて、この最終回の場面で最も重要なのは、が血を出し怪我をしているという描写です。 格闘場では、ほとんどこのような場面は描かれません。 なぜならそれは、ただの遊びの決闘だったからです。 しかし、最終回では違います。 最終回でこそは大人になる格闘をしているのです。 最後のシーン 物語の最後、は学園から姿を消しており、誰一人としてのことを覚えていません。 学園はいつも通りの「終わりなき日常」を続けています。 アンシーはを探す旅へと出ます。 これはが学園の外で生きていることを暗示しています。 学園の外は大人の世界です。 大人の世界では、人は傷つきます。 しかし、それでもアンシーがを探しに行くということは が王子様であるということです。 は大人の世界で王子様として、大人の世界で子供の精神性を持ちながら生きているのです。 学園の中で「終わりなき日常」に引きこもるわけではなく、宗教を信じて世界を相手に革命を起こすのでもない。 君たちは外に出なければならない、外に出て大人になるのではない。 外に出て子供のまま傷つかなければならない。 tax1729.

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