自衛隊 新 拳銃。 ベレッタの引退、そして米軍はモジュラー式拳銃「P320」を採用する

20式5.56mm小銃、9mm拳銃SFP9 自衛隊新小銃と新拳銃の名称決定! 実銃解説

自衛隊 新 拳銃

4mm拳銃 前史 は当初、から供与されたを「11. 4mm拳銃」として採用していた。 しかし、11. 4mm拳銃はには大きく不向きであり、使用するの反動も大きすぎる として、は前から国産の開発を行ってきた新中央工業に、新型拳銃の開発を依頼した。 そして、に完成したのがであった。 しかし、アメリカ軍が依然としてM1911を使用し続けていたこと、それに伴うの共用性の問題、および政治的判断から初の国産軍用拳銃の採用は見送られた。 新型拳銃の採用 に入り、アメリカ軍は長く運用してきたM1911に代わり、新たに新型拳銃を採用する計画を発表した。 これを受け、でも新型拳銃を採用することが決定した。 そのトライアルには新中央工業のM57A1、(当時)の、のなどが参加し、からまでテストが行われた。 その結果、P220の採用が決定してに部隊使用の承認を受け、から部隊配備を開始した。 特徴 [ ] スライドストップさせた9mm拳銃() スライド部分に「NMB SHIN CHUO LICENCE SIG-SAUER」と刻印されている マガジンは装填されていない P220の特徴についてはを参照。 また、専門用語の解説については、の項目を参照のこと が採用したは、前方が角張って後部の滑り止めの溝が幅広となったプレス製スライドの中期型である。 他には、マガジンキャッチはレバー式となっている。 使用するは(での名称は9mm普通弾)であり、軍用であるため、に準拠した弾となる。 先端は平たい形状になっている。 普通弾以外にもや弾が採用されている。 ライセンス元であるが、への輸出を考慮してを使用可能なサイズで本体やが設計されているため、9mmで弾薬が一列に装填されるシングルカラムマガジンを用いる拳銃としてはグリップの前後長が大きい。 より全長の短い用のマガジンは、後部にU字型のインサートが溶接されている。 スライドには「9mm拳銃」の文字、シリアルナンバー、各自衛隊ごとのマークが刻印されており、これは 自衛隊武器マークとも呼ばれる(Wはweaponの頭文字)。 [ ]• 向け:桜にW• 向け:桜に錨にW• 向け:桜に翼にW 陸上自衛隊向けの調達は終了し、海上・航空自衛隊向けの調達のみが継続されていたが、度予算から陸上自衛隊向けの調達が再開された。 画像 使用 装弾数 13発 9発 15発 17発 16発 18発 長 118 mm 112 mm 120 mm 125 mm 112 mm 114 mm 102 mm 112. 5 mm 全長 200 mm 198 mm 206 mm 206 mm 217 mm 196 mm 186 mm 180 mm 198 mm 重量 810 g 830 g 1,000 g 970 g 964 g 703 g 750 g 950 g 作動方式 観閲式において9mm拳銃を携行する部隊幕僚() 銃を収納するは皮製のもの(は黒色)が使用されていたが、からはサファリランド社の「サファリランド 6004」 とブラックホーク社の「オメガIVもしくはVI」の2種類のレッグホルスターの配備が開始されている。 私物も多く使用されており、ブラックホーク社製のSERPA(セルパ)などが確認されている。 また、脱落防止や敵に奪われることを防ぐためにブラックホーク社製ランヤードを取り付けている姿も確認されている。 予備弾入れはが2つ入るタイプを1個もしくは2個、かに装着して携帯する。 一般部隊用はが施されているが、警務隊は黒皮仕様を使用している。 ホルスターと同じく私物も多く使用されている。 では大半の隊員が装備しているが、員数分配備されていないのが現状である。 配備に合わせや射撃検定に『9mm拳銃の部』が新設された。 9mm拳銃以外にも、() 、特殊拳銃(社製、機種・使用部隊不明) 、大口径拳銃(機種・使用部隊不明) などが採用されている。 「」内の用武器庫 中央に9mm拳銃が展示されている 、、、などが装備する。 ではを使用していることが公開訓練で確認されている。 航空自衛隊 [ ] 、、基地防空隊、などが装備する。 後継 [ ] 2019年(令和元年)12月6日、防衛省から陸上自衛隊の後継拳銃がGlock17(オーストリア・GLOCK製)とberettaAPX(イタリア・BERETTA製)を含む3機種 の中から選定され、「(製)」としたことが発表された。 5月18日、陸自で採用される新型拳銃「9mm拳銃SFP9」が、正式に報道陣に公開された。 登場作品 [ ] 映画・テレビドラマ [ ] 『』 特務機関「BCST」の長である矢代が、が失敗し大勢の部下がに殺される原因を作った水原沙羅に対して、その怒りから突きつける。 『』 初登場。 主人公の渡良瀬がとの時に使用し、1つ分の計9発を至近距離から撃ち込んで射殺する。 『』 との空中戦で撃墜された東亜連邦のパイロットが、に搬送される途中で乗員の自衛官が携帯していた物を奪い自決しようとするが、止めに入った自衛官達と揉み合いになってる内に暴発させてしまい、同じく止めに入った柿沼を死亡させてしまう。 その後、パイロットから奪い返した自衛官が怒りのあまり銃口を向けるが、駆けつけた秋津に止められ、彼に取り上げられる。 『』 にした・の装備として登場。 両のやロメオ隊ののほか、ロメオ隊側についたもロメオ隊から借りて使用する。 『』 戦国時代へタイムスリップした自衛隊の装備として登場。 主人公の1人である伊庭をはじめ、隊員や医療班員が使用する。 『』 の装備として登場。 主人公たちが携行する。 『』 某国に協力してを起こした架空の「」の個人装備として登場。 「いそかぜ」の幹部たちが使用する。 撮影にはの協力で実物の護衛艦や衣服が使用されているが、についてはのため、発火式のが使われている。 『』 柴崎が、T幕原型に感染させようとするタケルに対して突きつける。 『』 にした架空の「B-5」の墜落現場へと赴いた佐伯三佐が装備し、本銃を構えながら機内の捜索を行う。 発砲シーンはなし。 アニメ・漫画 [ ] 『』 に侵入した佐藤が武器庫から本銃を持ち出しとの交戦に使用する他、佐藤の共犯者がした隊員からし使用する。 『』 『』 『』 初期版第5話にて、を起こしたたちが携行する。 『』 アニメ版に時へした架空の「みらい」の個人装備として登場。 主人公の角松が、上陸時に携行する。 なお、漫画版ではを携行するが、実際の自衛隊はベレッタ 92を採用しておらず、アニメ化に際して製作に協力したからの指摘を受けて、現実に即した描写に変更されている。 『』 漫画・小説版にへタイムスリップしたの装備として登場。 主に幹部クラスの隊員と・が使用する。 『』 政府分裂による分断以前の自衛隊の装備品で、日本分断以降は北日本(ノースエリア)自衛隊の装備として登場。 『』 所属の自衛官がやとの戦闘で使用。 『』 第29話では、技能テストで兄者が使用し、第36話では、ぱーぷる牧場に拉致された鬼塚が携行する。 小説 [ ] 『』 古賀沼美埜里が使用する。 『』 小説・漫画・アニメ版にへ派遣されたの装備として登場。 イタリカ防衛戦で、栗林がたちとので使用するほか、をしていたことが発覚した帝国の第1皇子に対して、主人公の伊丹が突きつける他、その拉致被害者を巡ってそれまで友好的だった現地の獣人との一対一の格闘に巻き込まれた柳田二尉が格闘の際に使用。 『』 へした自衛隊(PKO)の装備として登場。 主要人物の伊庭が、に対して使用する。 『』 で逃走するのコウ・チャンスを足止めするために高城三曹が使用し、左後輪を撃ち抜く。 『』 の二曹が、に対してダブルタップで使用する。 『日本北朝鮮戦争 自衛隊武装蜂起』 中村が夜間中に焼肉店を捜索し、発見したを射殺する際に使用。 『日本北朝鮮戦争 竹島沖大空海戦』 防衛部隊とともに食事をしていた船崎と市川一曹が、襲ってきた北朝鮮工作員に対応するため、駐機していたから持ち出し、使用する。 『』 へ飛ばされた自衛隊の装備として登場。 幹部らが携行する。 『』 異世界へ転生した主人公が傭兵の起こしたトラブルに対して、威嚇射撃を行いトラブルを収める。 ゲーム [ ] 『』 一樹守・喜代田章子・永井頼人・三沢岳明・・が、シルバースライドモデルを使用する。 『』 脚注 [ ] [] 注釈 [ ]• Miller, David 2001. The Illustrated Directory of 20th Century Guns. Salamander Books Ltd. 防衛省・自衛隊 予算概要 平成22年度• 現在、諸外国で市販されているには切削加工で作られたスライドが採用され、マガジンキャッチはボタン式になっている• 随意契約に係る情報の公表(物品役務等)• 平成22年度公募契約予定一覧表• 平成29年度(2017年)予算で参考品として調達された。 防衛省 2019年12月6日. 2019年12月8日閲覧。 2020年5月18日. 2020年5月18日閲覧。 2020年5月18日. 2020年5月18日閲覧。 関連項目 [ ]• 外部リンク [ ]• - この項目は、・に関連した です。 などしてくださる(/)。

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自衛隊の次期拳銃

自衛隊 新 拳銃

清谷信一(軍事ジャーナリスト) 【まとめ】 ・新小銃「20式 5. 56mm小銃」と新拳銃「9mm拳銃SFP9」が公開。 ・新小銃は排水性や防錆機能向上。 新拳銃は装弾数増加、グリップ選択可能に。 ・令和2年度予算、新小銃は調達費9億円と初度費1億円、新拳銃は調達費2,000万円計上。 5月18日、防衛省で陸上自衛隊の新小銃「20式 5. 56mm小銃」と新拳銃の「9mm拳銃SFP9」の報道公開が行なわれた。 現用の89式5. 56mm小銃を後継する20式5. 56mm小銃は、89式5. 56mm小銃のメーカーでもある豊和工業が自社資金で開発した自動小銃・89式5. 56mm小銃に比べてコンパクトで、排水性や防錆機能が向上している。 重量は3. 56mm自動小銃(固定銃床タイプで916mm)に比べて短くなっている。 弾倉はポリマー樹脂製で装弾数は30発。 89式5. 56mm小銃の弾倉も使用できる。 作動方式はガス圧式で、89式で採用された3点バースト(3点制限点射)は実用上の必要性が低いことに加えて、構造が複雑でコストが高くなり、故障頻度の増加するリスクがあることから採用されていない。 56mm小銃の安全装置。 3点バーストモードは廃止されている。 銃剣は89式多用途銃剣を使用するが、バヨネットシースは新たに設計されている。 レールマウントには光学照準装置などの装着が可能で、公開された20式5. 56mm小銃には、ディオン光学技研の「MARCH」ブランドの8倍光学照準装置が装着されていた。 56mm小銃に装着して使用する予定となっいる。 光学照準装置とグレネードランチャーの調達計画、グレネードランチャーが使用する弾薬の種類などは、現時点では明らかにされていない。 20式5. 56mm小銃の導入にあたっては、令和2年度予算に3,283挺の調達費9億円と初度費1億円が計上されており、水陸機動団、即応機動連隊、教育隊などに順次配備される。 全長は186mm、重量は710gで、グリップ後方はモジュラー式になっており、射手の掌の大きさに合わせて3種類の中のグリップが選択できる。 令和2年度予算には323挺の調達費2,000万円が計上されている。 【移動に関する感染対策】 ・感染が流行している地域からの移動、感染が流行している地域への移動は控える ・帰省や旅行はひかえめに 出張はやむを得ない場合に ・発症したときのため誰とどこで会ったかをメモにする ・地域の感染状況に注意する• 3 日常生活の各場面別の生活様式 【買い物】 ・通販も利用 ・1人または少人数ですいた時間に ・電子決済の利用 ・計画を立てて素早く済ます ・サンプルなど展示品への接触は控えめに ・レジに並ぶときは前後にスペース• 【公共交通機関の利用】 ・会話は控えめに ・混んでいる時間帯は避けて ・徒歩や自転車利用も併用する• 【食事】 ・持ち帰りや出前 デリバリーも ・屋外空間で気持ちよく ・大皿は避けて料理は個々に ・対面ではなく横並びで座ろう ・料理に集中 おしゃべりは控えめに ・お酌 グラスやお猪口の回し飲みは避けて• 【娯楽 スポーツ等】 ・公園はすいた時間や場所を選ぶ ・筋トレやヨガは自宅で動画を活用 ・ジョギングは少人数で ・すれ違うときは距離をとるマナー ・予約制を利用してゆったりと ・狭い部屋での長居は無用 ・歌や応援は十分な距離かオンライン• 【冠婚葬祭などの親族行事】 ・多人数での会食は避けて ・発熱やかぜの症状がある場合は参加しない.

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陸自新小銃に多くの課題

自衛隊 新 拳銃

(軍事ジャーナリスト) 【まとめ】 ・陸自が新小銃に「 HOWA 5. 56 」を採用。 多くの問題がある。 ・研究開発も期待できず、日本の火器メーカーに将来なし。 ・防衛省の装備調達の当事者意識と能力を高める必要がある。 防衛省は昨年12月6日、89式小銃の後継選定作業を進めていた陸上自衛隊の新小銃を 豊和工業製の「 HOWA 5. 56 」を 20 式 5. 56mm 小銃として採用したと発表した。 平成30年度予算で新小銃の参考品としてHOWA 5. 56とヘッケラー・コッホ製の「HK416」、ベルギーのFNハースタル製の「SCAR-L」をそれぞれ取得して評価作業を実施。 性能やコストなどの総合評価から、HOWA 5. 56を採用したとしている。 そして5 月18日、防衛省は部隊承認された20式 5. 56mm小銃としてメディアに発表した。 89式5. 56mm小銃に比べてコンパクトで、排水性や防錆機能が向上している。 重量は3. 56mm自動小銃(固定銃床タイプで916mm)に比べて短くなっている。 弾倉はポリマー樹脂製で装弾数は30発。 89式5. 56mm小銃の弾倉も使用できる。 作動方式はガス圧式で、89式で採用された3点バースト(3点制限点射)は実用上の必要性が低いことに加えて、構造が複雑になってコストが高くなり、故障頻度の増加するリスクがあることから採用されていない。 銃剣は89式小銃と同じ、89式多用途銃剣を使用するが、バヨネットシースは新たに設計されている。 レールマウントには光学照準装置などの装着が可能で、公開された20式5. 56mm小銃には、ディオン光学技研の「MARCH」ブランドの8倍光学照準装置が装着されていた。 56」(奥)とベレッタ社製の「GLX 160 A1」グレネード・ランチャー(手前)。 著者提供。 新たに導入する、 ベレッタ社製の「 GLX 160 A1 」グレネード・ランチャーも展示された。 56mm小銃に装着して使用する予定となっている。 光学照準装置とグレネード・ランチャーの調達計画、グレネード・ランチャーが使用する弾薬の種類などは、現時点では明らかにされていない。 20式5. 56mm小銃の導入にあたっては、令和2年度予算に3,283挺の調達費9億円と初度費1億円が計上されており、水陸機動団、即応機動連隊、教育隊などに順次配備される。 20 式小銃導入には問題が多々ある。 それは防衛省に火器の生産基盤維持の構想が無く、また小銃を火器システムとして調達計画を立案していないことだ。 筆者は大臣会見で確認したが 20 式の調達完了には 89 式同様に約 30 年を予定している。 これは如何にも長過ぎる。 ラインの維持をするにしてもできるだけ、二種類の異なる小銃が存在する期間を小さくするためだ。 そうしないと 訓練や兵站が二重になるし、調達期間が長くなると量産効果がでないので調達コストも高くなる。 64式と89式の時のように弾薬やマガジンに共通性がないわけではないが、がそれでも教育、兵站の二重化は問題だ。 他国では国内市場が小さいならば拳銃から、、大砲まで一社で開発生産する例も少なくない。 我が国ではそれぞれメーカーが異なっており、このため ライン維持のために長期間の少数生産にならざるを得ない。 当然値段は高くなる。 20式にしても89式同様に1丁約30万円である。 防衛省は国内生産を維持するのであれば火器メーカーを統合すべきだがそのような努力をしてこなかった。 このため火器メーカーでは精々30年に一回しか開発機会がなく、技術の進歩も、研究開発も期待できない。 またそれぞれもメーカーでバラバラに開発しているので、開発費は少なく、設備投資も難しい。 拳銃はミネベア、小銃、迫撃砲などは豊和工業、機関銃は住友重機械工業、機関砲、大砲は日本製鋼所が製造している。 ミネベアがライセンス生産した9ミリ拳銃は約2500発も撃つとフレームにクラックが入る。 豊和工業の89式小銃も同時期の他国の小銃の8倍程度の価格だ。 品質、価格ともに外国製に太刀打ちするのは不可能だ。 防衛省が過大な値段で買い取っている。 いわばゾンビのような存在だ。 事業として自立しているとは言い難い。 率直に言って日本の火器メーカーに将来はまったくない。 にも関わらず、漫然と国産火器を調達するのは税金の無駄遣いだ。 もう一つの問題は 防衛省に調達の当事者意識と能力が欠如していることだ。 陸幕は小銃を火器システムではなく、小銃単体で調達しようとしている。 また近年は銃口にサプレッサーをつけることが増えてきた。 これは発射音や発射炎を減ずる効果がある。 56」をデモンストレーションで携行する陸自隊員。 著者提供 陸幕に取材した限り、これらのコンポーネントの運用調達はまだ確定していないという。 業界筋の話では予算がないので、30年で小銃更新が精一杯で、その他のコンポーネントは余裕ができたら考えるという。 ドットサイトがなければ、近接戦闘で圧倒的に不利だ。 これらは通常小銃本体と同等あるいは、それ以上に高い。 グレネード・ランチャーにしてもスタンドアローンとアンダーバレルで使うのと、どちらが良いのか、検証したか怪しい。 またどの程度の隊員に持たせるか。 小隊に1名なのか、英軍みたいに分隊に2名なのか。 それによって小隊レベルの火力は全く変わってくる。 また20式小銃の調達が30年に渡るならば、グレネード・ランチャーを装着できない89式を装備した部隊と大きな火力の差がでるので、部隊の火力を定量化できない。 このため作戦立案が困難になる。 例えば89式装備の部隊にはスタンドアローンのグレネード・ランチャーを配備することも検討すべきではないか。 弾種も問題だ。 HE(榴弾)と煙幕弾程度でいいのか。 照明弾や、IR照明弾、IR煙幕弾、訓練弾、対戦車弾、対陣地用弾など多数の弾種が存在するが、弾種が多くなるとそれだけ調達予算も必要だ。 諸外国の軍隊では90年代に携行型グレネード・ランチャーを採用するのが主流になっていたにも関わらず、陸自は21世紀なって06式小銃てき弾というライフル・グレネードを開発、採用している。 これは98年度から05年度にかけて防衛省技術研究本部(技本)、ダイキン工業、陸自によって開発されたもので、開発費用は9億円である。 生産の主契約社はダイキン工業である。 06式のような小銃てき弾とグレネード・ランチャーを比較すると、その優劣は歴然としている。 ライフル・グレネードは40ミリ弾に比べて重くかさばるので、射手は多くの弾薬を携行できない。 また連続射撃に際してはいちいち銃口に装着するという作業が必要であり、連続した射撃による制圧ができない。 多数の弾薬を携行できないということは使用弾薬も限られる。 グレネード・ランチャーでは、攻撃用の弾頭に加えて、発煙弾、照明弾などの多様な弾薬の使用が可能である。 このため部隊の柔軟な運用に寄与できる。 つまり煙幕を張って撤退したり、夜間の戦闘に際しては照明弾を上げて味方を支援したりできる。 小銃擲弾は実際に撃ってみるとわかるのだが、グレネード・ランチャーに比べて正確な射撃が行いにくい。 陸自は世界の小銃てき弾では世界で初めて分離飛翔方式を採用したと自画自賛しているが、鉄道車輛メーカーが21世紀になって最新式の蒸気機関車を開発しました、と胸を張るようなものである。 陸自にはそれがどのように珍奇なことなのか自覚がない。 今回グレネード・ランチャーを採用したのは06式の採用が失敗だったということだ。 だが陸自はそれを認めないだろう。 失敗を失敗として認めて責任をとらず、検証もしないから何度でも同じ過ちを繰り返す。 小銃にこれらのコンポーネント、アクセサリーを加えれば小銃本体を調達する場合の最低でも数倍の予算が必要だ。 本来はこれらを加えた上での調達計画が必要だが陸自にはない。 本来必要なコンポーネントを含めてシステムとして調達するのであれば、極めて高価な20式を採用することは不可能だ。 陸自はシステムの一部として小銃を調達し、システム全体の調達計画を作っていない。 必要な小銃を調達するのではなく、「国産小銃の調達」が目的化していることだ。 昭和の軍隊のセンスで21世紀の調達を行っていることは犯罪的な無能であると言っていい。 対して数年前に明らかにされたドイツの新小銃調達計画をみてみよう。 計画は遅延しているが概ねことのとおりに進められるはずだ。 陸自との差が明確に浮かび上がる。 ドイツ連邦軍は現用のG36小銃の更新を計画しているが、12万丁の新型小銃を2019年4月から2026年3月までの7年間で調達する予定で、予算は2億4500万ユーロ(約300億円)と見積もっている。 候補はこれから絞られるが、光学照準器や各種装備を装着するためのレールマウントを装備し、同じモデルで5. 56ミリおよび7. 62ミリNATO弾を使用する2種類の小銃を調達すことになっている。 調達予算には光学サイト&ナイトサイト、メカニカルサイト、銃剣、クリーニングキット、サプレッサー、通常型弾倉とドラム型弾倉、二脚、フォアグリップ、ダンプポーチ、輸送用バッグが含まれており、オプションとして射撃弾数カウンターと2連装弾倉ポーチが挙げられている。 こういう情報が、入札が行われるはるか前に公開されているのだ。 フランス陸軍の新狙撃銃調達も見てみよう。 選定されたのはベルギーのFNハースタルのセミオートマチック式の7. 62mm狙撃銃、SCAR H PRだ。 計画では2,600丁を調達、315万発の徹甲弾、35万発のマッチグレード弾、ナイトビジョン1,800セット、サーマルサイト1,000セットとなっており、契約額は1億ユーロ(120億円)。 FNは2,620丁の銃本体、光学サイト、2脚やサプレッサーなどのアクセサリー一式、暗視装置類は同社のパートナーのOIP センサー・システム&テレフンケン・ラコモスが担当。 デリバリーは本年から始まり、完了は2022年に完了する予定、つまり2年間で完了する。 本来軍の調達では調達数、調達期間、総額を提示し、これを議会が了承してメーカーと契約する。 対して我が国はそのような計画は国会に提出されず、調達契約も結ばれない。 これでは普通、企業は事業計画を立てられない。 世界的にみてこのようなずさんな調達は極めて異常だし、文民統制上も大きな問題である。 防衛省の装備調達の当事者意識と能力を高める必要がある。 56」をデモンストレーションで構える陸自隊員。 著者提供。

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