お前俺の飼い主ならば。 ねこあし:「頼れる飼い主は 生涯、お前ただ一人」: Gau Gau

「にゃんぱく宣言」聞け さださん手掛ける

お前俺の飼い主ならば

アレは婚約者が…浮気防止用って…!」 「おい、泣くなよ」 たん、たん、たん、…… 「…………」 「なんだよ」 「…いやね、何ていうか…お前、雰囲気柔らかくなったよな」 「そうか?」 「さっきの昼飯の時にボケーと林檎を兎ちゃんにした時とかな。 スウィーツさんが採掘を止めて休んでいる隣で、私は採ったばかりのタケノコをポーチの中に詰め込んでいました。 私が声を潜めて呟いたのにスウィーツさんが呆れた視線を向けた先で、チェダーさんはお爺さんの服の胸元を掴んで怒鳴っていました。 痛い、痛いよ、お爺ちゃん死んじゃうぅぅ…!」 「もういっそ殺してやろうか、モンスターの巣に放り込んでやろうか……!」 ギギギ、と口の端から涎を垂らしながら首をブンブン振るお爺さん。 目が笑っていないチェダーさん。 スウィーツさんの双剣でお爺さんの少ない頭髪を剃っただけで十分大ダメージだと思うのです、そのあとにローキックも入れてましたしね。 ですがチェダーさんはこの通り怒りが収まらないご様子で、普段の穏やかな声も言葉遣いも荒々しいのです。 スウィーツさんは見ないふりをして採掘した物をポーチに入れていましたが。 了解しました」 そういえば私も飼い主さんの代わりに飼い主さんのポーチから道具を出していましたしね、お爺さんの代わりに渡すだけですもの。 夜ちゃん、それこっちに渡してくれるー?爺さんが詫びにくれるらしいから」 「ふがもももっ」 「あの、逆鱗しか…なくて…」 「もー、夜ちゃんったら泣きそうな顔してー…大丈夫、夜ちゃんは悪くないよ?」 「泣き、顔もそそるのう…いだだだだだだっ!!」 「テメーは黙ってろよ、老いぼれがぁぁぁ!!」 下手な事をしたらこっちに怒りの火の粉が飛んできそうです…くすんと鼻を鳴らす私の頭をぽんぽんと撫でて、スウィーツさんはお爺さんの荷物の奥の奥(…が、あったんですね…)に手を突っ込みました。 やられたらやり返す、またやらかそうなんて考えないくらいに絞り盗るのがハンターだ。 太く逞しく生きるんだぞ」 「は、い…?」 肩に手を置き、いつもと変わらぬ顔のスウィーツさん。 ……私の中のスウィーツさんがどんどん変わっていきます…。 それでもやり過ぎじゃないかとチラチラ見ていたら、「夜もセクハラの被害に遭ったんだ、気にする事は無いし許すな」と。 きっと咲もそう言うだろうと言われて、やっとこくりと頷きました。 小さくなる背を鼻で笑ったチェダーさんはくるりと振り向くと、溜息を吐いてスウィーツさんの隣に腰掛けました。 「まったく。 いい歳こいて色惚けとか勘弁して欲しいよ」 「人恋しかったのでしょうかねぇ」 「…夜ちゃんはもっと警戒心持たないとね。 恋人でもない異性に胸を触られるなんて重罪だから。 …何かスウィーツの顔見ると胸揉みたくなるんだよね…」 「女顔って言いたいのかよ!?」 怒鳴るスウィーツさんの唇に強走薬の瓶を当てて、「私、君の綺麗な顔が大好きだよ」と悪戯っ子のような笑みを浮かべました。 それにそっぽ向くスウィーツさんにこっそり笑ったチェダーさん。 何故か迅竜の骨髄を私に持たせるのに、こてんと首を傾げました。 「夜ちゃんも被害者だからね。 見れば何とも無いのですが、……一分経った頃でしょうか、何かが光っています。 ここは一旦引くか?狩ることもないだろう」 「村に来なければ別に良いんだけどねぇ」 「報告だけしておくのはどうでしょうか?」 「そうしようか。 スープなら後で温めるだけですし、他の料理は飼い主さんが来てから猫達が作ってくれるそう。 私はコトコトと煮込む鍋を背に、ゆっくりゆっくり林檎を剥いていました。 これも飼い主さんが狩りに行ってる最中、キャンプの火の面倒を見続けた成果ですね。 さっきの子なんて耳が半分折れてしまいましたし。 「…、……痛っ」 ………しかも、手までざっくり……飼い主さん、早く帰って来ないかな……。 慌ててすっ飛んできてくれた猫さんに薬を塗ってもらいながら、変な兎を齧っては、ちらちらと扉に目をやります。 飼い主さんが帰って来るまでには時間がたっぷりあります。 だけど……もしかしたら、早く帰って来てくるんじゃないかって、期待してしまう。 「ありゃりゃ、夜ちゃんざっくりやったねー?」 「林檎を剥いていたら……情けないです」 「いや、ここまで剥けたんなら大したもんだわ……で、これよかったら、お裾分け」 「わっ申し訳ないです!」 「いーのいーの。 スウィーツは多く作っちゃう子だからね。 それに今日は咲ちゃんも遅いし……夕飯食べた?」 「はい、林檎を」 「……林檎を?」 「林檎を」 好物なのです、と言えば、お二人共すごく渋い顔をして見つめ合ってます。 本当に仲の良い二人ですよね…。 少し俯いていると、チェダーさんの「じゃじゃじゃじゃーん!」という声と共に綺麗に布に包まれていた箱が開いて、スウィーツさんが作ってくれたお裾分けを見せてくれました。 * 「おっしゃー!獲ったどー!!」 「うっせぇ。 叫ぶな」 「えー、だって折角の勝利の余韻が……え、何処行くの?」 「暑いから帰る。 俺はシェリー一筋なのにさー?俺は本命以外は見ておくだけにしときたい派なの!」 「いや、お前はヘタレなだけだろ」 「ちーがーいーまーすー……って、咲、お前またそっち行くの?」 「……他の奴と会いたくないんだよ」 「もう誰も兎ちゃん事件の事は言わないってぇー!一部のハンターからは『意外過ぎて可愛い!』とか言われてんだぞ、お前」 「……?女のハンターなんか乗ってたか?」 「あ、いいや、『そっちの』ハンターさんが……」 「俺絶対この部屋から出ない。 …じゃあな。 凍土も同じく苦手だけどなんとか大丈夫。 料理できないのは猫任せ、後輩(=スウィーツ)が色々持って来てくれるから。 ていうか本人がやる気出して調理しようとすると誰かが止める。 普段料理しろって言うくせに何故か止める。 スウィーツと咲はキャラが似てる感じがするけども、スウィーツはツンとしてても照れたり笑ったりするけど、咲はなんか寡黙。 溜息と眉間にしわを寄せるのがデフォ。 でも内心可愛くてふわふわしたものが好き。 年齢は特に決めてないけど、チェダーさんは咲と同い年か一二個下。 スウィーツはチェダーさんとは三歳下。 兎さんはこの中で一番若い。

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🐹「お前、俺の飼い主ならば 俺の体、俺より管理しろ」

お前俺の飼い主ならば

出典: え?にゃんぱく宣言?もしやあの「関白宣言」の・・・? 関白宣言と言えば、「俺より先に寝てはいけない」「めしは上手く作れ」「黙って俺についてこい」のあれですね。 とあるツイートでは「昔、関白宣言にはいらっとしたけど、にゃんぱく宣言にはメロメロ」とのこと。 愛猫家さんたちがハートを鷲掴みにされているようです。 にゃんぱく宣言は、ちょっぴり上から目線の猫様から飼い主になる人へ送ったメッセージソング。 猫を飼うなら「終生飼養」「適正飼養」「室内飼育」を守り、猫の一生に添い遂げようと大切なことを訴えています。 7月1日よりテレビ、ラジオ、新聞等でのACジャパンによるJSPCA 団体支援キャンペーンがスタートすると、「その通り!」「泣いた」「最後まで大切に飼います」「素敵なCM」とネットやSNS上も賛同の声が続々で大きな話題になっています。 CMは一年間放映、作詞作曲はさだまさしさんです! TV CMでは、「俺の体俺より管理しろ」と嫌がりながら爪切りされている猫さんのシーンから始まります。 にゃんぱく宣言は、あの有名な「関白宣言」のメロディに乗せ、猫ちゃんから飼い主さんへ猫飼いの大切な心得「終生飼養」「適正飼養」「室内飼育」を歌ったメッセージソングでした。 コミカルな中にも深いメッセージ性があり心にぐっとくるテイストにさだまさしさんの実力を改めて感じました。 SNS上の共感の嵐を見ると、日本も捨てたものじゃないなと思います。 さらに多くの方に、特にまだ猫飼いの心得を認識していなかった方にも、このメッセージが届くことをお祈りせずにはいられません。 猫さんにとって頼れるのは飼い主さんだけ、愛猫さんを守れるのは飼い主さんだけです。 猫飼いの心得を守りながら、人生のパートナーとして猫さんの一生に添い遂げてあげましょう。 この記事への書き込みは編集部が確認・承認した後反映されます。 書き込みに関する注意点 この書き込み機能は「他の猫の飼い主さんの為にもなる情報や体験談等をみんなで共有し、猫と人の生活をより豊かにしていく」ために作られた機能です。 従って、下記の内容にあたる悪質と捉えられる文章を投稿した際は、投稿の削除や該当する箇所の削除、又はブロック処理をさせていただきます。 予めご了承の上、節度ある書き込みをお願い致します。 ・過度と捉えられる批判的な書き込み• ・誹謗中傷にあたる過度な書き込み• ・ライター個人を誹謗中傷するような書き込み• ・荒らし行為• ・宣伝行為•

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飼い主と犬。(R20)

お前俺の飼い主ならば

アレは婚約者が…浮気防止用って…!」 「おい、泣くなよ」 たん、たん、たん、…… 「…………」 「なんだよ」 「…いやね、何ていうか…お前、雰囲気柔らかくなったよな」 「そうか?」 「さっきの昼飯の時にボケーと林檎を兎ちゃんにした時とかな。 スウィーツさんが採掘を止めて休んでいる隣で、私は採ったばかりのタケノコをポーチの中に詰め込んでいました。 私が声を潜めて呟いたのにスウィーツさんが呆れた視線を向けた先で、チェダーさんはお爺さんの服の胸元を掴んで怒鳴っていました。 痛い、痛いよ、お爺ちゃん死んじゃうぅぅ…!」 「もういっそ殺してやろうか、モンスターの巣に放り込んでやろうか……!」 ギギギ、と口の端から涎を垂らしながら首をブンブン振るお爺さん。 目が笑っていないチェダーさん。 スウィーツさんの双剣でお爺さんの少ない頭髪を剃っただけで十分大ダメージだと思うのです、そのあとにローキックも入れてましたしね。 ですがチェダーさんはこの通り怒りが収まらないご様子で、普段の穏やかな声も言葉遣いも荒々しいのです。 スウィーツさんは見ないふりをして採掘した物をポーチに入れていましたが。 了解しました」 そういえば私も飼い主さんの代わりに飼い主さんのポーチから道具を出していましたしね、お爺さんの代わりに渡すだけですもの。 夜ちゃん、それこっちに渡してくれるー?爺さんが詫びにくれるらしいから」 「ふがもももっ」 「あの、逆鱗しか…なくて…」 「もー、夜ちゃんったら泣きそうな顔してー…大丈夫、夜ちゃんは悪くないよ?」 「泣き、顔もそそるのう…いだだだだだだっ!!」 「テメーは黙ってろよ、老いぼれがぁぁぁ!!」 下手な事をしたらこっちに怒りの火の粉が飛んできそうです…くすんと鼻を鳴らす私の頭をぽんぽんと撫でて、スウィーツさんはお爺さんの荷物の奥の奥(…が、あったんですね…)に手を突っ込みました。 やられたらやり返す、またやらかそうなんて考えないくらいに絞り盗るのがハンターだ。 太く逞しく生きるんだぞ」 「は、い…?」 肩に手を置き、いつもと変わらぬ顔のスウィーツさん。 ……私の中のスウィーツさんがどんどん変わっていきます…。 それでもやり過ぎじゃないかとチラチラ見ていたら、「夜もセクハラの被害に遭ったんだ、気にする事は無いし許すな」と。 きっと咲もそう言うだろうと言われて、やっとこくりと頷きました。 小さくなる背を鼻で笑ったチェダーさんはくるりと振り向くと、溜息を吐いてスウィーツさんの隣に腰掛けました。 「まったく。 いい歳こいて色惚けとか勘弁して欲しいよ」 「人恋しかったのでしょうかねぇ」 「…夜ちゃんはもっと警戒心持たないとね。 恋人でもない異性に胸を触られるなんて重罪だから。 …何かスウィーツの顔見ると胸揉みたくなるんだよね…」 「女顔って言いたいのかよ!?」 怒鳴るスウィーツさんの唇に強走薬の瓶を当てて、「私、君の綺麗な顔が大好きだよ」と悪戯っ子のような笑みを浮かべました。 それにそっぽ向くスウィーツさんにこっそり笑ったチェダーさん。 何故か迅竜の骨髄を私に持たせるのに、こてんと首を傾げました。 「夜ちゃんも被害者だからね。 見れば何とも無いのですが、……一分経った頃でしょうか、何かが光っています。 ここは一旦引くか?狩ることもないだろう」 「村に来なければ別に良いんだけどねぇ」 「報告だけしておくのはどうでしょうか?」 「そうしようか。 スープなら後で温めるだけですし、他の料理は飼い主さんが来てから猫達が作ってくれるそう。 私はコトコトと煮込む鍋を背に、ゆっくりゆっくり林檎を剥いていました。 これも飼い主さんが狩りに行ってる最中、キャンプの火の面倒を見続けた成果ですね。 さっきの子なんて耳が半分折れてしまいましたし。 「…、……痛っ」 ………しかも、手までざっくり……飼い主さん、早く帰って来ないかな……。 慌ててすっ飛んできてくれた猫さんに薬を塗ってもらいながら、変な兎を齧っては、ちらちらと扉に目をやります。 飼い主さんが帰って来るまでには時間がたっぷりあります。 だけど……もしかしたら、早く帰って来てくるんじゃないかって、期待してしまう。 「ありゃりゃ、夜ちゃんざっくりやったねー?」 「林檎を剥いていたら……情けないです」 「いや、ここまで剥けたんなら大したもんだわ……で、これよかったら、お裾分け」 「わっ申し訳ないです!」 「いーのいーの。 スウィーツは多く作っちゃう子だからね。 それに今日は咲ちゃんも遅いし……夕飯食べた?」 「はい、林檎を」 「……林檎を?」 「林檎を」 好物なのです、と言えば、お二人共すごく渋い顔をして見つめ合ってます。 本当に仲の良い二人ですよね…。 少し俯いていると、チェダーさんの「じゃじゃじゃじゃーん!」という声と共に綺麗に布に包まれていた箱が開いて、スウィーツさんが作ってくれたお裾分けを見せてくれました。 * 「おっしゃー!獲ったどー!!」 「うっせぇ。 叫ぶな」 「えー、だって折角の勝利の余韻が……え、何処行くの?」 「暑いから帰る。 俺はシェリー一筋なのにさー?俺は本命以外は見ておくだけにしときたい派なの!」 「いや、お前はヘタレなだけだろ」 「ちーがーいーまーすー……って、咲、お前またそっち行くの?」 「……他の奴と会いたくないんだよ」 「もう誰も兎ちゃん事件の事は言わないってぇー!一部のハンターからは『意外過ぎて可愛い!』とか言われてんだぞ、お前」 「……?女のハンターなんか乗ってたか?」 「あ、いいや、『そっちの』ハンターさんが……」 「俺絶対この部屋から出ない。 …じゃあな。 凍土も同じく苦手だけどなんとか大丈夫。 料理できないのは猫任せ、後輩(=スウィーツ)が色々持って来てくれるから。 ていうか本人がやる気出して調理しようとすると誰かが止める。 普段料理しろって言うくせに何故か止める。 スウィーツと咲はキャラが似てる感じがするけども、スウィーツはツンとしてても照れたり笑ったりするけど、咲はなんか寡黙。 溜息と眉間にしわを寄せるのがデフォ。 でも内心可愛くてふわふわしたものが好き。 年齢は特に決めてないけど、チェダーさんは咲と同い年か一二個下。 スウィーツはチェダーさんとは三歳下。 兎さんはこの中で一番若い。

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