僕の心のヤバイやつ 45。 【速報】最新3巻も大好評な桜井のりおさんの「僕の心のヤバイやつ」の最新話、ついに公開されてしまう

【速報】最新3巻も大好評な桜井のりおさんの「僕の心のヤバイやつ」の最新話、ついに公開されてしまう

僕の心のヤバイやつ 45

・僕ヤバ3巻の書き下ろしについて感想。 特装版小冊子の書き下ろしについても本記事で感想を書きます けども、まだ手に入ってないんだよな……(手に入ったんで下の方に追記)。 アンソロについては特に何も書きません。 画像は貼らないけども、一応ネタバレ注意。 ・書き下ろし分を〜と言いつつ、とりあえずは3巻全体を改めて読み返しての感想としましょう。 思い返せば2巻が昨年の9月発売なので、ざっくり9ヶ月ぶりの新刊だ。 な、長かった……。 ・本編の『Karte. 31 僕はLINEをやっている』から『Karte. 44 僕らはLINEをやっている』までと幕間、本編に関わるツイヤバとクリスマス番外編に、書き下ろし『イチゴと』が収録された3巻。 単行本派の友人は発売前にこの目次だけ見て、「最初と最後の話でタイトルが『僕は』から『僕らは』になってるのいいな。 楽しみ」とかのたまってたが、お前単行本派なんて悠長なことしてないで連載を追う方に来いよ。 間に合うからさ。 ・1巻は市川が、2巻は山田が相手のことを観察し、恋に落ちて自覚するまでが描かれていた。 じゃあ3巻は? ・どうしようかな。 とりあえず『イチゴと』の感想をば。 ・時系列としては明確に『僕は夢を見た』のその直後だ。 帰り際、市川母と遭遇していた山田。 市川を着替えさせ、その寝顔をそれなりに見つめたのちに家を出たのだろう。 うろうろしていたのはまだ心配だったから。 市川大丈夫かな……の精神。 ・『僕は夢を見た』の感想でも書いたが、そもそも市川の風邪に対して負い目はあっただろうし、病身の市川があれこれ動いて倒れたのも自分が見舞いに来たせいだ。 一旦は迎えてくれた、それなりに普段通りっぽい市川を見て安心した心は、倒れて朦朧とする姿を見て再び不安に染められたことだろう。 もちろんただの風邪だ、常識的に考えてどうこうなる確率は低く、それくらい山田もわかってはいるだろう。 ただ不安とは膨らむもので、ベットに寝かせたはいいものの、依然しんどそうなのは変わりなく。 とはいえいつまでも部屋にいるわけにもいかないし、自分に移ったとなると今度は市川が負い目を感じる、かも。 ・どこまで考えていたかは知らないが、彼をよく知る彼の母から、いつものことだと、一晩寝れば治るんだと聞かされ、安堵で涙が出るくらいには不安だったのは間違い無いのだ。 こんな綺麗な涙、ある? ・先走ったな。 市川母を見つけ、距離を詰める山田。 縮地だ。 「ご近所さん?」っつって、こんな綺麗な子が自分の息子のお見舞いに来たとは思いもしない母。 市川の鈍感さはこっちからの遺伝か? ・「京太郎くん」が言えない山田。 鳴き声か? 『マン』のコベニが似たような鳴き声発してましたね。 意味合いは何もかも違うけど、 ・安堵の涙を流す山田。 もっかい言うけど、こんな綺麗な涙、ある? 誤魔化し方がだいぶのこと苦しいけど、変な子で流す市川母。 うん、市川の母だ。 ・翌日。 明確な。 明らかに風邪を引いている山田だが、本人は喉だけだと言い張る模様。 昨今のあれこれは脇に置いといて、とにかく無事な市川を確認したい一心で登校したのだろうか。 可愛げの塊だが、うん、やっぱりマスクはして欲しい。 ・風邪じゃない説も考えたが、ちょっと思いつかない。 これが例えば目も充血してるとかなら「泣いてたのかな?」ってなるけど、喉だけの不調ってカラオケの翌日とかでしょう。 ・どこまで市川が覚えているか、不安な模様。 本編の描写を信頼すると、山田が抱きとめるまでだが、山田さんは逆にどこを憶えられてたらマズイと思ってるんだろうか。 事実として、ズボンまでは少なくとも変えてるわけだけど。 このあたりの山田の行動、茶化しは抜きにするとだ、行動の最中におそらく邪念は無かったんだろうとは思う。 あんな涙見ちゃあねぇ。 ただ、大胆すぎることしちゃったと後から羞恥に悶えるくらいはあったんだろうなとも。 だから問い詰めたわけだし。 ・夢占い……。 『夢がそういうシチュエーションの場合、あなたはその夢に出てきた人のことが好きです!』みたいなやつできるな……。 頭が悪すぎるけど。 かぐや様かよ。 ・イチゴは山田のだった! 行間を補填する、とても嬉しい情報。 市川にはバレたくないようだが、この辺は乙女心か。 山田、わりとぐいぐい市川にいってるんだけど、好意に繋がりそうな情報はなるべく隠そうとしてる。 イチゴもそうだし、『僕は勉強を教える』で彼氏さんから「最近結構市川くんの話する」と言われたときも誤魔化してた。 ・幕間は…いいか。 一個だけ、Karte. 34の幕間で山田が「この私ですら」って言ってるとこ、「この乳ですら」に一瞬空目した。 ごめんなさい。 ・LINEのやりとりについて。 もう、じゃれ合ってるのがすごく胸にクる。 山田はこういうのがしたかったんだろうな、ずっと。 ああ最高。 え、これ私が見ていいやつなのか、2人の間だけのもんじゃないか。 ・見てくださいよこれ、市川が謎ルールで勝利宣言してるんですよ、こんなことLINEじゃないと出来なかったでしょ。 『お』を混ぜたのもトラップとしてだ。 そんでさ、「喋ったから」で一旦会話が途切れてんだけどさ、これこそ市川「あああああああああああ」ってなってたんじゃないでしょうか。 基本即レスだった山田からの返信が途切れたんだもの。 「ヤバい、調子乗ってると思われた?!」なんてさ。 そんで待ってたんだろうな。 LINE画面開いてると即既読になるからそれは我慢して。 「明日の予定まだ聞いてないし」みたいな言い訳をしながら。 山田さん、18時から日付越えるまで放置はちょっと可哀想ですよ。 一応付き合ってないんだから責める話じゃない? それはそうだけどさ……。 ・最後の「おやすみ」4巻収録分で申し訳ないんだけども、Karte. 45冒頭のLINE画面を見るに送ってないように見える。 いや、分かんないんですけどね。 どうなんだろう、送ってる方が自然に思うっちゃ思うんだけど。 これは宿題だな。 ・今日はここまで。 小冊子の方は入手したら追記します。 ・遅ればせながら、ようやく特装版を入手したので感想を書いていきます。 繰り返しになるけどネタバレ注意で。 ・プロフィール帳と書き下ろしの『きずあと』について。 『言葉にできない』は過去に感想記事書いてるんで、そっちを探してください。 別に見なくてもいいけども。 ・まずプロフィール帳。 いやね、私こっちはあんまり注目してなかったし、だから感想も書くつもりはなかったんだけど、かなりの情報量が詰まってて予想外だった。 ありがたや。 特にツイヤバネタっぽいのが多くて、これ時系列考察に使ってもいいのだろうか。 ・小ネタ拾いは後にして、とりあえず素直な感想を。 まず山田の方なんだけど、チャームポイントに身長って書いてるのがちょっと意外だった。 山田は自分の女の子らしくなさをちょっとコンプレックスにしてる風だったから(ツイヤバ『女の子らしくない』、本編『僕は見えない』の原さん評)。 モデルだしその身長、スタイルをウリにしてる(たぶん)のだから、自信を持ってるのは当然といえば当然か。 自分に無いものを羨ましがったからといって、自分の持つものを誇りに思ってはいけないなんて話はない。 それはそれ、これはこれ。 ・食べることが特技ってちょっと意味がわかんないですね。 確かに早食い、大食いは見事だけども……。 ・好きな食べ物:肉まんミルク……。 これ以上ない匂わせだ。 というかさ、ミルクはともかく肉まんとがここにエントリーしてるってことは、ツイヤバ『冬の帰り道、初めてを分け合った』はこのプロフ帳が描かれた時期より前ってことでいいのかな。 山田のコメントて席替え後すぐっぽいし、時間がないって市川のコメント(言い訳)て冬休み前に返してる感じ。 ・あ! そうだ、小冊子についてじゃないし話がずれるが、3巻のおまけとしてクリスマス番外編が入ってる位置、あそこは時系列的にもあそこってことでいいのだろうか。 つまり席替えの前。 この辺りのカレンダーはちゃんとしてそうなのでちょっと整理しよう。 アタマとケツを決めて逆を追えば早い。 意味の無い考察でした。 話を戻そう。 ・いや、言いたかったのはね。 ・市川の方、空欄が多い。 一応真面目に書くし嘘もないようにしてるけど、だからこそ長所やチャームポイントといった自分のいいところを一つも書けてないってのが悲しい。 市川お前いいところいっぱいあるのになぁ……。 空欄全部山田に書かせろ。 おい山田、将来の夢には山田のお婿さんって書いとけ。 他は好きにしろ。 同学年に比べての発育の悪さも頷けるが、希望はあるということでもある。 156. 5cm……。 中2男子の平均身長が160. 0cm、中1が152. 8cm(出典:令和元年度 学校保健統計)で、市川の身長は数値的にほぼ中間に位置している。 早生まれを考慮すれば、平均身長と言ってもいいだろう。 たぶん。 きっと。 おそらく。 知らんけど。 私はパーなので、それぞれ誰を書こうとしたのかわかりますがね。 というかさ、消してるにせよ一旦書こうとするって、素直か。 ・恋愛欄。 市川は一旦『いない』に丸をつけようとしたが、生真面目ゆえに無回答だ。 嘘は付きたくないと。 というか、この欄自体相当悩んだようで、ペンの染みがちょこちょこある。 ……シャーペンで下書きしたのかなと思った(だから原さんが筆跡見るために裏面睨んでる)けど、染みがあるってことはペンで一発書きってことでいいだろう。 書き出しを見るにこっちも最初はいないに丸つけようとした感じだ。 同じ嘘をつきたくないでも、市川は無回答、山田は誤魔化す感じの嘘。 個性出ますね。 ・山田、告白されたことあるんだな。 いやかなりの『そらそうだろ』案件だし、そうだろうなとも思ってたけど、こう明言されるとキャラの質感が違うのだ。 この感じ、わかってくれるだろうか。 山田は決してそれらと無関係で今まで生きてきたわけではないという事実。 告白とは、ナンパイのアプローチすら迂遠になる、直球の『恋愛』だ。 普通はね。 その時はおそらく小林のガードもないはずで、そんな状況を山田は(おそらくは何度も)経験してきてて、その上での今だ。 山田と市川はともに初恋だけど、その色はかなり違う。 ・図書室にも『たまに』来てね。 『たまに』ですよ『たまに』。 しょっちゅうは来んなよ、邪魔すんなよってことですよ。 これは怖い。 冗談です。 ・ちょっと長くなりすぎですね。 『きずあと』の感想行きます。 ・『言葉にできない』のその後。 山田の傷の手当てのために保健室に訪れたとこからスタートです。 わざわざベットの方に移動する山田。 「疲れちゃったからさー」ってのはちょっと意味わかんないけど、本音は少しでも人目のつかないとこでイチャイチャしたいってことでしょ。 あとあれ、ソファーだと市川は横に座れず立ちっぱになるだろうし、そうなると手当て終わったら授業に戻りそうだから、ベットの方に座らせて足止め。 ・昔からよく怪我すると。 怒られるのわかってるなら控え目にすりゃいいのに……。 体操服土だらけだけど、山田の体躯で誰かに転かされたってことはないだろう(女子だし、あとバスケの件もあるし)から、今回は明らかに自分で負った怪我だ。 山田さん、あなたモデルなのよ……? 一巻で「子供だから怪我することもあるとか そう思われるのが1番悔しい」って言ってたじゃない……。 あの涙はどこに……。 ・縫うレベルの怪我もしたことあると。 手術! 大事だ。 位置はくるぶし。 手術ってことはボルトとか入れたのか。 そんなことあったのに未だに定期的に怪我してくるとなると、モデル関係なしに山田母としては気が気じゃないだろうね。 モデル始めたら多少マシになるかな……とか当初は考えてそう。 残念、一応プロ意識は芽生えたけど、は治りませんでしたー。 大型犬め。 ・触らせるって、どんなプレイですかお姉さん。 でのチラ見せがこの辺りで、こいつら一体何してんだと話題になってましたが、答え出ましたね。 遠い意味での性交でした。 全員正解、おめでとうございます。 ・足に感覚を集中させてたところ、足裏にアタック! 山田は大ダメージを受けた!市川は冤罪を受けた! これは全面的に山田の自業自得だけど、別に悪い気はしてないだろお前。 何が卑怯だ。 ・保険医は何してんのあんた……? 生徒来たら対応しようと思ってたけど、来たのがこの2人だから放っとこってことか? 正しすぎる選択に惚れ惚れするが、保険医としてはダメだろ。 この人、この作品において1番いい位置にいる気がする。 次点が原さんか、図書室のあの先生。 ・はい、ここまで。 買って良かった特装版。 買わない選択肢はなかったけども。 ちなみにで買って、フェアのももらいました。 裏面の絵がいいね。 来週には本編が更新するので、もうこれ僕ヤバ月間だろ。 senkutsu.

次の

【インタビュー】『僕の心のヤバイやつ』桜井のりお「読者にも、二人の初恋を追体験してほしい」|コミスペ!

僕の心のヤバイやつ 45

『僕ヤバ』45話のサブタイトルは「僕は待ち合わせをした」。 君オクを借りるため、渋谷で待ち合わせ。 「最寄りでいいだろ!」と呟く市川は山田の意図を汲み取りきれていないようで。 自分がデートに誘われているとはつゆとも知らず。 クリスマスイブを指定したのも偶然じゃないし、何かのついでじゃなくて市川と会うためにセッティングされたんですよ。 山田が勝負に出た形。 早めに着いちゃってソワソワしちゃう市川が可愛い。 「ウキウキしてない」と言い訳しつつ、楽しみにしてるのが見え見えですからね。 同じく早めに来た山田を見つけたときの反応よ。 好きな子の学校とは違う姿にドキッとしない男子なんていません!!! 山田の本気コーデ、恐るべし。 街中でもひときわ存在感を放つ。 ただ、食い意地が張っているのをみると、いつもの山田だなあと安心させてくれる。 不審者を見るような目つきから、市川だと分かってパーっと明るい表情になるのが本当に好き。 フードを被った黒マスクの怪しげな男が近づいてきたら、誰だって警戒するわ。 急いでファミチキを食べて、リップを直す山田の乙女っぷりに心を撃ち抜かれました。 ありがとうございます。 食べてからリップを塗るまでの表現がわざとらしくなくてとってもナチュラルなんですよね。 また、編み込みのほうを市川に見てもらえるよう、右側を歩く立ち回りはさすがとしか言いようがない。 ところで、紙袋の取っ手を片っぽずつ持って擬似手繋ぎってどうやったら思いつくんですか!?!?!普通に手を繋ぐよりも高度だと思うんですけど!!! そりゃ市川も気恥ずかしくて距離を取りますよ。 しかし山田は逃がさない。 さすが肉食系女子。 しかも紙袋にはハートマーク。 もし街中でこんなカップル見かけたら尊死するわ。 というかすでに尊さで胸がいっぱいになってるわ。 後ろのカップルがまた良い仕事をしてるんですよね。 彼らは目の前を歩く初々しいカップルを見て何を思うのだろうか。 「これもう手繋ぎやん!!!」と読者に示したうえで、山田と市川の微妙な距離感をも表現する。 桜井のりお先生、天才の所業やでえ… 「なんだかデートみたい」じゃなくて、間違いなくデートなんだよ、市川。 なんだか無性にパンケーキが食べたい気分になってきましたね。 クリスマスイブのデート回の初っ端から、とんでもないイチャイチャを見せつけられて最高です。 ここからどこまでいっちゃうんだと期待感が高まる。 「待ち合わせ不幸回」とは何だったのか。 ちなみに1コマ目のLINEの画面で市川が何かしらの画像を送っているように見えるのは、ツイヤバで補完される形かな。 端だけ表示させるとは。 桜井のりお先生は匂わせの達人か? 追記 山田と市川の紙袋の持ち方は「ゼクシィ持ち」というらしいですね。

次の

漫画紹介「僕の心のヤバイやつ」|ゆんちゃん|note

僕の心のヤバイやつ 45

中二病の陰キャ男子・ 市川京太郎と、学園カースト頂点の美少女・ 山田杏奈。 まるで接点がない二人の距離が、偶然にも縮まっていき……京太郎の青春が今、静かに動き出す……! 『僕の心のヤバイやつ』第3巻書影 陰キャ少年と陽キャ美少女の 極甘青春ラブコメディ『』が、『』で4位に選ばれました。 そこで前回のインタビュー()に続き、 桜井のりお先生へ二度目の取材を実施! 前回のインタビューから丸一年、大きく関係性が変化した市川と山田の恋心を桜井のりお先生に直接語っていただきました。 今の率直なお気持ちをお聞かせください。 桜井:読者投票の賞なので、たくさんの方が読んで支持してくださっているのが実感できました。 SNSでもすごく熱い応援をいただいていて、とても嬉しいです。 みなさーん!この度「第4回みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞」にて僕の心のヤバイやつが4位をいただきました!投票してくださった皆様、本当にありがとうございます。 今までは1話完結のギャグだったので、これからの展開を楽しみにしてくれているのが、今までと違うなって。 桜井:反響があるのは嬉しいんですけど、プレッシャーが大きくなる不安と、両面あります。 毎回トレンドに入っていると、いつか入らなくなるんじゃ……みたいな。 桜井:ちょっと怖くなっちゃうところもありますね。 『王様のブランチ』はよく見ていましたので、ブックコーナーでいつか取り上げられないかなー? とは思っていましたけど、まさか本当に出るとは(笑)。 桜井:今まではマンガが好きな人に読んでもらえている感触はありましたけど、ここ最近は本当に、それほどマンガに触れていない方にも読まれ始めているのかなって感じています。 桜井:心の動きを描くことって、 私自身の気持ちや感覚を晒す感じなんです。 「これって共感されるのか?」「自分が正しいのかな?」って不安でしたので、読者さんに伝わっていて安心しました。 桜井:ギャグって共感じゃなくて、ハチャメチャなことが面白いってことなので。 感情を共感されるようにマンガを描くのは初めてでしたから、自分の感覚が合ってるかどうかが不安だったんです。 市川に感情移入してくれている読者さんが大勢いるから、ちょっとでもおかしな行動をしたら「あれ?」って思われるんじゃないかなって。 なので、説明しすぎるってことはありませんね。 分かりにくさでいうと31話のLINEを交換する回のラスト。 結局 市川と山田がLINEを交換したかどうかが分からないので、おまけで描いてほしいって担当編集さんから言われた記憶があります。 担当編集:そうしないと3巻最後のエピソードに繋がっていかないんですよね。 でも『僕ヤバ』は、よほど分かりにくい時を除いては修正をお願いすることはありません。 ネームの段階で、ほぼ最終形態に近いものが来るんです。 本当に編集者としてそれでいいのか? って僕も葛藤があって、毎回何かツッ込めることはないか、必死に探してはいるんですけど(笑)。 桜井:あと、読者の中で意見が割れていると感じたのは、LINEの回で、山田が石室くんと同じマンションだから 「親同士が仲良いんだ」って市川に聞こえるように言っているシーンです。 「石室くんとは別に仲良くないよ」って事をアピールしているのか、市川に嫉妬させようとして発言しているのか、これはどっちの意図なんだろうって。 分かりにくいのはちょっと反省してるんですけど。 桜井:市川は鈍感な時もあるし、敏感すぎる時もあるし、そこのさじ加減は難しいですね。 鈍感っていうよりも、 気づきつつも認められない心の葛藤を描きたかったんです。 桜井:山田のことが好きだけど、どうせ自分には手に入らないからって、 悪い方へ勝手に解釈しちゃう。 そういう心の動きって、多かれ少なかれ誰でもあると思うんです。 本心では欲しいのに、「まぁ、いらないかなー?」みたいな斜に構えてしまう時はあります。 深く考えすぎちゃうみたいな。 桜井:この回はやらポをぶち込みました。 桜井:そうですね。 マイナス思考を否定するんじゃなくて、 「そのままがいい」って言ってくれる存在が描きたいですね。 マイナス思考になっている市川って可愛いところがありますので。 桜井:ストレートには決心してはいないけど、市川なりに 「将来はこうなりたいな」って考えている部分を持っています。 そこはうっすらと読者の方にも想像してほしいと思っています。 山田の顎クイに作者も驚愕「えっ!? 「陰キャと陽キャが徐々に交わっていくのがたまらない」「甘酸っぱい距離感は青春そのもの」といった声があります。 二人の距離感が近づいていく様子を描くことについて伺えればと。 桜井:どのくらい近づけるべきかって距離感の塩梅は大変ですね。 私が考えている以上に、山田が市川を好きになるにつれて、どんどん近づいてしまうんですよ。 私としては、山田にはもうちょっと慎重にやってほしい(笑)。 そんな思惑があるんですけど、山田の方から勝手に市川に近づいてしまうことが最近出てきています。 桜井:なので当初想定しているよりも、早いペースで二人が近づいている感じがします。 たぶん、 山田は考えるよりも先に動いちゃうタイプなんだろうなって。 でも動いちゃうけど後で反省するみたいな。 そういう感じがいいなーって思います。 46話のカフェの回で、最後に山田が顎クイするじゃないですか。 ここが自然に出てきて、私も「えっ!? 山田?」って驚きました。 桜井:そこは市川を見守りたくなるような存在として描いているところが、気に入っていただけたんだと思います。 相手が目の前にいなくても 「この場面だったら、あの人はどうするんだろう?」とか 「今頃何してるのかなー」って、常に相手のことを考えてしまう。 そんなところが男女問わず可愛いですよね。 山田がいい影響を与えているんでしょうか? 桜井: 「中二病が治っていく」というのは初期のテーマだったんで、はい、そこは想定内ですね。 桜井:そこは、 市川が自分のことをそこまで信用してないんでしょうね。 桜井:メガネは単に好みの問題で、今までに描いたマンガでも、そんなにメガネキャラって出てきてないと思います。 あと市川って、どこかカッコつけみたいなところがあって、そんなにオタクっぽくない方がいいのかなって感じです。 独占欲が意外と強いんでしょうか? 桜井:独占欲よりも、 自分しか知らない山田を全世界が知ってしまう恐怖の方が強いんだと思います。 彼みたいな性格だとマイナー好きになるから、それがメジャーになると悲しいって感覚があるんでしょうね。 桜井:『僕ヤバ』に限らず『ロロッロ!』も同じなんですけど、絶対に下着を描かないって決めているわけではないので。 ここのシーンは、隠すと逆に不自然になっちゃうかなーと(笑)。 必然性を一番大切にしています。 桜井:あの無言の感じ(笑)。 あそこはねっとりと、無駄にコマを多くして描写しました。

次の